河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-699

2018年07月28日 | Weblog
幸福と充実へのあゆみ ②

生活を送る上で、こんな考え方をしていけばよいとのアドバイスを受けたことがある。
多くの方に参考になると思うので再度記しておこう。
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1)長期的に経済の心配がないこと
2)家族や仲間との団欒
3)毎日、何らかの楽しみがあること
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どれも平凡な事柄だが、だからこそ意味がある。
読者はそれぞれの立場に応じて解釈の工夫をしてほしい。

さて、相互信頼チームについてもう少し別の面から述べてみよう。

先ず、このようなチームは一朝一夕にはできない。
だが一度できると強いし、別途類似チームをつくるのも段々と容易になってくる。
SOHO CITY みたかのような、一種ワークスタイルの集積地では産業クラスターはできないが、人材クラスターが形成される。
これがチームと構成員、それぞれの強みになる。

相互信頼チームは、秀でた能力だけの集合体だけではない。
大切なのは人としての信頼感とその積み重ねである。
100%大丈夫な人の集合体などはなく、良いところも悪いところもある人間と知った上でのチームづくりとなる。

これらは長期的に形成されるから「地域でのビジネスパーソン集積を目指す」ところは、意識を「信頼関係」から見る癖をつけておいたほうがいい。
おそらくそれができたところから、ゆっくりと成果と利益を伸ばす事だろう。

ついでに言っておけば、仕事の目的は「利益や収入」だけではない。
友情もあるし、世間話も生活上の悩みだって話せる人の存在は心理的安定に大きく貢献する。
また自慢話もあれば、失敗話もアリで、その後に「ワハハ」と笑える関係がいい。

これに反して収入や肩書が重要視され、人間性が軽視されるコミュニティは段々と人が集まらなくなるだろう。
基本的な人間性に反しているが故に全くつまらないところ、と感じさせてしまうからである。

人間とは自己矛盾と論理矛盾を抱え、非論理性も沢山持つユニークな存在である。
その面白さと不可思議さを理解し、厳しい姿勢で目標に挑むチーム作りは人生を充実させるよいあり方だ、と心の底から思う。

一方で数人のチームでできることなどたかが知れているという意見もあるだろう。
大勢の人がかかわり力を合わせることが業績に直結する仕事はこれからも存在する。

特に製造業中心の時代、量と規模の世界では正しかった。
しかし質の世界では逆である。

時代は後者の方向に進んでいる。
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実行へのヒント-698

2018年07月14日 | Weblog
幸福と充実へのあゆみ①

SOHO CITY みたかの第二ステージはこ次の2ステップから始まる。

1.20年の総括
2.ボリュームゾーンと先端の2つをフォローする

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1.20年の総括

① SOHOはフリーランス、インディペンドコントラクター、ノマド、フリーターなどと呼び名は多様になったが、ともかく全国で1,100万人いるとされている。
それほどにこのワークスタイルは広がった。
内訳は1~2割の価格設定力、価格交渉力を持つ力のある事業者と、そうでない8割程度の作業業務の層に分かれる。この比率は肌感覚での想定だが、そうはずれてはいないだろう。
この差とは本質的には事業者自身の意識の差である。

② 意識の差が高いか低いかの差は、当人の社会経験知、つまりは会社員と独立後の経験と学びで、社会人としての基礎を築いたかいないか、の差である。
それと志。

③ 起業塾、経営塾では、考え方とノウハウを教えることはできるが、能力を教えることはできない。能力を鍛えるのは、事業者本人である。

④ SOHO成長の環境づくりは、自治体が、整備応援したほうが効率が良い。
SOHO CITY みたかでは、初期から

・SOHO入居施設
・SOHOのコミュニティー育成
・起業経営相談
・起業塾、経営塾
・事業発表、PRの場(SOHOフェスタ)

などが行われ、今も続いている。
プラス、SOHOコミュニティでは特に年齢のたてのつながりが持てる環境づくりが大切である。
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2.ボリュームゾーンと先端の2つをフォローする

