河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-91

2006年10月31日 | Weblog
考え方のヒントとして。

子供の頃、生物学者になりたかった。
草原の中で走り回るのは気持ちよかったし、虫もいたし、蝶はきれいで、顕微鏡を覗くと不思議な世界もあったからだ。ただ、最終的にはそちらの方に進まなかった。

今、一人のビジネスマンとして仕事をしていると、植物学者にならなくてよかったと思う。

なぜか。
それは生物(植物)学者では社会との接点が少なすぎるからだ。
バランスが悪い、とも言える。
自由度も今より少ないだろう。

学問の場合、その成果を出すのは対象をごく限られたところに向けなくてはならない。それが学問だ、とマックス・ウェーバーは著書の中で言っている。

広い世界を相手にいろいろ出来る。
これがビジネスマンのいいところである。
植物学は今からでも道楽で出来る、という現実もある。

過去に、職業選択で迷った人は多いはずである。
結論から言えば、社会との接点が多く、稼ぎ高が一定以上あればよい。
人間を磨くには、大変なことが多いゆえにビジネスの世界は魅力的な場である。

何よりも参加者が活き活きとしている、と思えるのは私だけだろうか。
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実行へのヒント-90

2006年10月30日 | Weblog
嬉しい、「美姫スマイル」復活。

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカ最終日の28日、女子ショートプログラム(SP)で2位だった安藤美姫(トヨタ自動車)が自由で1位となり、合計192.59点をマークして逆転で初優勝した(asahi.comより)。


今回の美姫スマイル復活は特別嬉しい。

それは浅田真央選手が正に優勝候補であり、華麗なジャンプや演技は年齢も若く、体重も軽いことからも有利だと考えられていたから。

また、荒川静香選手の金メダルの陰で恐らく悔し涙を浮かべていることが手に取るようにわかっていたから等々・・・。

色々あるが嬉しい。

どん底の悲哀を味わったものが復活して勝利を掴む、というストーリー自体は単純だが感激を伴う。
しかし、本人をはじめ関係者の胸の内はさぞ複雑だったことだろう。
勝利を手にするまでは。

頷くのは彼女はその過程で基本に戻っていることだ。
呼び戻したのは何であっただろうか、それはわからない。

しかし、ジャンプ、スピン、ステップに、今回は「吹っ切れた者」としてのキレをみんなが感じた。
テレビの前で歓声を上げていた方々も多かったろうと思う。

復活の「美姫スマイル」に大拍手である。

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実行へのヒント-89

2006年10月28日 | Weblog
12月から始めること。

三鷹SOHO倶楽部有志で、12月から「5年、10年かけてMYブランドを作る会」というのをやります。

これは、数年前の「有言実行の会」を進化させて、想定期間を長くしたもの。
本格的な事業計画立案とチェックの話しです。

参加SOHO4人は自分のビジネスイメージを持ち合うとともに、他者に対しては社外役員の役目を果たすわけです。

初対面では無理で、顔も素性もわかっているもの同士がやるといい。
お互いにSWOT分析や、ブレインストーミングをやれば自ずと先が見えてくるでしょう。

目標は「最低」、「普通」、「最高」くらいの3パターンを並列して立案、チェックしてゆけばいいと思います。

こういう会が、あるとき実際に会社になってゆくのでしょう。
SOHOの発展形でもあります。
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実行へのヒント-88

2006年10月27日 | Weblog
先週の河瀬サロン話題メモ。

・ 地域起こしは”自分起こし”から。空虚な会話は止める。
・ 積極的に活動している会社、個人と付き合うのがよい。
・ 企業は色々言われるが、やはり努力している。
・ 何でも行政に頼る、せいにする、のは間違い。
・ ダメな組織は”またいで”通れ(ぶつかっても損)。
・ 自分で立つ人は組むべき人を知っている。
・ 大資本もいいが、小資本が勢い良く回っている方が活気がある(自分にも出来る)。
・ よいもの同士がくっつくかどうか、今、試している。
・ 試作品進行中。
・ ビジネスではプラスの展開を考え、話し合おう。
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実行へのヒント-87

