河瀬サロンSOHOスタイル    起業・経営者実学サロン

SOHOコーディネイタ河瀬謙一@三鷹からの発信。
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実行へのヒント-700

2018年10月07日 | Weblog
幸福と充実へのあゆみ ③

先週の火曜日、かねてから約束していた通りSさんと高尾山口の599ミュージアムを訪問した。

京王線、高尾山口の駅には新国立競技場の設計で有名な隈研吾さんの手掛けた木造の建築部分を見ることが出来る。
駅を降りれば東京の空気はここまでも清々しかったのか、と改めて気づく。
何よりも体が先ずその空気に反応するのが心地よい。

さて、高尾山口の599ミュージアムの数字は高尾山の高さだ。
なかなか立派な低山である。
http://www.takao599museum.jp/

駅の前は蕎麦屋とお土産屋が立ち並び、よくある観光地の雰囲気だが、少し足を進めると民家も並んでおり”鎌倉”の裏通りを歩いている気分にもなる。
一緒に歩いているのはハイキングスタイルに身を包んだおばさまたちだ。
都心に近くて日本の自然を感じられる、ということから外国からの観光客も多い理由がわかる。
ということで土日は人がごった返しているから平日に行こう、というSさんの判断は真に正しい。

Sさんは武蔵野美術大学の一期生で私よりずっと年上だが、とにかく元気で足が達者。
「ひざを痛めるまでは、ここら辺の山を年40回登っていた」
と聞いてびっくりする。
こちらは毎日机に向かっている、いたって不健康な生活者だ。

さて、小道を曲がって高尾山口の599ミュージアムに到着すると、館内ではスルスルと幕が下り始めている。
「あ、映画が始まるのかな」
と言って、私たちはそのエリアへもぐりこむと木製のベンチに腰を掛けた。
観客はほかに一人だけ。
なんとも贅沢な気分だ。

投影されるのは正確には映画ではなく8分間のプロジェクションマッピングで、高尾の自然を四季折々の物語とともに伝えてくれる。
我々観ているほうも心がウキウキする。

そう大きくはないミュージアムだが、どうもただ者が設計監修したとは思えない。

8分の上映が終わった後は、豊かな空間に並べられた真っ白い展示ケースの中をのぞいて高尾の自然を楽しんだ。
ミュージアムの裏手には、どんぐりや木の枝を使って子供が自由に工作できる館もある。
マンションにどんぐりは落ちていないから、子供たちはさぞ楽しいことだろう。
その日工作室への来場者はいなかったが、机の上を見るだけで子供たちの笑顔がわかる。

ここは読者の皆さんにもぜひ足を運んでいただき、自分の目で確かめてほしい。

僕らはしばらく楽しんだ後、蕎麦屋に寄って昼食会。
鴨せいろを食べ(Sさんにご馳走になった)、土産物屋で丸ではなく長細い「大杉饅頭」と赤い色も鮮やかな「大根の梅紫蘇漬」を土産に買う。

高尾山口に着いた午前11時ころから午後2時ころまで、僕らは良くしゃべった。
展示コンセプト、自然とDNA、人とゲノム、数学のトポロジー、世界の多極化と日本のポジショニング、紀貫之と正岡子規、など。

Sさんは久しぶりにたくさんしゃべって面白いと言った。
私は知的な刺激を受けて何だか生きる意欲が蘇ったようだ、と言って二人で笑った。

空は青空。
おしゃべりはご馳走。
贅沢な半日だ。
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