河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-704

2018年11月25日 | Weblog
経営資源を生かして

SOHO・フリーランスの経営資源とは、まさに自分自身である。
もう少しかみ砕いて言うと、

・個性×経験値×学び 

の3つの掛け算。

ここで、
・個性は生まれつき備わったもの
・経験値は生まれてから今まで、あなたが主体的に関わったモノゴトから体得したナレッジ。
・学びはこれから必要な活きた広い学び
である。

ここから、
・自分とソリの合わない事業には顔を突っ込まないこと。
・経験値のあるものと、その周辺に的を絞って進むこと。
・夢を持ち、未来志向で生きた情報を学び、かつ用いること。

など実務的な考えと行動が生まれる。

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既存企業、特に大企業の経営資源は異なる。

・先ずは大資本、多数の社員
・立派なビル=知名度、大なる実績
・数十億~数百億円(またはそれ以上)の市場規模
・その中で利益を得るための営業を含むマーケティング思考と実践
・よって社員には自己不在でも利益獲得のために、なりふり構わぬ突撃指向

が求められる。
でかい仕事なら”こちら”。量の世界は”こちら”。

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だからSOHO・フリーランスが増えるわけだ。
こちらは”質”の世界だから。

心豊かな若者にとって”自己不在”でもモーレツに働く”会社人間”は意味不明らしい。
意味不明になるくらいなら、転職でも衣替えでも、変身でもタコ踊りでも何でもする。

実力をつけたSOHO・フリーランスなら”自分らしく”生きることが出来る。
自分の時間が持て、意に沿った納得人生計画が描ける。
勿論、そのためには人一倍働き学ぶことが要請される。
むしろそれが出来なければ”勤め人”で居たほうがよい。

自分らしく生きるため、自分であるために全力を注ぐ。
そのためならモーレツに働き活動する。
意味が分かっているので可能だ。
そしてその行動が社会を明るくし、周囲のため、また若い人の手本になる。
彼らの行動は「希望」をもたらす。

加えて知的ビジネスなどは年をとっても充分実行可能だ。
このことは、20年間SOHO CITY みたかで沢山の実例を見てきた。
これらも素晴らしい”良き事例”になっている。
だから”「産業革命以前」の未来へ”と時代がなびくのはごく自然なことだ、とも言える。

・個性×経験値×学び 
の面積を大きく持つこと。

この基本的な考えが、あなたにとって今後とても大切になってくる。
200年以上も前に、ベンジャミン・フランクリンはこう言っている。

「自己投資は一番高い利子をあなたに支払う」
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実行へのヒント-703

2018年11月23日 | Weblog
SOHO・フリーランスの第二創業期

SOHO、つまり個人で起業して一定年数を経るとビジネスモデルを変更する必要に迫られる。

初期の事業スタイルは多くの場合、個人事業主が何ヶ所から仕事を受託するか、商品やサービスを何人(何社)かに売るわけだが、売上と収入が飽和状態になることで気がつく。
このまま事業を伸ばすと寝る時間がない、ということに。

そこで事業構造へのキーポイントとは「使える時間」の限界に気がつくことだ、と言える。
個人経営では一日10-12時間働くことで精いっぱいだろう(通常の集中力)。
頭は24時間動いていても体はひとつ。

このとき事態を打開して収入を上げる「型」は基本的に3つある。


1つ目の方法は、「ストックビジネス」を持つことだ。

e-learningコンテンツを配信して、受講料から9割収入を得る、などがストックビジネスである。
SOHO・フリーランスの入居施設運営もストックビジネスである。
これは365日、ほぼ自律的に運営がなされる。
現業の利益にプラスαの利益が加算されていく。


2つ目は、受注元になって作業業務は外注に回すという「ゼネコン型」への変身。

SOHOではないが、福岡に本社があるペンシル株式会社は、自分の立ち位置を「Web制作」ではなく「WEBコンサルティング」としている。
つまり下請けでなく、クライアントと一緒に動いて利益を上げるための会社となり業績を伸ばした。
Web制作会社ペンシルから紹介し、クライアントはそこと契約する。

ペンシル創立20周年記念式典  ペンシルのあゆみムービーは、手作り感があり、内容も納得できるものだ。


3つ目は、自社の社会価値を上げ高単価で仕事を受ける「スペシャリスト型」になること。

高単価とは時間当たり5,000~10,000円くらいのことだ。
医師、弁護士、公認会計士は高単価(高収入)なので人気だが、こちら方面に適性や興味がない人は自分なりの道を追求し極めようとするはずだ。

SOHO CITY みたかでは、レンズ屋の永田さんが有名だ。
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そこまでクライアントや社会が認めてくれない、というなら先述の1か2を選ぶことになる。
多くの人にとってはそれが現実だろう。

数字で示せば…

1日10時間働いて、時間あたり5,000円を稼ぐ力(日収 50,000円)がなければ、年収1,000万円は絵に描いた餅である。
もし時間あたり3,000円なら、600万円の年収である。
(年間220日稼働)

だからストックビジネスを現業に加えるか、受注を一手に引き受けるように持っていくことだ。
そのように考えて行動すると、1-2年では無理だが5-10年では「確実にその方向」に向く。
20年経ったら「その通り」になったり、そうはならなくても「その方向に近づいてくる」事だけは確かだ。

