河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-715

2019年11月25日 | Weblog
新しいプロジェクトを始めよう!

前回では、今パラダイム変化が起きているのだから、全く新しい仕事を始めることが必要だと言った。

それはこんな事に分解できるる。


以前から述べているようにSOHO・個人事業家の経営資源は
「個性」×「経験値」×「学び」であった。

一つずつ見ていこう。

1-経営資源

ここで「個性」とは生まれながらに持っているモノだから、容易に手を加えることができないモノだ。
いわば固定値に限りなく近い。

2-経験値

「経験値」は、その多くを過去に求める。
サラリーマンなら会社で手掛けた仕事にかかわるものだ。
卒サラ・シニアの創業はこの「経験値」を生かしたモノ・コトを商品、またはサービスとして取り扱うことが多い。
またそれが賢い。
これも固定値に近いが少しは変更・応用ができる。

3-学び

これからあなたの将来を握るのは「学び」だ。
断言してよい。
もしあなたが天才でないなら、そうである。
この「学び」とは、学校で先の学位のために学ぶことではない。
勿論学校で学んでもいいが、もっと広い社会から学びとる姿勢のことだ。
なんでもやってみる若い精神の事だ。

---------------------------------------------------------------------
ここでもう一度「個性」と「経験値」に戻ろう。
見直すためである。

「個性」の中で発揮されていないものをもう一度探ろう。
「経験値」の中で、これから目指す目標に足りないものを「足して」みる。
くどくど言うのは「個性」と「経験値」と全くかけ離れた努力は無駄だから。

さあ、ここで「新しい学び」を加えて掛け算をしながら頭をフル回転させ、新しい経営資源の「味の素」を探してみよう。
普通の人でも2-3個はあるし出てくる。
要は使えるか否かだ。
何らかの理由で「諦めてしまったもの」の中にもあるのだ。
---------------------------------------------------------------------
さて、何か月か探した「新し要素」を加えて、新しいビジネスができるかどうかをグルグルと考え続ける。
この時にはノートに書きだすのが有効だ。
最初はジャンクな物事しか書けないだろう。
が、続けているとある日関係ないものの中に関連性を発見したりする。
このときは一瞬で来る。
およそ失敗で終わる人は、そこまで考え試し続けたことがないからだ、と言える。

さて、このとき考えるSOHO・個人事業家の収入ボリュームは1,000万円~2,000万円でよい。
試してみるとすぐわかるが、億単位の市場を狙ったとき、あなたは頭が割れそうになる。
それにこういう人は都心で仕事を始めたほうが有利だ。
三鷹など郊外都市にいる必要はないし、交通に時間がかかるから不利である。

郊外都市での事業成功を目指すなら、ここでできることを考えたほうが良い。
都心ならと新ビジネスのネットワークに乗れれば成功する。

ここで述べたいのは、郊外都市にいて都心のビジネスネットワーク人ろうとあがく人が多い現実について否定的な意見だ、ということ。
郊外都市の単価は、ビジネスボリュームが小さいので低い。
都心並ではないから嫌だという人は多い。
そうなら都心にいて、便利に、快適に、都心のビジネスネットワークに乗ればいい。
しかしすさまじい競争社会で勝つことが要求される。
---------------------------------------------------------------------
さて、ここで話をイギリスに移してから、元に戻って来よう。

数年前、ロンドンに視察に行った際に湖水地方に寄った。
素晴らしい緑だけの中を数日過ごしたが、そのときヒルトップに寄った。
ヒルトップとは、「ピーターラビット」の作者、ビアトリクスポターが中年から晩年を過ごした場所で、あの作品はここにいたからかけたものだと感心した。

そのとき何かが閃いた。
都心のビジネスと緑多き湖水地方のビジネスの違い、またその周辺の事柄だった。

あなたの経営資源の下には、あなたの土地柄が関係しているかもしればい。
だからそれを利用し、使うことは重要である。
ここで私が言っているのは地方の特産品のことを言っているのではない。

私が言っているのは、あなたの中に現れた新しいビジネスの「断片」や「像」の事だ。
頭の中は誰にも見ることができない。
そこで地域の資源を生かして、などと言われるが、最大の資源はあなたの頭の中にあるものや生じた「象」でここに今あるモノではない。

ただし、これをズバリ言い当てろというのは酷である。
経験から言えば、何かに「カスッた」感覚があればよい。
あとはその周辺を集中的に探索するのだ。
限りなくしつこく、だ。

何かを探し当てるまでは忍耐強くあらねばならない。
ここは人生の勝負である。

「ローマは一日にして成らず」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実行へのヒント-714

2019年11月24日 | Weblog
ポストモダンは経済の停滞であるから

世間は長らく議論を続けてきたが、ポストモダンの正体は経済の停滞で決着がつく。
金利は0パーセント内外で、一千万円を貯金して10年経っても一千万円のままだ。
ケインズはこれを「経済としては理想の世界」とし、資本は新たな資本を生み出せず資本主義は終わった。
少なくともドイツと日本では終わった。

そこでこれからはまったく新しい「魅力」が求められる。
お金を払ってもいいと思う、今までにはない全く新しい魅力だ。
喜ばしいことに懐かしさも何割は入っている。
人間には変わらないものがあるからだ。

残念ながらその商品やサービスはまだ世の中にないので、それに対する評論を書く人はいない。
やってみるしかない。
しかし一般の人の手持ち金には限りがあるから、お金のかからない新製品をどんどん市場に出して様子を見るのが一番いい。

そんな殺生な、と言われてもこれしかないのだから仕方がない。
ある程度考えたら世間に問う。
どんどん出して、ダメなら引っ込める。
コンビニの商品生き残り状態と同じである。

そうそう、会社でも若い人たちに「新しい事業のネタを考えて来い」、と檄を飛ばすが何も出てこないという状態が続いているらしい。
それはそうだ。
そもそも自分で考えられなくなった社長や幹部がダメなのだが、それをほかの人におっかぶせて事後評論化しているのでは将来は暗い。

喜びながら新しい芽をつぶしまくっている人たちもいるらしい(笑)。


さて、以上は売れるものとコトの話で、もうひとつゆっくりと大きく変わるのが「価値観」である。

・文明・進歩主義
・効率主義
・科学的分析勝利主義

などは、どうも行き詰まりのフェーズに入った。

このパラダイム変化に気づかない人は今までの成功を追いかけるが、そこに未来はない。
なぜなら今の直線上に未来を積み重ねると、この地球ではモタなくなる。
SDGsはそれを示唆している。

もっとも日本にはその昔、とっくに日本版SDGsを実際に実践していた時代がある。
だからこれからは「豊かな江戸時代 2.0」とでも言える時代が来る。

新しい物事が好きでドローンでモノや車を運ぶ時代を夢見るのはいいが、実行すればやがて空からそのいくつかが降ってくる。

しっかり世の中を見てほしい。
人々はもっと落ち着いた、大らかで楽しい時代を求めている。

未来を見る人は、もうそれらの試作品を作り始めていることだろう。
価値感が変わるとは、静かだが今までにはないすごい時代変化のことである。

さあ、ガタガタ言うだけでなく早速新たなアクションを起こそう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする