河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-740

2020年07月12日 | Weblog


考える素材を集めておく

「深く考え抜く」と先に述べたが、深く考えるには考える素材を持っていなければ考えられない。
特に自分なりの見解を述べたり、何かを実行するとなればなおさらである。

組織の大勢に従っていればよい。それは正しいことだ。
という時代は既にずっと自分の後ろに見え隠れする程度、の時代である。
新聞、テレビの所謂マスコミも「コロナ問題」「外交問題」が起き、それへのコメントを聞いた国民は今度こそあきれてしまった。
昭和、平成と続いた戦後の常識も「コロナ」でコロッと倒れた。

自分や仲間で探し、情報を交換し合わなければ有用な情報、つまり考える素材は手に入らない。
自分の足で集める情報も大切である。

「本を読んだり、ダベッたり。見たり、聞いたり、試したり」
の大切さ、有用性はこうして増大する。

巷ではあまり聞かないが、昔に出版された本も役に立つ。
今読んでもよい本は本当に良い本だ。
アマゾンで中古品を格安で買う手がある。

旧いものの否定はおよそ高度成長期から始まっているが、、コロナ時代には逆転する部分が出てくるだろう。
自分で探す楽しみを奪わないためにここでは具体的な書名は提示しない。
コロナで時間ができたのだから、ネットサーフィンならぬ古本サーフィンを楽しむのはどうだろうか。

こうして向上心と好奇心が強い仲間と知り合いになると、益々独自情報は分厚く積みあがる。
そのメンバーの各々が、
「こうしてみたら、こうなった」
という体験情報を交換し合う組織はもっと強い。
データ引用の学者崩れや、評論家だけの仲間は既に意味を失っている。

従って質の良いワイガヤ(つまりサロン)、はこれからの流行りになるだろう。
自分もその中で意味ある存在になれば、仲間はおのずと増えていく、と言える。

テレビで何回も取り上げられている話題はこれからも続くのだ。
それをどうの、こうの、と言ってもたかが知れている。
テレビより新しい動きを見よう。
そういう人と仲良くならねば、である。
そうか、と気がついたらあなたもその一人になればよい。

コツは何をすればよいか、と迷っているより少しだけ行動を変えることである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実行へのヒント-739

2020年07月11日 | Weblog


それでも深く考え抜く

コロナショックが医学的に見て自衛への注意を促しているのと同時に、やや矛盾をはらみながら経済活動の再稼働が本格化し始めた。
コロナショックでは仕事が激減したSOHOや個人事業家がいる。
これからも増えるだろう、と容易に想像がつく。
私にも直接いくつかの相談が舞い込んでいる。

私は今まで30年間の事業者としての実践経験と、SOHO CITY みたか構想の実現に向けた約20年の活動の中で身についた実戦に役立つエッセンスを、アドバイザーの立場から、その人一人ひとりに薬を処方するように伝える努力を続けている。
経営について、大企業のそれとは基本こそ同じだが、現実の取り組みとなるとそこには違いがあるのは当然である。
だからこれらを踏まえ、なるべく当人が現実的な「一歩」を踏み出せるようにアドバイスすることを心掛けている。

しかし当然というべきか残念というべきか、事業者が新しい方向を向き、考えを改め、現実的な一歩を踏み出そうとしなければ何も進まない。
少数だが、こんな大不況の時期でも深く考え、いろいろと試すことを続けるSOHO事業者は、立ち直りへの道も遠くはない。
経済活動の総量は減ったとは言え、すべてが止まったわけではないからだ。

なくなる仕事
継続の仕事
生まれる仕事、がある。

さて、
「本を読んだり、ダベッたり。見たり、聞いたり、試したり」
この5つの行動指針は、もはや起業と経営を語るときの口癖になってしまった。
しかし、何度も繰り返すことをお許しいただきたい。
何故なら経済大不況の時代には、それらを普段から行っていたか否かで、結果は天と地ほどの差となるからだ。

今は外的環境が激変し、未来もまだ不確実な要素に満ちている。
この中で失った売上と利益を新たな分野で確保しようとするのは容易なことではない。
打開するためには、己の深く考え抜く力と行動力が試される。

しかしいくら考え、計画を練りなおしても
「やはり、だめだ」と天を仰ぐ時があるだろう。
進むべき先が見えず、暗澹とした気持ちの人がいるだろう。
心が晴れぬまま、時間だけが過ぎる人もあるだろう。
「所詮自分の夢は、単なる幻だったのか」と、諦めたくなった人も多数あるだろう。

「やればできる」
というのは何事にも応用はできない。
それを言う人は何もやったことがない人だ(気つけ薬に言うのは許される)。
単なる精神論でこの現状を良い方向へ向ける、というのには無理がある。
無理が続ければ消耗し、ヘタるだけだ。

「世の中には、やっても出来ないことがある」
そうか、と悟ったうえで私は深く考え続けることを勧めたい。

深く考え、いろいろと見聞きし、事業計画書をいじくりまわしていると、最悪の場合でもアイディアの断片は出てくる。
引き続き深く考えていると、まったく思わぬ時に、それらのアイディアの断片がいくつか結合し、腹落ちする。