2006年10月24日 | Weblog
事業計画書を書いてください。

計画書を書くと、頭がそちらの方に向きます。
頭が向くと、自然に体も動きます。
両方動いて売上げが上がります。

書かないのは「成り行き経営」です。
赤字黒字、どっちにも転がります。
何時、どうなるのかわからないので「一番大切な信用」を落とします。

書くということは、
・文字で書く
・数字で書く
二つのことを含みます。

積極的な経営計画が書けたら、社長は今にでも走り出したくなります。
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実行へのヒント-86

2006年10月20日 | Weblog
グループ仕事で「仕事」を成し遂げること。

10月14日に島根の松江で、SOHOリレーフォーラム第4回目が開催された。
大入り満員の大成功で、これは嬉しい。
しまねSOHO協議会のメンバーが大奮闘したからだ。

三鷹でも11月17日、18日に第9回目のSOHOフェスタが開催されるが、これは三鷹SOHO倶楽部の5人のメンバーとまちづくり三鷹のメンバーがコアになって進める。

7-8人くらいのチームは、意思の疎通も濃密だし物事がスムーズに運ぶ。
2桁になってしまうと、グループ内部が分かれたり、阿吽の呼吸で動けないから効率が悪い。会社の「課」や「チーム」も多くてこれくらいの数、というのはこの理による。

最近の若い人は会社勤めを早く切り上げすぎる傾向があるので、こういったチーム仕事で様々な経験をするのが自分のためになる。
短期的には自分の収入を考えればいいのだが、長期的にはどんな人と、どんな人間関係が築けるか、が重要だからこの諸要素を学ぶことは生活の安定と豊かさの両方に貢献する。

さて、チーム仕事をした経験のある人はわかると思うが、チームにはいろいろな性格や技能の人が入る。だから、自分ひとりの気楽さは削られる。おまけに「お互いの尻拭い」などの作業も生まれ、結は持ちつ持たれつの関係となるにはどうすればよいか、いろいろ試行錯誤が続く。

この状態で学ぶことが沢山あるのだ。
人間関係だけではない。

仕事のルールや対人関係の基本動作、挨拶、報告にいたるまで自分がその気になれば色々と学べる。

色々と学んで力をつけた人は、力のある人同士でまた一段上のチームを組む。
こうしていずれはエクセレント・マイクロカンパニーが誕生する、というのが一つのシナリオだが、さて参加されているご本人はどうか。

学ぶ気の無い人に「学べ」といってもムダである。
「気楽な発言」だけが得意な人と重要な話し合いは出来ない。
そもそも「ウソ」を平気で言う人と仕事は組めない。

そうすると、やはり素直で正直で努力をする人が最後は集まる。
能力は60点ぐらいでよく、それは誰かがカバーをしてくれる。
それがチーム力である(私は100点などという人はさらに”あやしい”)。

60点の人が5人集まると300点ではなく、倍の600点になる。
そういう結果をもたらすにはどうするか。
これが実際の仕事である。

そしてその果実を仲間と分かち合うことは、大いなる喜びの一つである。

(写真は島根の会場を、パネリストの席からパチリ、と撮影したもの)
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実行へのヒント-85

2006年10月17日 | Weblog
気を楽に持って活動できる方法。

仕事が忙しすぎる。次々に課題が押し寄せて、このまま流されてしまいそうだ。
そんな時は、心理的に”自信を喪失”しはじめているケースが多い。

「こうしよう」「ああしよう」という希望や願望はよいのだが、実際にその成果が現れないと人の心に自信喪失の影が忍び寄る。

こういう時は、まず自分がそういう状態であることを認識すること。
自分自身に虚勢を張ってはいけない。
自分と素直に向き合う。

それと、自分は今のままでいいのだ、充分だ、と考えてみることである。
何かをなさなければ自分の存在が無い、と考えると益々深みにはまってしまう。
誰もそんなことは期待していない。
今の仕事をすればよい。

「自分は出来るだけの努力をしている」
「だから、今のままで充分である」
こう考えることは、心をゆったりと、また明るい方へ導く効果があるのでぜひお試しください。

(写真は出張先、島根県、松江城のお堀を進む屋形船)
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園芸あれこれ-4

