河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-148

2007年07月27日 | Weblog
独自の旗を自らの手で揚げよう。

東京の郊外。
井の頭公園に程近い「三鷹台駅前」の再開発が進んでいる。

我が社はこの再開発に乗じて建物の建替えを行い、あわせて1階の店舗を新たなコンセプトで運営することにした。

取り扱い商品は「ギフトとステーショナリーグッズ」。
来春にはこの店舗の一部に当社制作の万華鏡も並ぶ。
文字通りオンリーワンの作品群でありわが社の旗印となる。

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どこも手をつけていない新しい商品を、独自開発した販売網に乗せて売り、独自のサービス体制を引く。まさに茨の道を選びこれを突き進む。

社名は覚えやすいこと。発音しやすいこと。長すぎるのはよくない。

商品開発は、あれも、これも、とやってはいけない。絞るのだ。オリンピックの水泳選手が、マラソンにも100m走にもと出場はしないように、我々のターゲットを絞るのだ。
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単行本「21世紀へ」。SONYの盛田昭夫の1960年から90年にかけて出された論文集の中の文章である。大変参考になることが書いてあるので、一読をお薦めする。

ともかく言いたいのは次のことだ。

明確な旗を揚げよう。
自らの手であげよう。
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実行へのヒント-147

2007年07月21日 | Weblog
尺取虫の進み方。

昔、人生の先輩に教えてもらった成長の形。
人間は一挙には成長しない。
成長する前は身を縮める。

そして伸びる。
今の自分はどちらか。

縮んでいても、次に備えていれば楽しい。
成長していても、伸びきったゴムのようではあやうい。

経営の極意は、長期的視野と堅実成長の意識(ダム式経営)。
明日に向けて、お互い着実に準備をしておこう。
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実行へのヒント-146

2007年07月13日 | Weblog
先月号の月刊誌、文芸春秋に塩野七生さんの日本と日本人への10の質問という寄稿文がある。

それぞれの意見には私自身も異論がないわけではないが、大変含蓄のある文章なので一読をお勧めする。

その中で、仕事を失うことは収入を失うことだが、それとともに自信を失うことでもある、として中高年の雇用再教育について触れた箇所がある。

つまり再就職できればよいというものではない。
中高年のサラリーマンはリストラに合い、そこで自信、自尊心を失ったのだ。ここをよく観よ、という主張だ。

もっともである。

私のさらなる主張は、再就職ばかりではなくこの際”独立”も視野に入れよ、だ。
それは教育~つまり幼少より始まるお受験から就職まで教育を、将来独立して仕事も出来るように全とっかえすることの提案、である。

日本はサラリーマン社会を卒業する必要がある。

つい最近も、学校を出たての若者が私と話しをしていて
「学校の勉強って、全部サラリーマン用なんですよね」
と言って、つぶやくように嘆いていた。

サラリーマン教育をされてきた学生はサラリーマンにしかなることが出来ない。そもそも会社で昇進することが一番すばらしい、と刷り込まれてしまう。

組織に入れば当然競争社会が待っている。そのいい面も悪い面もあるが、社内のそれは実は本当の競争ではなく、閉じられた世界での責任のなすり合い、という傾向がはなはだ強い。
昔はともかく近頃はそんなケースが非常に多い、とい聞く。

競争に負けた人がリストラに合う。
純粋な方がワナにかかる。
だから誰も本心を言わない。

本心を言わない、本気でない社員で成り立っている会社が良くなるわけがない。
むしろ病んでいる、と言っていいのではないか。
だからまともな感情を持って夢を描いて入社した純粋な若者から”まいって”しまう。

ここはとても大切なポイントなので、我々がしっかり見ていなくてはならない。
私の主張をさらに簡単に言うと、子供の頃から独立できるように親が子供を教育せよ、である。

学校がダメだとわかったのなら家庭で行う。
子供たちの世代が活き活きとした人生を送るために必要なのは、実際にはこういう事ではないのか。
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実行へのヒント-145

2007年07月12日 | Weblog
事業計画書は、事業内容と数字。

先日、ある会場で事業計画の発表会に招かれた。
ひとつコメントを、という訳である。

発表の4人目で大きな難関が待っていた。
発表者を仮にTさんとしよう。

Tさんの事業計画は、ある「試薬」の開発と販売である。
Tさんは理科系の研究所に在籍していたようだ。
そこでまず横文字の専門用語が沢山出てきた。

難解な単語とともに発表はどんどん進む。
けれど、肝心の数字の部分がない。
3年間くらいのPLでいいのだが(できればBSもあるほうが望ましい)。

そして関係者がその点を指摘すると、
「このような新しい試薬を開発するコストは難しくて算出が不可能である」
と開き直られてしまった!

これでは創業以前にサイエンティストとしても失格である。
難しい専門用語を連発するのもだめだ(ここは学会ではない)。

大きいとか小さいとか、相対的でない数値の表現。
言い換えれば”大きさの言葉”を上手に使うのが経営者である。

そしてついにTさんとのコミュニケーションはとることが出来なかった。
私だけではなくアドバイスする立場の人、皆が出来なかった。

受講料を払ったのにアドバイスを受け入れないなんて。
なんてもったいない話しだろう!
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