河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-18

2006年03月16日 | Weblog
「仲良しグループじゃなくて、仕事のできる気のあった仲間と力をあわせて会社をつくればいい」

これはシリコンバレーで活躍している、某日本人社長のアドバイスである。
彼は日本の会社を定年退職してアメリカに渡った。

最初に作った会社は数十億円でスティーブンジョブスに売ったそうだ。
「日本の大手企業に売り込んだが、1年(買収が)決まらなかった。ジョブスとサシで話したら3日で決まっちゃった。ここは100倍早い!(笑)」

まあ早ければいい、というものではないが、こんなテンポで仕事をしている。見たところはとても充実した日々を送っている様子だったが、内心はどうか。

こんな話しをある大学の先生との茶飲み話でしていたら、
「まあ、シリコンバレーはすごいところだよね。だけどマスコミはそんなすごい話しを持ち出さないと話題にならないから、そこと比較して書いちゃう。日本にももっといいところがあるのに」と言っておられた。

これが大人の目線だろう。

誰でも商売を始めたなら成功したいのはヤマヤマだ。
大成功かどうかはわからぬが、少なくとも失敗はしたくないだろう。
しかし成功に近道はない。

天才ではない多くの日本人は、日常の小さな努力を積み重ねて勝ち抜いてきた。このことを「平凡の非凡」、と表現したのは、阪急グループの創始者、小林一三(こばやし いちぞう)である。

一三はこうも言う。
「このごろは商売で一生懸命汗を流す人が少なくなった。だから一生懸命働けば人の目に付きやすい。すなわち若い人は成功もしやすいわけだ」
だが、その当時も学卒が独立して商売を始める、という風潮など広がらない。

そこで一三はさらに続ける。
「わずかトコロテンほどの(押し出しの)出世になど満足せず、青年は独立せよ!」
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