5月24日・25日、館林 城沼特設コースで行われた第7回全日本マスターズに行ってきました。両日とも晴天・ほぼ無風の絶好のレース日和。
【5月24日（土）1日目】
エイト（1,000m）
《五大学ミドル》 C S藤 S CK良 7 I井 6 M本 5大野 4 S野 3 W利 2 M木 B D塚
ここ1か月ほど狙ってきた「長い漕ぎ」を1,000mレースで試す。スタートはフルレンジのハイギアスタート。10本スタート（兼 力漕）でトップスピードに乗り、コンスタントに。SR32で大きく漕ぐ。隣のパルテは徐々に落ちてきた。そのむこうの九州ローイングは「1艇身」とのS藤さんコールのまま中盤へ。残り300m以外はどのへんを漕いでいるのかわからず、ラストスパートの号令がかかり、「あと100m？」と思ったら3本でゴール。1位の九州に10秒差で2位。
いい漕ぎができた。目指している方向はまちがっていない。とクルー全員確かな手ごたえを感じたレースでした。ボートは同じ動作を繰り返していますが、日々新たな発見があり、新しい世界が開けます。
1位 九州ローイングマスターズ倶楽部 3:35.05
2位 五大学ミドル 3:45.21
3位 パルテD 3:54.67
五大学ミドルビデオ ⇒ YouTube
Coxビデオ ⇒ YouTube
Coxビデオ（データ表示付き）⇒ YouTube
《蔵前》 C M田 S W邉 7 Y下 6 C村 5 T田 4 OK野 3 T嘉山 2 O林 B N須
1位、2位が3分22秒で最後まで競う、というハイレベルな組で、曳波もかぶりながら健闘しました。当日初編成のクルーで、4分を切るという目標はしっかりクリアー。
1位 パルテC 3:22.49
2位 キラーホエール 3:22.96
3位 東レ艇友会 3:30.61
4位 新潟大学緑悠会 しなの 3:42.00
5位 蔵前 3:51.81
蔵前ビデオ ⇒ YouTube
五大学ミドル＋蔵前
館林卸売市場でのレセプションパーティーでは、明日誕生日のCK良さんが記念品のネクタイを贈られるサプライズもあり。五大学の「第1日目打ち上げ」は、館林駅東口の真っ暗闇の中を通って１kmほど歩いた焼肉屋にて。明日の燃料となるタンパク質とアルコールを補給。
【5月25日（日）2日目】
ナックル（500m）
《蔵前S》 C A木 S W邉 3 Y下 2 C村 B T田
1位 浜松BC佐鳴会C 1:54.04
2位 パルテC 1:59.40
3位 東レ艇友会 1:59.77
4位 金沢医王会C 2:07.71
5位 蔵前S 2:10.43
《蔵前B》 C M田 S OK野 3 T嘉山 2 O林 B N須
ナックルに出漕した4クルーの中で最もメダルに肉薄した蔵前B。半艇身差で惜しくも優勝に届かず。
1位 キラーホエールD 2:02.04
2位 蔵前B 2:03.73
3位 大阪工業大学重吹会関東 2:19.42
4位 千代田スポーツ推進委員 2:57.62
《五大学S》 C S藤 S CK良 3 I井 2 M本 B大野
エイト同様、フルレンジスタート10本。コンスタントはSR32。大きく漕げていい感じ。が、250m過ぎで無酸素運動が終わると、出力がギアダウンするのが自分でよくわかる。残ったパワーを振り絞り、ラストスパート。ナックル500mで2分03秒のタイムは、学生時代を通じて出したことないタイムかも（艇もオールも昔とは違いますが）。個人的には満足のタイムです。
1位 パルテD 1:52.61
2位 瀬田漕艇クラブ 1:54.86
3位 団塊号無双 1:59.17
4位 新潟大学緑悠会 ゆきつばき 1:59.85
5位 五大学S 2:03.98
《五大学B》 C A木 S S野 3 W利 2 M木 B D塚
1位 佐鳴漕友会（静岡大学B） 2:00.37
2位 君津ボートクラブ 2:04.18
3位 稲雲 2:08.54
