河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-654

2016年02月27日 | Weblog

狙いはローカル・ニッチ・トップから

充分収入のSOHOは2割であとは段階的にそこそこ、と既に述べた。
それは下請仕事だけを続けているからだが、いつの時代でもそこには留まりたくないSOHOが出てくる。
健全な意欲が頭を持ちげてくる。

「より収入を増やすにはどうすればよいか」、という問い。
もうひとつは「何かを成し遂げたい」という欲求である。
この切実な問いへの答えのひとつが”ローカル・ニッチ・トップ”、という考え方だ。

物販のたとえ話がわかりやすい。

①リアル店舗なら、地域「ナンバーワン」を目指す。
②ネット販売でも、先ず地域「オンリーワン」を目指す。

以上2つのセットで構成される。

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①リアル店舗なら、地域「ナンバーワン」を目指す。

もし仮にあなたが商店の跡継ぎで店舗を持っているとする。
しかしその売り上げは芳しくない。
大手に完全に押されているからだ。

こんなときは、地域「ナンバーワン」を目指して市場を小さい方向に絞るのである。
小さな市場で「ナンバーワン」を目指す。
そのためには、品揃えをがらりと変える必要も出てくる。
あるいは主ではなく、試しに副で売っていた新しいものを主力にしていくなどの工夫改良は必須。
とにかく今までと同じではだめなのである。
目標は小さな市場で「ナンバーワン」を取ること。
大変そうだが、程度はかなり容易だ。

店舗を持っていないなら、BOXショップを借りて始めるのもいい。


②ネット販売でも、先ず地域「オンリーワン」を目指す。

以上のような物販であれば、ネットショップでも売れる。
しかし、ごく簡単に表現すれば”amazon”で売っていないものに限る。
つまり市場が広いから「ナンバーワン」指向は難しく「オンリーワン」指向の商品で戦う。

しかし最初から”日本中に売ろう”、”世界中にも売ろう”と意識すると、無理が出てしまう。
これはSOHOスタイルでの経営上、避けなければない。
経営資源が限られているからだ。
必ず重荷となる。

だからネット販売でも”地域「オンリーワン」”を目指し小さくスタートするのがいい。
小さく初めて、少しづつ広い市場を意識する。

小さい市場のフェーズでは顧客の声を丁寧に聞き、トライアンドエラーで商品も構造もブラッシュ
アップする。
しかしモノによっては、撤退が必要な場合もある。
ネット上の競争は激しい。
失敗したら、ちょっと恥ずかしいが仕方がない。
潔く再チャレンジに賭けよう。

とにかく顧客数が少ないうちに充分にテスト販売を終える。

売るものがモノであるなら、物語を語るのも効果的である。
物語とモノをビジュアルとして販売促進に活用することは容易だ。

こうしてプロトタイプが完成したら、改めて市場をより大きくとらえて売りに出す。
課題がなくなるわけではないが、大きな課題は既に解決されている状態だ。

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さて、あなたならどんなモノを取り扱うだろうか。
サービス業だったらどう設計するだろうか。
これらは応用問題である。

そしてこうした一連のストーリーを描くことこそ重要な社長の仕事だ。
だから社長は毎日いろいろなところに顔を出し、話を聞き、本を読み、ウンウンとうなっている
のである。

ローカル・ニッチ・トップからスタートする、ということがお分かりいただけただろうか。

このときの収入構造は2階建てになっている。
ひとつは堅実だが限りある利益の、地域「ナンバーワン」事業。
もうひとつは、より収入増が見込める、「オンリーワン」の商品・サービス事業である。
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実行へのヒント-653

2016年02月09日 | Weblog
10年後に笑顔の人

自分から仕事をつくり出して実行する人、結果を出す人を起業家と言う。
起業したら、事業計画に対して結果をチェックし(実施の反省と月次決算)、
工夫改良を行う。
別の言葉で言えば、「仮説と検証」。

SOHO CITY みたかは18年目を迎えたが、笑顔で仕事をしている社長はみんな
これをやっている。

実は三鷹産業プラザを計画している打合せの席上で、つまり1999年ころ
「一生懸命働くSOHOは10年後もハッピーで笑顔です」、と言ったら

当時の経済課の課長が
「ハッピーだなんて」
と苦虫をかみつぶしたような顔をして仰ったその顔をまざまざと思い出す。

日本の未来、地域の未来は暗いと思っていたのだろう。

しかし10年後どころか、18年になるSOHO CITY みたかで「笑顔」のSOHO社長は
それを見事に証明した。

笑顔の社長は2割である。

20%が笑顔で80%は厳しい。
そのうち1/4の5%は年収1,000万円をクリアーしている、と思われる。
これが実態であり、数字としても悪くないと思う。
ただ残念ながらエブリワンハッピーはない。

では80%の人は、その収入でこれからも固定なのだろうか。
そうではない。
そこが昇進しか期待のできない従来の「会社組織」と違うところだ。
誰でも再チャレンジできる「場」こそ、SOHO CITY みたかなのである。

その機会を増やすことが私の仕事の一つだ。

10年後に笑顔でいたかったら、今からやるべきことは沢山ある。
今の事を今まで通りにやっていれば、どうなるかはもうお分かりの通りだ。
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実行へのヒント-652

2016年02月01日 | Weblog
ネットできちんと伝えるには

恐ろしいことに中小企業のWebやBlogは半数以上、見てもらえない。
予測も入れると8割は見てくれない。
すでにお気付きのとおり、中小企業のwebは、

第一に、検索でヒットしない。
第二に。面白くない。

ヒットしないなら、理論的にはリスティング広告の出番だが資金は限られている。
話しをそこに持ち込めない。

またポイントがそこにある訳ではない。
決定的な問題は「集客に役立たない」という点だ。
ただ単に作ったWebだからである。

そんなものを忙しい人は見ない。
デザインの優秀さと言う人もいるが、それは同業者の中でも掃いて捨てるほどある。

要は中身だ。
基本コンセプトと応用表現技術。

それには、わかりやすさが第一。
次に見易さ。
読みやすさ、が加わり
面白さ。
文章の確かさとリアルな画像・動画が全体を支えて
その次くらいに、やっとデザイン

といった具合だから、Jimdo であろうが Wordpress で作ろうが、それは主たる問題
ではない。

要はもっとまじめに

・集客できるWeb

をつくりなさいで、だからこの集客Webの市場は穴だらけである。

あなたも、同時に皆も忙しい。
ならばどうするんだ。

実はWeb数に「不足」はないが、多くの「不満」がある。
金を出す側は必ずそう考える。

ここを突く。

もしデザインと言いたかったら「集客できるWeb」をデザインしなさい。
行列のできるWebデザイナーはこのビジネスセンスから生まれる。
しかも自ずから。
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