自分でもびっくりして事業計画書をざっくりと書き、数字の整合性を確かめてみる。
思いもしない事ではある。
しかし7-8割なら行けそうだ、と納得できたならあとは実行するだけ、となる。
細部は修正をかければ充分だ。

このようなことは
「全ての人に可能」で、
「その時は必ず訪れる」、
などと無責任なことを言うつもりはない。
出来るのはごく少数だろう。
先ず行わない人が圧倒的に多い。

それでも諦めず、再び深い絶望感と過ごしながら考え抜けば、そのパーセンテージ自ずと上がる。
この戦う気概と執念がこの時代には必要だ。
辛い戦いを回避する人が多いので、その結果新しい扉を開く人はいつも少数である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実行へのヒント-738

2020年07月01日 | Weblog


変わりゆく価値観と社会

2020年までは「たくさん利益を上げること」が正しい生き方だとされ、政府はその利益還元を上手に行う事で評価されてきた。
しかしここにきて、コロナショックにより
・社会通念の変化
・コロナ不況プラス年金の財源不足による将来不安
・地球規模の異常気象
などが表面化し、生きていくことへの不安そのものが異常に増大してしまった。

これらの生活・将来不安は、国内でも欧米でも人と人との軋轢として表面化し、大きな社会不安材料になっている。
しかし万全では無いにしろ打つ手はあり、我々は快適な日常を少しでも取り戻すことができる。
我々の行動は時間を必要とするものの、まったくもってこちらの方向に進むことだろう。

何故なら、「社会不安」を取り戻そうとする人々と活動が現れ始めたからだ。
時代はゆっくりと大きく動き始めた。

例えば「大儲け」。
その価値観はなくならないものの、同時に逆側から新しい価値観が頭をもたげている。

たとえて言うなら、これからは
・心地よい暮らしをつくる諸活動
に熱い視線が注がれるようになる。

以前から市場活動に適さないサービスを届けているのが中央政府と地方政府である。
その他にボランティアも貢献してきた。
これからは民間人もこのサービス提供に参入してくる。

上場会社はまだ本気では難しい。
それは利益をもっと、という株主からの要求が止まらないからである。

こういう時代には「個人」が動き始めて、そのあとを組織が追うようになる。

同じようなことだが、平成の30年はいったい何だったのか、と言われる。
失われた30年。
そう仰るのは勝手だが、私は社会を含めての価値観の大変化には必要不可欠な30年であった、と考える。
経済成長はお山のてっぺんまで来たのである。
もう昇る山はない。
(技術革新は変化をもたらし山登りの効率を高めるが、新しく登る山を作るわけではない)
そして価値観は変わらざるを得なくなる。

この30年とは、例えば毛虫が蝶になる前の”さなぎ”の時代である。
蝶はこれから”さなぎ”から抜け出し大空にはばたくのである。
羽ばたく先は「大儲け」でもなければ「勝ち組」でもない。
目指す先は順当な、ごく自然な生活と社会である。
コロナは全世界にそれらを考える時間ときっかけを与えた、と位置づけられるだろう。

さて、この30年、われわれが経験して来た事実には次のようなものがある。

・ 終身雇用の終焉。
・ 副業の推進。
・ 製造業中心から、サービス業主力の国へと変化、の再確認とダメ押し。
・ 中央処理社会から、分散処理社会へ。
・ 人生60年から、100年時代へ。
・・・ その他にも数えきれない時代変化の要素を内包した時代を迎えた。

そこで何かを気ついた人は考えと行動を変え始めている。
例えば、

・ 金儲けも、りソーシャルグッドネスも、という両面の価値観
・ 他人からの評価より、先ずは自己評価、という自信を持った主観第一
・ 平たく言えば、従来の価値観の否定と新価値創造

それらの目標が、ごくあたりまえの生活と社会を取り戻す作業である。
単に前へ前へと進んでいるのではない。

つまり、
・生まれて生きて働いて、家族を持ち、次の世代へとバトンを受け渡す生活行動様式
こそが大切なのだ、と再び気づいた価値は値千金である。

別の言葉で言えば、「お金では買えない価値」に本気で気がついた人々が、新しい行動様式にチャレンジし始めた時代到来である。
貧乏を勧めているのではない。
彼らは往々にして若く、経済力もほどほど豊かである。

ただ考え方と行動が「従来」とはちょっと違う。
おそらくこの人たちが本物のイノベーターだと思われる。

彼らの考えと行動が先ず変わり、周囲に影響を及ぼし、その結果少しずつ社会が「チェンジ」されるのである。
革命ではなく、民主制度と自由経済社会の中で少しずつ「良い」と思われる方向に変わっていく。

あとから見ると、ジグザグに蛇行しながら前進してきた「足跡」と、実はその歩みがループ状になっていることを人々は発見するだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする