河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-773

2022年03月30日 | Weblog


主要3ポイント

1)何をやるのか(分野)
2)売るもの
3)売り方

そして予想利益は全部同時にとらえる。
「部分論」は初心者のみ許される。
現実の部分は全体とつながっており、一部をいじれば全体も変わる。
そこを上手に調整(アジャスト)する。
これがなかなかの大作業だ。

従ってまじめな経営者の中には、本気で事業計画書を書こうとしてノイローゼになる人も出る。
一方、書くことによって寝られないほど夢中になる経営者も現れる。

事業計画書を書いて
「今年はこの方針で行きます」
と胸を張って言えるのは画期的なことなのである。
ハラ落ちする事業計画書とはこういうものだ。

さて、その上で個々について述べよう。
先ずはその 1)。
----------------------------------------
1) 何をやるのか~どの分野の事業を行うか
        ~市場への対応姿勢

▼ 目の付け所と収益暗算
● ここはとても重要
----------------------------------------
ここでは事業機会との
・出会い、発見、気づきなどが重要である。
と同時に収益暗算は前に述べた通り。
(最悪でもここまで収益がある、の試算は大切だ)

先ずは

・この事業は成り立つか否か
・どの程度成り立つか

を判断する。
着眼≒収益であり、数字の詰めは後にエクセル等で行えばよい。

自分との相性についてもひと言触れておこう。

・成功している事業者は事業を継続している人である。
・継続には自分との相性が大切だとの実感がある。
・成功している社長は自分らしく生き生きと仕事を進めている。

  ex)Webを作る、更新する、Blogを書き続ける、SNSで発信し続ける
    …相性が良くないと、とても続けていられないのが現実である。
----------------------------------------
1)このフェースでは

● 事業性/顧客の存在/自分との相性/価格:値付け/収益/将来性/持続性

などが検討される。
きっかけをつかみ、試算し、構想を広げる行動開始の重要ポイントである。


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実行へのヒント-772

2022年03月27日 | Weblog


会社は社長で決まる。
社長とはあなた自身である。

社長の仕事の最も大切なことは決めることである。
決めるためには、事業にまつわる様々な状況を調べチェックし、お客様の要求を確認し、同業他社の動向を見て手を打っていかねばならない。

長期的視野に立って物事を考えること。
短期は今期の利益に直結だから大切。
当たり前だが長期、短期、両方とも大切だ。

あなたの売るもの、売り方は変化する顧客のニーズに合わせなければならない。
あるいは努力して受注しなければならない。
加えて顧客の要求はどんどん変わるものだ。
その要求の変化に合わせられなければ仕事にはならない。

もしもあなたの事業が十分な利益を生まないなら、それにはきちんとした理由がある。
会社が小さいからできない、というのは現代経営では通用しない。

では何がポイントになるのか。
普段から、また事業の見直し、再構築には下記3点が重要である。
----------------------------------------
1) 何をやるのか~どの分野の事業を行うか

▼ 目の付け所と収益暗算
----------------------------------------
2) 売るもの(誰に何を売るか)

▼ 売るもの=(確認)売れるのか?
----------------------------------------
3) 売り方(受注の相手先開拓)

▼ リアルとネット
----------------------------------------
厳しいことを言うようだが、世の中では売り方を変えればなんだとか、集客を増やすとか、そんな当たり前のことを言う業者をどうこうしようとする人や会社はないと思った方が良い。

