儲けのネタはどこにあるか。
それは既に足元に転がっている。
大戦後は、食べるもの(も着るものも)なかったのでとにかく物。
物々交換や闇市の世界が始まる。
闇市でもうけた商人(と言えるかどうか。その元は軍需品のさばき屋)は金を銀行に預ける。
この金を基礎の物産を育てるために、不良債権化を覚悟で銀行が貸し出した。
そして市中に金が回るようになり、工場(これが会社)、商店などが出来た。外貨を稼ぐ会社も出来て(例:ソニー、ホンダ)日本は段々豊かになってゆく。池の水(金)を海外から集めよう、という輸出優位の時代である。
半島での特需もあり、日本は高度成長経済社会に突入。
会社や団体こそ神様、の時代が来る。
「サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ」という流行語もできるくらいサラリーマンの天下が始まる。
しかし、創業3代目社長あたりから体が大きくなりすぎたのと、血の巡りの悪さで居心地は悪くなってくる。
そして夢を見ている間にバブルが膨張してはじけ、何時の間にか首切りが始まった。
この過程で会社が作った金は銀行に返済されたほか、国家にもたまり、しかし今は個人の手元にある。
1500兆円くらいある。
3億円の宝くじに換算して5,000,000枚分のアタリ券が個人にあるのだ(あたってるかな(笑))。
だから金儲けのネタは経済新聞の記事あるのではなく、あなたの足元に転がっている。
普段の生活の中にある。
あなたの日常や家族の生活を振り返るところにある、と言える。