河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-754

2021年03月30日 | Weblog


河合隼雄さんの書いた「子どもの宇宙」という本を読み始めた。
最初からドキリとするようなことが書いてある。

~大人たちは小さいこどもを早く大きくしようと焦るあまり、子どもたちの中にある広大な宇宙を歪曲してしまったり、回復困難なほどに破壊したりする~

その他、子どもたちの本(詩の本)があまりにも素晴らしいので勧めると、ある大人が
「それでも、あれはフツウのことでしょう」
と言われてしまった、というくだりがある。

「子どもの宇宙」は壮大なのに、大人の物差しで「それはフツウ」と観る。
そんなことが実際には多いのかもしれない。

しかし私はSOHO CITYに集った優秀なSOHO社長に、子どものような瑞々しい感性を持たれているな、と感心したことが度々ある。

横河電機専務だった杉山卓さん、ジャパンシステムの社長・会長を歴任された前田隆正さん、メディカルシステムの永井重実さん、ダイナミックアーツ代表で日本のベンチャーの先駆けと言われた金澤磐さんなどは、まるで子供のように眼を光らせ夢中で話をされていた。

自分で汗をかき物事を動かしてきた人は、心のどこかに「子どもの宇宙」を持って生きているのではなかろうか。
彼らの原動力はそこから来る。
若々しく柔軟な発想もそこから来る。
逆にそれらをなくしてしまった大人には、もう何事も「フツウ」としか映らなくなる、とか。

「子どもの宇宙」それは広大で複雑な世界。
この春はいい本に出逢えてうれしい。
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実行へのヒント-753

2021年03月08日 | Weblog


学ぶこと少ない人は、牛のように老いる

かれの肉は増えるが、知恵は増えない。
原始仏教の研究者、中村元(はじめ)さんの言葉だ。

そこで私も自問自答をしてみる。
自分はどうか。

自社のためにも、地域社会のためにも必要な事を学んでみたらどうだろうか、と。
学ぶことには努力がいるが、それ自体は特に難しいことではない。
一番難しいのは、自ら腰を上げることだろう。

しかしまず学ばねば始まらない。
自分がなんとしても理解し体得しなければ、との思いもある。

私の場合、実行応用するのは先にも書いたネットマーケティング(Webマーケティング)だ。
ただしこのノウハウはあらゆる事業に応用が可能なので無駄がない、と思う。

学びに対しては、よく「仕事が忙しくて」と逃げられてしまうことも多い。
確かに忙しいのだろう。
しかし新しいことを学ばぬ人は牛のように老いるのだ。

今の仕事はもちろん大切。
新しきを学ぶこともなおさら大切。
仕事はこの2軸で行っているかがチェック対象だ。

そして時々は自らに問うてみるのなら、必ず得るものがあると思う。


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実行へのヒント-752

2021年03月06日 | Weblog


蟄虫啓戸(ちっちゅうこをひらく)

1年前、コロナ感染が広がり始めた時に、
「5年後に勝とう!」
と書いた。
感染の広がり具合は、変異種の多発により先行き今だ不透明だが鳥は飛ばねばならない。
また、人は生きなければならない。

ビジネスを守りだけで終わらせることは、遠からず死を意味する。
それではかなわないから、作戦をゆるりと開始しようではないか。
残された時間は宣言からあと4年である。

さてコロナ感染の拡大は困ったことだが、学んだこともいくつかある。
その最大の学びはネットへの依存が多大になった現実社会、との認識だろう。
わが身においても、これほどネットミーティングが仕事や生活の中に浸透するとは予想だにしなかった。
例えば新規営業には直ぐに行けないのだから、何かのきっかけで問い合わせをもらってから動くという事になる。

そのアプローチは何が良いか。
既に用いられている紙媒体、人間によるPRも大切だ。否定はしない。
けれど広がりから言うと、やはりネットを上手に使う方がマシではなかろうか。
いやいや、わが社はWebサイトをすでに持っています、というSOHO社長がいる。
リスティング広告もやっています。
SNSだって何だって、使えるものは何でも使っていますよ、とも言われたりする。
けれど売上は下がっているのだから、WebやSNSのサイトを作っただけではもはや戦えないことを意味する。

このフェーズでは先ずネットマーケティング、を上手にやるのがよい。
参考本が何冊も出ているから、アマゾンで何冊か揃えればノウハウは手に入る。
深く研究してみるべきだと思う。
するとマーケティングの4Pにも手をつけたくなるはずだ。

また物事はやってみなくてはわからない。
知識だけため込んでも、何にもならない。
社会は学校ではない。

上手にやるには、更に現実の写真、動画、実績などの素材が必要になる。
これは重要だ。
ここはリアルでなければ迫力がない。
最後は見抜かれてしまう(イメージ操作の限界)。
マーシャルマクルーハンではないが、メディアはマッサージなのである。
そこで改めて次の3ポイントが重要になってくる。

① 事業計画書の作成と活用。
② マーケティングの4P。先ずは商品・サービス。
③ 次に販売を含むプロモーション。

売れて粗利が稼げれば事業の9割の問題は解決する。
色の白いは七難隠す。
売れるためのプロモーション活動は大切な事が分かっていながら、中小企業が特に弱い点である。
だから心を新たにしてネットプロモーションを十分研究してみようじゃないか。
今ならモトは十分とれる。

またプロモーションに成功し集客できても、肝心の商品・サービスが不十分であればお話にならない。
顧客満足度は180点でなくてはならない。
180点とは、自然に拡散するだけのインパクトを持つレベルである。
また商品・サービスとプロモーション、この2点が合格でもそれらをうまく結合連結し上手に物事を進めるにはSOHO社長の「心」や「姿勢」が大切である。
何故なら会社も商品・サービスも、またプロモーションの在り方にも社長のありさま(心と姿勢)が出るからだ。
このとき会社が大きいとか小さいとかは一切関係がない。
社長がそのまま商品となって顔を出すわけだから、ここが真っ当でないといずれヘタを打つことになる。

そこで何回も繰り返して恐縮だが、① の事業計画書をしっかり書くことが大切だ。
単に紙に書くのではチリホコリほどの意味もない。
立派な事業計画書をつくるのが目的ではない。
立派な事業をつくることが目的なのだ。
従って事業計画書を書いて実行するという事は、即ち全身運動であり、経営そのものであり、わが社の未来を作る事なのである。
これこそが社長の仕事である。

また上記①、②、③、は相互に関係しながら複雑に回転運動を繰り返している。
それが良い循環に乗れるか否か、がこの4年で決まってしまうというわけだ。
(あなたがやらなければ、誰かにやられる)

我々はそれを自社の市場活動において、またSOHO CITYの第二幕において、仲間仕事の中で既にテストを開始した。
この1年は試行錯誤の年であり、2年目はやっと少しばかり陽の目を見るくらい。
3年目で基盤を固め、4年目で勝つ!

急がば回れ。
それへの準備はこの1年でほぼ終えたと思う。
さあ帆を上げよう。
戦いのときは来た。


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