2006年10月11日 | Weblog
自宅の近くにMさんというご老人が住んでおられる。犬の散歩で毎日のように我が家の庭先まで来る。

犬も相当な老犬であるが、その後姿にもここまでくれば哀愁と風格が漂うから不思議だ。

さて、Mさんは我が家の庭を”河瀬庭園”と呼び、私はMさんの庭を”M農園”と呼び合っている。
もちろん狭い庭をお互い冗談で呼び合うわけだが、M農園の出来がこのごろ良い。というか、非常に良く手入れをしているので作物の出来が特に良い。

心を込めて世話をすれば立派な花や実をつける、というのは園芸の世界だけではないだろう。

精一杯心を込めればよい仕事になる。
今はそうでなくとも、時間を追ってそうなる。
アクシデントがあろうとも良くなる。

それに加えて、園芸に限らず心から楽しむ趣味はいろいろなことを教えてくれる。
気晴らしにもなる。
力いっぱい土を掘って土壌を整えることは対象に集中、邪心を払う、などのひと時ともなる。

「一生を貫く仕事と、何でもよいから一生楽しむ趣味を持ちなさい」とは某大手企業の先代社長が新人研修の冒頭で常に述べた話しらしい。
ひとついかがでしょうか。
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園芸あれこれ-3

2006年10月07日 | Weblog
三井不動産と聞けば、霞ヶ関ビル、ディズニーランドなどを思い浮かべる人も多いはずだ。

私はてっきり三井財閥の資本をバックに余裕で伸びてきた会社だとばかり思っていたが、江戸さんからいただいた本を読むとまったく違う。
むしろ戦後から高度成長期までは逆風の中を歩き続けた、と言っていい。

三井不動産の株を第三者が勝手に支配した戦後の”三井不動産事件”。
埋め立てをはじめとする新規事業への進出。
住宅産業等への多角化経営。

三菱が原と呼ばれる、東京駅前に広大な土地を持つ三菱地所の新ビルの竣工式に招かれると、うらやましくてたまらなかった、と書いておられる。
それほど三井不動産は土地を持っていなかった。

無いのだから、あれもこれもチャレンジだらけだ。
江戸さんご自身は小柄だったが、眼光が鋭く、声が意外と太かった。
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園芸あれこれ-2

2006年10月06日 | Weblog
38歳の頃、当時三井不動産の常任相談役だった江戸英雄さんと散歩の合間にひょんな事から知り合いとなり、ご自宅から月下美人、沈丁花、モッコウバラの苗をいただくような仲になった。
年齢は孫くらい離れているが趣味が同じだと意外と話が弾むのだ。

そんなあんなで今では私が近所の人たちに苗を分け、けっこうありがたがられている。江戸さんは初めて会ったときも、「花が好きだ」という私に庭で採れた野菜を土産に持たせてくれた。後日前述の花やご自分で書かれた本などもいただいた。それがあまりにも嬉しかったので、自分も花の好きな方には苗でもなんでもいっぱい分けられるような人間になろう、と決心した。

さて、今年の3月、アメリカへマイクロビジネスの調査に出かけたとき、ワシントンDCに立ち寄り、まだ花の咲かないポトマックの河畔をを訪ねた。
桜で有名なポトマック河畔だが、実は1912年に日本が送った桜の苗を選定したのが私の祖父、河瀬春太郎なのである。

祖父は当時品川に住んでおり、若くしてアメリカにて園芸造園学を学び妙華園という庭園を持っていた。近くには尾崎東京市長も住んでおり仲が良かったらしい。

1909年11月に日本から送られた桜の苗木2000本は病害虫アリとしてアメリカの浜に荷揚げされた後、焼却処分になってしまう。そこで日本は新たに桜の苗を送るのだが、選定者として尾崎市長から白羽の矢を立てられたのが祖父というわけだ。

(参考URL:ワシントン桜物語)
http://www2.osk.3web.ne.jp/~aranishi/sakura.htm#chapter2

今年の春にDCを尋ねると、日曜日だというのに2人のレインジャーが歓待してくれ、おまけにワシントンポストの記者も来てしまった。

そこで1912年にタフト大統領夫人が植栽した「古株の木」の前で撮影しよう、と記者が言う。その写真が翌日のワシントンポストに掲載された。
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