しかし、そもそもこういう事を考えない人にはチャンスがない。
残念だが途中であきらめた人にもこの報酬はない。
だから経営には長期的視野が必要なのだ、と言える。
別の言い方では「運」「鈍」「根」。

それに新しいことを考え出すのは大変だが、やり甲斐がある。
人間とは、本来やり甲斐を求める生き物ではないか。
やり甲斐とは、つまり生き甲斐の事だ。
生き甲斐に結果がついてくる状態には充実感がプラスされる。
この状態の動的継続こそ「自分らしい生き方、幸せの姿」だと思う。

実行へのヒント-702 「産業革命以前」の未来へ
、は実務家のこれらの努力と実績をつなげて実現されるだろう。

我々は今、その時代への”パラダイムシフト”の真っただ中に居る。
あとはやるだけである。
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実行へのヒント-702

2018年11月18日 | Weblog
新しい二極化が始まった

仕事が一段落したので、本をAmazonでドドドと買い読書タイムを楽しもうと企てた。
その中に「産業革命以前」の未来へ、という本がある(野口悠紀夫 著、NHK出版新書)。

まず題からして変わっているが、内容は時代のほうがもっと変わっている、と書いてある。
この本は歴史を紐解いて、変革するビジネスモデルを述べたものだ。
先ず次のような話から始まる。

・集権的から分権的へ
・垂直統合から水平分業へ
・大組織から小企業へ
・有料か、無料か
・大きい政府か、小さい政府か
・組織人か、独立自営業か

この本はSOHOやフリーランサーが読んだら得るものが多いだろう。
定年を迎え「どうしようか」と考えるサラリーマンや、早期退職を考えている人にも参考になる。
つまり「変化しよう」という人向きである。
大きな組織人には向かない。
それとは逆のことが書いてあるから。

要はビジネスの「パラダイム的変化」である。

さて、今は日本でもどこでも、大企業の力は強い。
ではこれからはどうだろう。
GoogleやAppleなど(GAFA)をビジネス環境と捉えれば、これらを積極的に活用する個人事業者や小企業が有利な時代へとスイッチが入る。
だから500年前の「大航海時代」=産業革命以前、なのである。

つまり、すでに起業したSOHO・フリーランサー、そしてこれから起業する人にとっては、本の内容を超えてもっと具体的なビジネスモデルを見つける参考となる。
実行者の優位である。

この意味で、社会では新しい二極化が始まっている。
つまり先進国にいても、新しい潮流に沿っていこうとしない人は後進国並みの収入になる。
その逆もある。

会社員は、「会社」が変わるまで待たねばならない。
まあ変われれば、との注釈つきになる。

それと大事なプラス要素はこれだ。
単なる勉強ではなく、広い社会から学び続ける「姿勢」である。
これこそが二者を分ける。
つまり学んで「楽しい人」「生き生きした人」と、何もせず単に「不満を言う人」の二極だ。

この差はまだ顕著ではない。
しかし、これからの5年、10年でその差は明確になるだろう。

だから、このチャンスを掴め!と小さな声で叫ぼうと思う(笑)。
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実行へのヒント-701

2018年11月07日 | Weblog
幸福と充実へのあゆみ ④

SOHO、フリーランスの増加が半端ではない。

Web スタディウォーカー は、アメリカのフリーランス事情を以下の如く伝えている。
https://studywalker.jp/qualify/article/151532/

(米国事情---概要)
フリーランサー人口:2017年で約5730万人。
フリーランサーでない就業者は約1億270万人。
フリーランサーがアメリカの労働人口約1億6000万人の約35.8%。
2027年には約50.9%と過半を占めるようになると予測。
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一方、日本ではフリーランスの実態調査をマッチングサイトのランサーズがWebで発表している。
https://www.lancers.co.jp/news/pr/14679/

要約すると
日本のフリーランス人口:1,119万人。
労働人口に占める割合は17%。
そのうち副業が744万人。

その経済規模は7兆8,280億円と8兆円近い規模になり、報酬は堅調に増加。
業務委託ベースのパラレルワーカー数が伸長している傾向。
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以上の時代を古い眼鏡で見れば、会社社会の3割近くが崩壊で安定した雇用は失われつつある。

しかし新しい見方をすれば、個人の自由の再獲得時代の到来である。
安定収入は誰もが求めることだ。
しかしすべての前提に「カネ」がある議論はどう見ても古い。

不安定を叫ぶのは会社人間で、自由人は顧客の多数を得て安定を図る。
またフリーランスは会社人には戻りたくないと考える人が6-7割に達するともいわれている。

人はパンのみにて生くるものに非ず。
だがパンも重要である。
しかしその欲求が満たされれば、次には「心の自由」と「自由な時間」を欲するようになる。
だから独立する。

この時、そうだ! という考えは、「現社会の収入安定」を求める人からは生まれない。

話は続いて、
その次は「ゆとり」の時間と能力を自由に使う方向へ向く。
それがボランティアなのか、趣味なのか、社会への還元なのか、まったく「多様」である。

規範はなく、自分の心が決める。
この「会社」中心から「個人」中心へのパラダイム変化に早く気づいた方が良い。

日本の会社全盛時代は1980年代で終わっている。
代わってやってきたのは「個人の知恵を使う時代」である。
これがポストモダン(モデル=型の終焉)、の現実的な答えではなかろうか。
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