何故なら事業者は今までも、今日も、また明日からも戦うからである。
だからお目出たい人を相手にする時間はないのだ。
彼らもまた、戦っているからである。

この点をよーく胸に刻んでほしい。
次回からは上記3点について述べよう。



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実行へのヒント-771

2022年03月20日 | Weblog


勘違いを払拭せよ

起業し事業を行うことは実戦である。
この現実を起業学校でシミュレートしておくことには重要だ。
特に実戦に通じている講師にアドヴァイスを乞うことは有益である。

なぜなら

・事業計画作成と
・数字のシミュレーション

の実際を学べるし、特筆すべきは先生との人間関係ができるからだ。
一般社会に出るとなかなか出来得ない縁である。

さて、今日は私が常々思っていることをひとつだけ書いておこう。
起業本などで見かける3つの円は間違いではないが、こう考えたほうがより現実的である、という内容だ。

上図を見てほしい。
これが事業の現実だ。
通常、本やWebの記事などの説明での事業の成り立つ3つの円とは違う。

通常の場合、3つの円が重なって書いてあり、

・好きなこと、または得意なこと

のほかに、出来ること、求められること、の3つの円が重なりが事業になるという。
そんな説明がある。
間違いではないがもうちょっと現実に引きつけてみよう。

上図はこうだ。
まず左の小さな円がスタート。

・これが好きなこと、得意なことだが

事業化するには、自分の実力を上げ、かつ売れる商品を持つなど「鍛錬」というベクトルの部分が必要だ。
その上で上図を説明すると

・緑色の円:事業分野
・朱色の円:売るもの、売り方
・赤色の円:顧客のニーズ

この3つが混然一体となったものがあなたの事業である。

例えば好きなことで起業しよう、得意なことで起業しよう、は元気でよいフレーズだが、

・売ること(受注)ができず
・満足に顧客が集まらないと

十分な収益を生まない。
当たり前だと笑うなかれ。
現実には勘違いが多いのだ。
だからここで念押しする。

このとき、売れる(または受注する)とは、

・魅力と信用で決まる。

ネットで集客をすればすぐ売れる、などとは思わないほうが良い。
魅力は差別化ですぐ生じるが、信用構築には時間がかかるからである。
フリマのようなビジネスと本業ビジネスの違いはここにある。
ネットでの集客に重心がかかりすぎると「見せ方」だけで売れると思ってしまう。

自分より顧客は賢い、と思って臨む方が間違いがない。

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実行へのヒント-770

2022年03月12日 | Weblog


メタモルフォーゼ(変態すること)

思った通りの収益が上がらなく悩んだ時にすべきは、決断と行動である。
目的は事業を再編集して収益力の強い構造にすること。

例え話をしてみよう。

ここにWeb制作を本業とするSOHO・身の丈社長がいたとする。
三鷹は住宅地なので、顧客は中小企業か個人が中心である。
しかし住宅地のWeb制作となると、都心の大企業とは単価の桁が違うという厳しい現実がある。
さらにネット黎明期ならともかく、今ではJimdo、Wix、WordPressなど一般人がノーコードでWeb制作が可能な時代である。
だから、なおさら優良顧客の数は限られてくる。

つまりWeb制作の技術があるから、と起業しても収益の伸び悩みという現実にぶつかる。

自分はデザインが得意です。
Webもチラシも動画も手掛けます、と言う人も同じだ。
集客に励んでも、手持ちの技術を高めても限界がある。

こんな時には一度原点に立ち戻ったほうが良い。

このケースでは、

1.本業を幅広く構える
2.それをもって別の分野に出ること

というメタモルフォーゼ(変態)を述べてみる。

1.本業を幅広く構える

① 経営とマーケティングなどの知識ものは今やだれでも学べる時代である。
その学びで、あなたは単なるWebの制作業者からWeb活用の販売促進アドバイザーに変身できる。
はじめはおぼつかないが、繰り返し試すことで能力は確実に伸びる。
その結果、顧客である経営者にとって外部の有能なスタッフとして活躍できる。

② 特定の分野に精通する
学びと経験を繰り返すことで、ひとつの業界のスペシャリストになれる。
すぐには無理だが、適切な時間と努力で必ずなれる。
その結果、顧客から一目置かれる人物になれる。

③ その結果を図で表すと上記のようになる。
まず事業のストライクゾーンが広がる。
その努力を継続すれば、三角形の面積は広がり続け、同時に深く進化する。
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2.それをもって別の分野に出ること

