河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

目標

2005年10月04日 | Weblog
小泉チルドレンが話題である。
先日、数人の友人とお茶を飲みながらこんな話しをした。

「ずいぶん人気だね、あのチルドレン達は」
「SさんもKさんも斬れるからね。某庁の予算削減で辣腕を振るった」
「Sさんはわかるが、kさんはどうかな」

と言ったのは私だが、予算を削減したくらいで「優秀」と評価すのは早すぎる、と考えたからだ。確かに予算は削ったであろう。しかしそれは当面の目標を達成したに過ぎない。

本当の目標は、予算を削ろうが増やそうが、有事の際に日本人の生命と財産を守るだけの力を国が保持することである。

マスコミは話題提供を好み、あとからこれをひっくり返してもう一度喜ばせるという習慣もある。

さて、Kさんの「私と新人を一緒にしないでよ」
という発言は、「私の差別化」と「高い評価自己評価」が現れているが、第三者の評価はなく、あったとしても評価するには早すぎる、というものだろう。

そもそもKさんが国政に通じているのは、寿司屋が魚に通じているのと同じ原理である。

加えて、もしKさん達が本当に優秀ならば、日本の借金はここまで膨らまなかっただろうし、腐敗もしなかった。それは政治家やその人を選んだ国民だけの責任ではないはずだ。
国民は賢く、良く観ている。

「結果が雄弁に証明しているじゃないか」
と、大きな声で言いたいところだったが、ここは謙虚に一歩譲り
「今後のKさんの辣腕ぶりに期待したいものだね」
と茶飲み話を終えた。
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身の丈創業へのヒント-10

2005年10月04日 | Weblog
10のヒントを区切りとして、最後に事業構造のことに触れる。

事業構造が悪ければ、いくら忙しく働いても利益は出ない。
従来の小売の場合を例にとって見よう。

末端価格が1000円の商品として、
メーカーの出し値が400円。
卸は200円の利益を取り、600円で小売店に卸す。
小売店は、売れれば400円の利益である。

小売は利益率40%だ。

さて、近頃登場したメーカー直販等の事業構造は400円のものを1000円で売る。
利益率は60%。

この20%の差が事業構造の差である。
わかりやすくこう書いたが、もっと高い利益構造を持つ会社は沢山ある。

ここが勝負どころだ。

だめな時はプロの第三者に入ってもらい、自社の事業構造をチェックして改善するのがよい。ちょっとしたアドバイスが会社を生き返らせる事もある。経営計画書を書き換えるのも、またこのためである。

スモールビジネスで成功するなら、個人商店でも年収1000万円を安定的に楽々クリアする事業構造を持つよう努力すべきだ。そしてそれは可能であることを述べてきた。

ここでは触れないが、戦略のまずさもまた戦術ではひっくり返すことはできない。

さて、最後に。
事業を起こせば、小さくとも毎日困難との闘いであるが、もし社長が
「困難こそがあたりまえ」
の思想にたつならば、毎日は、
「楽しいチャレンジ」
の繰り返しである。

大きな視点に立てば「失敗もまたこれ良薬」だ。

あなたは、かつて自分の人生に大きな夢を抱いたことがあるのではないだろうか。
ならば城は小さくとも大きい人生を生きよう。

諸氏の奮闘をお祈りする。
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