4位 日立インスパイア 2:13.10
5位 五大学B 2:18.93
4クルーとも全力を出し切り、楽しいレースでした。
ナックルビデオ ⇒ YouTube
五大学ミドル全日程終了。来年の島根大会に向けて364日の鍛練を、という弾塚世話役の決意表明（？）で解散。蔵前のみなさんもまた来年島根で（または近いうち鶴見川や戸田で）また一緒に漕ぎましょう。お疲れさまでした。
その後、有志8人は「まるなかうどん」に立ち寄り、天もりうどん大盛りで腹いっぱいに。私は会場で買った大吟醸「分福」や蓮田SAで買った鬼ひもうどんを土産に帰路に着きました。予想したとおり、土曜もうどん、日曜もうどん、土産もうどん、の館林マスターズでした。
会場で釜玉うどんを買うの図
※おまけ： 五大学の先輩 五大学シニアーのビデオも ⇒ YouTube
※文中の写真はM本さん提供。ビデオはY下さん提供。CoxビデオはCK良さん提供。
ボートを漕ぐ税理士、ボートを漕ぐ腰椎分離すべり症、大野政志です。PENTA ROWING CLUB（略称：ペンタ朗？）で、体にやさしいお気楽ローイングを追求する漫漕担当兼世話役をしています。横浜市鶴見川でのボート練習や、税理士業務のことなど、つらつら書いていきたいと思います。
アクセス
トータル
6月2日は鶴見川で恒例の横浜市民レースです。エイト1クルーと、久しぶりにM＆Wの混成クオドが出漕します。
6月8日・9日は茨戸レガッタです。今年も風吹くか？
7月6日・7日は全日本マスターズ＠宮城県長沼ボート場。withYOUさん、瀬田RCさんとコラボ編成クルーも。
PENTA RCは水上練習だけでなく、「陸トレ」もやってます。…といってもいわゆるひとつの陸トレではなく、ゴルフ会、おいしい日本酒を飲む、トルコ料理、ミンスク料理、ポルトガル料理など世界の料理を食べに行く等々の陸上での活動を称して「陸トレ」と言います。また最近では「クラフトビール」「肉」などその年のテーマを（陸トレ部長が）決めて、味の探求にも熱心です。あなたも興味ある「陸トレ」に参加してみませんか。
PENTA ROWING CLUBの誇る測定班（約1名）が開発・製作したGPS測定器「CK良ガジェット（仮名）」を艇に装着。艇速やレートはもちろんのこと、上下左右前後の加速度推移まで詳細に測定し、グラフで表示します。このデータをローイングの改善にどう結び付けるかは今後の課題。また、Cox viewカメラで、両舷のブレードワーク撮影、研究も行っています。
ふだんは鶴見川、宮ケ瀬湖、戸田、荒川で漕いでいますが、地方遠征もあります。5月の全国ナックルフォア大会（諏訪湖）、全日本マスターズ（2019年は大阪浜寺漕艇場）、6月の茨戸レガッタ（札幌）、7月の山笠レガッタ（博多）、9月のびわこ市民レガッタ（琵琶湖）など。レースよりも、前夜祭や打ち上げの宴会にエネルギーの大半を注ぎ込んでいる感はありますが…。どこに行っても大勢のマスターズROWERSであふれています。ほんとにボートはマイナースポーツなのでしょうか？
水上での衝突・沈没事故や、体調急変など、ローイングにも常にリスクが伴います。突発的な事故が起きたときに、各メンバーが冷静・迅速に適切な処置をとれることが求められます。そこで、専門家の指導により、PENTA救命処置講習を始めました。
PENTA ROWING CLUBの前身は「五大学ミドル」。東京工業大学、東京海洋大学、筑波大学、防衛大学校、東京外国語大学の対校戦を五大学レガッタといいます。大正9年6月に結成された日本漕艇協会（日本ボート協会の前身）の加盟学校七校のうち三校（東京高等工業、東京高等師範（＝筑波）、東京外国語）が五大学のメンバーです（他の四校は東京帝国大、早稲田大、明治大、東京高等商業）。五大学は日本ボート協会創立以来の名門なのです（高橋孝蔵先輩の講演より）。
外語のブレードカラーは白地に牡丹色です（谷本さん撮影）