事業者数が多いボリュームゾーンは収入は全国平均所得かやや下くらい。
SOHO CITY みたかでは、その人たちへの支援体制はすでに整ったと言える。

一方、先端とは1,000万円以上の年収が既にあるか、それを目指すSOHOのこと。

こういう人は少数ながら必ず現れる。
これにプラスして、それ以上の収入と活動を求める人は、自社を拡大したりSOHO同士でチームを組む。

このとき自治体の支援は事業者たちの「バックアップ」に注がれる。
つまり事業者が力を持った時に必要なのはバックアップだけになるからだ。
故に必要な支援はここに集中。

別方向から解説するとSOHOの事業内容や興味は多肢に分かれている故に、一括的な支援は意味をなくす。
むしろその先を渇望する。

従ってこのセグメントの支援者とはよき仲間かクライアントで、それ相応のレベルの人たちに限定されてくる。

自分の足で歩み始めた青年に必要なのは、目標、自助努力、指導者の存在、そしてよき仲間である。
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SOHOコミュニティーはこのように、セグメント化され、相互に啓発しあいながらSOHO事業者数を増大させてきた。これからも同じ道を歩む。

それは単に時間経過とともに事業内容が高度化されるだけではないのか、という質問が飛んできそうである。
答えはそういう部分もあるが、最も大きいのは「相互信頼チーム」が形成されるか否か、というポイントにある。

個人ワークからチームで相互信頼社会の一部)を取り戻す方向に動きはじめる。
何が面白いかと言うと、

・やっていることが社会価値と利益を生む方向にどんどんシフトする。
・初期アイディアから事業化までのプロセスをメンバーが共有する。途中の失敗も共有する。
・自己実現と連帯意識増大の方向に物事が進んでいく

など、所謂良い循環のことである。

結論だけ言うと、質の高い仕事は相互信頼チームでないと出来上がらない、という事実である。

何故か能力だけの人を集めても平均以上のいい仕事は成しえない。
成しえない、という何回かの失敗を経験値とすれば、それを経験しそれを超えて本気で相互信頼チームを形成するのが第二ステージの入り口で、これが本質論。

これを理論的には当たり前だ、と思う人はさすがに理論の人である。
「そうか、そこに気をつけよう」と考え、実行する人だけが残っていく。
理論は大切だが、本当の仕事とは人間が行うものだ、という原理原則を忘れてはならない。

この中からプロフェッショナルの仕事と成果が表出してくるのである。
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実行へのヒント-697

2018年07月05日 | Weblog
成功へのヒント-4

口が達者でお茶の間評論家だらけになると、実際に行う人は少ない。

これはチャンスだ!
と動き出す人が成功する人である。
そこで失敗しても、失敗から学ぶので更に強くなる。

所詮こういう事ではないか。
世の中は、口が達者でお金が欲しい人は多いが、実際にアイディアを行動に移す人は少ない。
事業計画書を書く人も少ないが、これを工夫改良して革新に至るまで考え抜く人も少ない。

とすれば
・行動して考え、工夫改良する人には大きなチャンスがある。

はじめの一歩を歩みだした人の成功は、もはや夢物語ではない。
成功の定義も自分で設定する時代だろう。
更に行ってお客様の声を取り入れれば、徐々に核心へと近づける。

そこで次のフレーズを再度記して、SOHO CITY みたかのファーストステージ報告は閉じよう。
ここまで20年かかったが面白いのはこれからだし、チャレンジャーはさらに強くなる時代である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
③ 試すこと。
  実験と言ってもよい。
  小さく発表して、相手の意見を聞くこと。
  納得した部分を積極的に取り入れること。
  即ち実践的な改良。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                              以上
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実行へのヒント-696

