河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-566

2011年07月26日 | Weblog
豊かさへのアクション-5

新しい事業は、現実とのすり合わせ、練り上げが大切だという事。

三鷹では、昨年7月1日より”みたか身の丈起業塾”を開催し、一般成人が起業への学びと
実践を続け、塾は5期にわたり、この一年で約180名の卒業生を送り出そうとしている。

今日からは5期生の事業計画発表会が始まる。

さて、はじめて事業計画作成に取り組むと、様々なアイディアが頭の中を交錯し、まとめる
のにひと苦労する。

だから事業計画の発表を終えるとすっかり安堵する。

それはそれでよいのだが、本当の勝負はその先にある。
・現実とのすり合わせと、計画の練り上げ
のことだ。

これには自分の足で得た現場情報が欠かせない。
見る聞く感じる、すべて大切。

この意味は、事業計画を”ひとりよがりなもの”で終わらせず、確実に起業へむすびつける
ことにある。

それを社長が納得するまで行い、見切り発車をしないように出来た人が勝利を得る。

どくらいの期間が適当か。
どこのレベルまで練り上げたらよいか、はすべて社長の判断。

「これならやるべし」
との決断が出来れば、資源を総動員して事業に取り組むのだ。
その時、社長の頭のてっぺんから蒸気が噴き上がっているように見える。

実践の裏付けがある新規事業はそのようにして始まるものらしい。
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実行へのヒント-565

2011年07月25日 | Weblog
豊かさへのアクション-4

新しい何か、について書こう。

これからは経済学者のガルブレイスが提案していた「GNE」(グロス・ナショナル
・エンジョイメント=幸せ産業=芸術、科学、教育、エデュテインメントなど)
のように”計測できない価値”をビジネスの種にしたりシフトするのも一つの妙手、
と言われるようになるだろう。

ところが、計測できないがゆえにこの”GNE”に対する日本人の理解と反応は鈍い。
国家は鉄だ、と今も思っているのかもしれない。
技術幻想もある。

はやし立てているのはアニメ産業くらいしかない。

確かに、鉄も技術も大切である。
貧乏国のころは確かにそうだった。
しかしもはやその時代は過去のものとなったのだから、これからは人間らしい心のあり方を
とり戻す事こそ国民にとってものすごく大切なこととなる。

それは単なる高級品ではなく、
「ああ嬉しい」
とか、
「私の事を忘れず気にかけていてくれた」
と思わず言わしめるモノやコトだ。

だからGNEの概念が大切になる。

故に新しいビジネスを始めるならNGEに関したことが良い。
理由は金がかからないから。
一方アイディア出しには、これでもか、これでもか、と汗をかく産業である。

鉄や技術の場合、まず土地と機械と人材と… で、その将来は遙遠すぎる。

だから社長が成すべきことは、事業領域や仕組みをGNEに引き寄せる事だろう。

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実行へのヒント-564

2011年07月03日 | Weblog
豊かさへのアクション-3

戦後60数年間。
ここまで経済成長を続けてきた日本は、これから同じ時間を経済の下り坂に
入り、あるときどこかで止まる。
その日本の未来を不幸な時代のように言う人がいるが、私はそう思わない。

第一、私の子供時代は私も周りの人も、今よりずっと貧かったが、当時が不幸
だとは思わない。
子供ではあったが、特別に不幸だったとは考えない。

中国が日本のGDPを追い越して、米国と肩を並べても、日本の十倍以上の人間で
分け合っている。
ならばそれは豊かになったという事なのだろうか。

中国に旅した写真をi-phoneで何百枚と見せてその近代化を「すごい」と言う人は
多いが、ではその先には何を観ているのか。

今が「すごい、すごい」というのはバブル期の日本のビジネスマンそのものである。
教訓は生かされず、都市化が「すごい、すごい」と言っているのは小学生の感想文
となんら変わらない。

私の経験からこれからの未来を一言で表現すれば、

・努力をしている人達はいつも豊かで元気

だ。


中国がバブルで、アメリカの経済が行き詰れば、EUは両足を引っ張られる。

そうなれば、日本は大半の予想を覆して、努力する人が努力を行い、
・世界の長寿成熟社会のお手本
を、つくる事になるだろう。

個を生かした長寿国国家の姿がその先に見えてくる。

今までは有利な組織に属していた事が豊かさに直結していたが、これからの時代は、
実行する人の時代になる。

一人の人間にも大きな可能性が開けている。
21世紀初頭の今はそういう時代である。
その可能性に気がついていないのは、実は当の日本人だ。

「すごい、すごい」という価値観はそろそろ卒業して、楽しい何かを始めたらどうだろう。
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