あなたが着実に経験を積み実力をつけることで次のような事業も可能になる。

④ あなたはZOOMを使って日本中の新規顧客に向けてセミナーを打つことができる。
・無料のセミナー
・有料のセミナー
・やや高額だが中身の濃いセミナー

以上3種類を組み合わせるとよい。
あなたは努力を重ねてプロになった。
だから教える内容ならあなたの中にあるのだから、あとは時代に合った要素を組み合わせるだけで多種多様なセミナーが実行可能である。

⑤ オンラインスクールとしてストックビジネス(チャリンチャリン・ビジネス)が組み立てられる

普通に売られているカメラとマイクで動画はだれでも作れる、使える素材になった。
映画やテレビドラマを作るわけではないので、内容が顧客に役立てばよい。
注意点は画像よりきれいな音声である(ノイズがないという意味)。

自分で撮影した動画を編集し、例えば
・ Teachable(教育用のITプラットフォーム)
を使ってオンラインスクールを開講することができる。
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人に何かを教える、アドヴァイスする、共に考える、などの頭脳労働はシニア世代になっても伸びるビジネスである。

以前、何かの会合でご一緒した臨床心理士の先生は、
「僕らは50歳からが本当の仕事なんです」
と言っておられた。
なるほど。
学生時代の学び、その後の臨床心理士の経験値、それに自分自身の人生経験が加わって初めて仕事になる、という意味は自分が50歳を過ぎる頃に本当にわかる。

また上記の事例以上に、読者の皆さんにはもっと多様な展開をすることが可能なはずだ。
あなた独自のアイディアを生かし、ぜひ誰かの役に立つビジネスを思う存分展開してほしい。
さあ、さっそくAmazonで参考本を一冊ポチっとしよう。

さて私が述べた話の中での注意点は以下の2点である。

・すぐにモノになるとは言っていないこと
・学び、繰り返し試せば、必ず実力がつくこと

時間軸を味方につけよう。



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実行へのヒント-769

2022年03月11日 | Weblog

どうすりゃいいのさ、この私

つまり、まとめると起業してから経営の最大注意点は収益が上がらない、つまり売上げ不振である。
これをどうすればいいのですか、と聞いても満足な返事は得られないと思う。
なぜならこの点こそ社長が考え実行しなければならない最大のポイントだからだ。

相談しても、本を読んでも、断片的なアイディアと情報は得られる。
しかし経営を総合してどうするか、未来への物語は社長が描き出さなければならない。

これが事業における本当のクリエイティビティビティで、日本語で言えば経営デザインの本質である。

そこで上の図に示したのが、SOHO身の丈事業家の収入モデル図だ。

・グラフ左の緑の年収は100万円で低いが、副業を本業が補うので合計では満足収入である。
・その右の”赤の点線”で囲った2-300万円の収入が伸び悩み、こんなはずではなかったと嘆く人。
 「一番避けるべきポジショニング」で、どうすればよいかわからないパターン。
・それから右側以降の橙色~赤のグラフはそれぞれの収入である。

”赤の点線”の伸び悩み組がどの程度いるのかわからない。
しかし体感では3-4割の個人事業者があてはまるのではないか。
自転車操業=収入はすべてハンド トゥ マウス。

こうして起業して初めて顧客のありがたさを知るのは悪いことではない。
一番ダメなのは解決への手が打てなくなる事である。
未来のことは誰にもわからないが、未来の仮説を描くことなら誰にでもできる。

その仮説を社長が全身全霊を込めて文字と数字に表わしたものが事業計画書である。
「おまえ、よーく考えろよ」
という意味は、きちんとこの数字を組み立てろよ、実行せよということだ。

だから事業計画書が書けなければ社長ではない。
だから「どうすりゃいいのさ、この私」と嘆く前に精一杯努力して書くことだ。

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