2018年07月03日 | Weblog
成功へのヒント-3

SOHOが活躍できる土壌があるにもかかわらず実際に活躍できないとすれば、第一に言えるのは

・事業者本人が頑張らないから

という一言に尽きる。
このとき言い訳は不要であり、質問は愚問となる。

しかし、この時例えば社長経験者の「発展的」なひと言に触発されて頑張る事業者がいたら、それは素晴らしいことだ。
そうでなければ、いたるところで

・結局今のままか、少し業績を伸ばしておしまい。

という具合で「活性化論」は完結する。

「やる気満々」で「諦めを知らない」SOHO事業者さえ居たら、幾たびかの失敗を経て成功するだろう。
これは、よき土壌と、本人の欲求と強い意志の掛け算で事が成るわけである。

そのときに② 新しく学ぶ分野を持つ、という行為は自然に生まれるはずだ。
物事を推し進めようとするとき、自分に足りないものを発見する。
それを埋める必要からである。

完成形を式で表すと、自分の得意分野×新分野=自分独特の分野。

サポーター、つまり中間支援組織はこの事業者の背中を押さねばならない。
決して、いかなる具合にも邪魔をしてはならない。

さてこの頃非常に強く感じる事だが、学ぶ人は生涯を通じて学び行動し、そうでない人はお茶の間評論家になり果てる現実である。
先ず顔つきが違う。

だから、何かで成功したいのなら、たまには自分の顔を鏡でじっくり観察してみよう。
そうでない人は化粧か髭剃りの時だけで充分だ。
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実行へのヒント-695

2018年07月02日 | Weblog
成功へのヒント-2

色々と相談を受けて20年になるので、個別のことはともかく傾向としてこういう考えをしたらいいよ、ということを書いてみよう。

先ずは先に書いた① 仲間のことだ。

同じ年の仲間は割とすぐにできる。
大切なのは、年代的に縦の人たち。

上は指導者。
下は後輩。
真中自分。

そうするとごく自然に成長するってことは何か、が分かる。
これは個人に宿る「暗黙知」です。
その人達と話していると自分にも理解できる「形式知」がそれに加わる。
だんだん重層的になるわけ。
いい仕事をするには、この縦の存在が大切。

それから同レベルは世間話向けにはいいけど、仕事をするにはあまり役に立たない。
自分が出来ないことを、普通にできるプロ仲間が必要。
そうするとチームでいい仕事ができる。

別の言い方をしてみよう。
30代とか若めの人に多いのは、同類の中で安心感を得ることが常態になっているケース。
それだと、いつまでも同じレイヤーの中で存在できるけど成長できない。
それはいい意味での刺激がないから。

人間は「パコーン」と刺激を受けなければだめ。
刺激を受けて考えと行動のパラダイムが変化するのが成長。

縦の関係は個人で築くのはむつかしい面があるから、その意味で三鷹の人たちは私も含めて恵まれていた。
社長や重役経験者の前田隆正さん、杉山卓さん、金澤磐さんたちがいた。
それもごく普通の隣人として。

これは大きな財産で、ここに気がついた地域は出来るところから人を整えるべきだと思う。
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実行へのヒント-694

2018年07月01日 | Weblog
成功へのヒント

成功するには自らが努力を行うことはもちろんのこと、次の3点を得て果敢に実行することが肝要と思われる。

① 同じように志の高い友人を持つこと。
  物事を長期的に眺め、ビジョンを持つことを共有できる人々のことである。
  事業テーマはそれぞれ違ってよい。空気が心地よくリズムが同じである。

② 新しく学ぶ分野を持つ。
  これは必然的にそうなる。
  自分の得意分野×新分野=自分独特の分野となる。

③ 試すこと。
  実験と言ってもよい。
  小さく発表して、相手の意見を聞くこと。
  納得した部分を積極的に取り入れること。
  即ち実践的な改良。

また成功の前には「迷い」という深い河がある。

「迷い」を断ち切るのは、「思考」ではなく「熟慮」でもない。
必要なのは「決断と実行」である。







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