河瀬サロンSOHOスタイル    起業・経営者実学サロン

SOHOコーディネイタ河瀬謙一@三鷹からの発信。
キーワードは、身の丈でお金をかけない起業と経営。

実行へのヒント-633

2014年07月30日 | Weblog
事業計画書の効用-⑧

今日は2つの視点について述べる。

まず、戦略とは何か、その位置について正しく理解すること。
次に、SOHOの起業・経営と戦略との関係である。

ご存じのとおり戦略とは、国と国の戦いから出てきた概念だ。
その優先順位は下記のとおりで、上位の概念を下位の概念及び実行では
覆せない。
つまり、いくら戦術で勝っていても、戦略が悪ければ勝つ見込みはない。

1. 国益
2. 政略
3. 戦略
4. 戦術
5. 実戦

・平和なときは、戦いの部分が「5-1.装備」と「5-2.訓練」に置き換わる。

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(ひとこと)

巷では「戦略」という単語が大流行だが、大体は「戦術」か「実戦」の意味
くらいのことを大げさに表現していることが多い。

言いたいのは、戦略とはかなり大胆で、かつ重要な概念であることだ。
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また本日の第2の視点からのSOHOと起業・経営について述べれば、次の事が
はっきりと言える。

・起業は戦略から見れば圧倒的に不利な状態からスタートする。

事業機会をニッチに絞ったとしても、経営資源は自分一人のみ(いても2-3人)。
商品やサービスの供給体制は、万全からスタートすることはほぼない。
つまり起業はブラックボックスだらけなのである。

しかし成功する(充分な収入を得る)SOHO社長が出現している。

ならば、戦略上不利な状態(起業)からスタートし、成功したSOHO社長が現れる
のには、それなりの理由があるはずである。

同時に、倒産とまではいかないにせよ、死に体(リビングデッド)のSOHOが出る
のにも理由がある。

さて、SOHO CITY みたかは今年で16年目を迎えるが、では最初から勝てる「戦略」
を持っていたSOHOがどれだけいただろうか。

私がこの目と耳で見聞きした例から言えば、それは皆無に等しい。

従って、次はその不利なギャップを埋めて成功に導いた考えや、行動や、出来事に
ついて書かねばならない。
なぜならそれこそが「しっかり戦略」を構築する良い事例(ベストプラクティス)
になるからである。
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実行へのヒント-632

2014年07月14日 | Weblog
事業計画書の効用-⑦

政府の成長戦略、それはそれでよい。

しかし庶民感覚からすると、

・成長戦略より
・しっかり利益を確保する戦略

の方がしっくりくる。
実感がある。
頼りになる(笑)。
SOHO社長にとってもそうであろう。

これこそSOHOが取り組むべき戦略ではないか。

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一端を示そう。

実はベンチャーキャピタルから出資を受けている会社数は、日本も米国でも
年間に1,000社程度なのである。

日本での起業数(法人登記数)は2008年で、約9万社
(出所:法務省「民事・訟務・人権統計年報」、国税庁「国税庁統計年報書」)

1,000社/9万社=1% (100社に1社)
しかも、2013年の新規上場は58社である(日本経済新聞)

試算として、上場の確率は、
58社/90,000社=0.064% (1,600社に1社)

これは、なかなかつらい数字である。
しかもVCから出資される資本は、ヒステリックなお金と言われる。
リターンをすぐに、沢山要求されるからだ。
しかしこれも現実。

今も、これからも騒がれるが、ベンチャーとはそれだけの確率でしかないことは
覚えておいた方がいい。

とすれば、大半のSOHOにとっての戦略は
・しっかり利益を確保する戦略

と頭を切り替える必要があることは、当然のことと思われる。

よって、多くの人には

・「しっかり戦略」の中身をよく研究し、実行する必要がある。

次回からはそれについて書いてみよう。
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実行へのヒント-631

2014年07月08日 | Weblog
事業計画書の効用-⑥

事業計画書の作成を教えているが、それは「こう考えれば一番早い」、という
ノウハウであり、一番大事なことは、それらのノウハウを生かして

・自分なりの事業計画書
・事業テーマ

を作り上げることにある。

経済的に成功している人を見ればわかるが、独自の道を行っている。
なぜなら、一番くじを引かなければ思うほどの利益は出ないからだ。

モノマネでは一番になれない。
学ぶだけなら、学校秀才にはなれるが、まったく新しい、真っ白い」キャンパス
で勝負をした時にそれは通じない。

自分のオリジナルの絵を描ける人が成功する。

加えて時代のパラダイムが変わった。

・大きい、沢山の、有名な、会社
の具合がどうもよくない。

・個人でも十分な利益がある方が豊かな時代
がやってきた。
が、日本の中はサラリーマンだらけだから、感覚として理解ができない。

大企業優勢、中心、有利、の時代から、今は、大、中、小、個人がバランス
オブパワーで棲み分けていく社会に移行中である。

経済構造の大変化とか、混沌とした社会とか、閉塞感とか、いろいろ言うが、
それももう古い。
どこが古いかと言うと、自分の外側の世界のせいにするからである。

自分から変わっていく人が強い。

その現実の話は、酒を飲みサラリーマンから聞くとよくわかる。
大企業の部長だから、いいという人はもういない。
同時にSOHOなら優秀だ、という保証ももちろんない。

仕事ができるんならいいよ。
人柄がいいんなら一緒にやるよ。
あいつは信用できるからいいよ。

であり、要は実力と人柄の時代なのだ。
時代は基本に戻りつつある。
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実行へのヒント-630

2014年07月06日 | Weblog
事業計画書の効用-⑤

私が、みたか身の丈起業塾で教える「事業計画書のコマ」
では、あえて起業の実務だけを教え、企業理念や経営哲学
には触れない。

「書かなくても良い」
というときがある。

どうしてか。

理念や哲学と言うのは、実践を通じて努力を重ね、その後に
経営者の内側から湧いて出るものだからだ。

書いてもいいが、その条件は
・考えに考え、これに生きるという覚悟

を決めたときであろう。

それなら、書いてもいい。
出来ないなら、社会に貢献する、とでも書けばよいのだ。
聴く人はわかっているのだから、それ以上書く必要はない。

美辞麗句に踊る時代は過ぎた。
きれいごとはもう食べ飽きた。

ならば、逆に魂の声を聞かせてほしい。
「俺は、どん底から這い上がりたいんだ」

周囲はともかく、私はその方が納得する。
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