喫茶 輪

コーヒーカップの耳

サザンカ一輪

2019-11-14 13:20:57 | 喫茶・輪
お客さんのTさんが「サザンカが咲いてますね」と。
え?ホンマ?


「サザンカ通り」です。


咲いてました。


一輪のみ。
この冬最初の開花です。
いよいよ冬到来。
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「カレイの煮つけ」定食

2019-11-14 08:10:16 | 喫茶・輪


久し振りに「喫茶・輪」は、メニューに定食を用意した。
「カレイの煮つけ・750円」。
ところが準備不足でメニュー表を用意していなかった。
次々と入ってくるお客さまはメニュー表の場所に目をやり、注文を決めかねておられる。
しかしなぜか注文は、カレイの煮つけになってしまっていて、次々と出していた。お客さまは納得しておいしそうに食べておられる。
ところが覚えのない人ばかり。
顔の知らない人ばかり。
なんでこんな夢をみたのだろう?
しかし、あの忙しかった時代が懐かしい気もする。
もう二度と戻らないのだが。

 10年前のブログを見ると「カレイの煮つけ」は780円で出していました。
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俳句「満月や…」

2019-11-13 14:02:29 | 文学
詩人の時里二郎さんがFBに紹介されていた俳句にびっくり。

満月や 大人になっても ついてくる

詩人辻征夫の句だという。
わたしがびっくりしたわけは、口頭詩集『ライオンの顔』にこんなのがあるからです。

巻頭の詩です。

3歳の時の言葉。

  お月さん 電気ついてるわ。
  お月さんね 車動いたら お月さんもね
  ついてくるよ。
  車止まったらね お月さんも止まる。



わたしはこの言葉に驚いて口頭詩の記録を始めたのでした。
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杉山平一・「櫻」

2019-11-13 08:07:54 | 杉山平一先生
今朝の神戸新聞「正平調」欄。

←クリック。

杉山先生の美しい詩が引用されていますが、事件は薄汚いもの。
その対比がなんともいえません。

その詩の全文です。
「喫茶・輪」に飾ってあります。「櫻」
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パステルアートカレンダー

2019-11-12 17:19:10 | アート・文化
かわいい卓上カレンダーが届きました。
石井久美子さん制作の「パステルアートカレンダー」です。



「喫茶・輪」カウンターの周辺が明るくなります。

こちら  のブログをご覧ください。
https://ameblo.jp/kumiko-creative/entry-12542460227.html?fbclid=IwAR2qErN3Ivk2aidEOKwvhVHT6A8hAnanYQ6lm2zuoViGTjjSP9pwepNsAsU
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連載の題名

2019-11-11 19:48:47 | 本・雑誌
池波正太郎のエッセイ集『食卓のつぶやき』(朝日文庫・2008年刊)を読んでいる。



「連想」と題してこんなことが書かれている。
《ところが、題名がなかなかに決まらぬ。
 さっと、すぐに決められる場合もあるが、いったん拗れてしまうと、どうにもならない。あっという間に半年が過ぎて、いよいよ〔作者の言葉〕なるのもを編集部へわたされる日がせまってきた。
 連載が始まる前の週に作者の言葉と共に題名も発表される。
 (困った……)
 作者の言葉は書いたが、題名は締切りの前日まで決まらない。》

その後、鮨屋へ行っての話になり、
《「海苔巻をたのみます」「ハイ」職人がスダレをひろげ、黒い焼き海苔を置き、その上へ白い飯をのせた。
 その瞬間に、私はにやりとした。題名がぱっと決まったのである。
 「海苔巻を食べたら、又、食べ直しだ」「……?」
 その題名を〔黒白(こくびゃく)〕という。》


これ、高橋輝次さんの最新刊『タイトル読本』に入れたらいいような話です。

本の題名をつけるの、簡単そうで難しいんですよね。
 
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大岡信の書状

2019-11-11 12:09:37 | 宮崎修二朗翁
宮崎翁が蔵書を処分されたとき、書斎の中の一切も処分されたと聞き、本よりも、著名文人からの書簡などの資料が惜しいと思ったのでした。
中に大岡信からの巻紙状の手紙もあったとおっしゃっていたので。
さて今日です。
調べものがあって、探っていて、もう随分前に宮崎翁から託された書簡の束(そんなものがあるのは承知していたが)を出してきた。



託された当時はわたしも知識が薄く、それがどれほどの価値のあるものか解っていなかった。
すると有ったのです。
大岡信の書状。



毛筆による立派なものでした。
大岡の宮崎翁への尊敬の念が伝わるものです。
改めて、書簡の束を調べてみました。
田辺聖子、杉本苑子、石上弦一郎、谷沢栄一、栃折久美子、織田正吉、阪本勝、足立巻一ほか、著名文人からの書簡がいっぱい。
これを基にしてのものがいくらでも書けそうです。
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13万冊

2019-11-09 18:18:48 | 本・雑誌
『雑書放蕩記』のことである。

後記を読んでいる。
阪神大震災の後のことだ。

《ここは潔く諦めをつけるべきである、と私は心を決めた。五十坪強の書庫、少なく見ておよそ十三万冊、それを元の如く復元するのはおよそ不可能である。或る本が書庫のどこかにある筈だ、というていたらくでは持ってないに等しい。蔵書のイノチは分類である。すべての整頓が所詮はできないとすれば、自分で秩序立て整理できる程度に減量するしかないであろう。(略)古書業界の大海へ一挙に放出しよう。》

わたしはこの谷沢さんの50分の一ほどしかないのに、「家の中のどこかにあるはず」などと言っている。
狭い家なのに、である。情けないですねえ。
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必ず邪説なり

2019-11-09 14:32:35 | 本・雑誌
谷沢氏の『雑書放蕩記』より。
当時は大阪市内あちこちに間口が狭くて薄暗い貧相な古本屋が多く散在していた。東天下茶屋に近いその種の一軒をふと覗いたら『古学派』(昭和11年4月15日『大日本文庫儒教篇』・春陽堂書店)という燻んだ本が眼についた。》
その本の中の一節に谷沢氏は
《最も感激し興奮》
したという。その一節。
《大抵詞直く理明に、知り易く記し易きものは、必ず正明なり。詞難く理遠く、知り難く記し難きものは、必ず邪説なり。》
谷沢氏、そしてこう書く。
《この件りに出会った時の私は数え年二十二歳、幾重にも有難く忝い教訓であり啓示であった。それから今まで半世紀ちかい歳月を閲する間、この洞察の是非を疑わねばならぬような局面には一度も際会しなかった。いやそれどころか逆に、これほど人を惑いの道から救ってくれる金玉の言は他に見出し難いと感謝の念を深めていった。もし何かの思案に心を苦しめられ悩む時には、まずこの一条に立ち帰って出直すのが至当ではあるまいか。》
これはわたしも心しよう。
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谷沢栄一のお母さん

2019-11-09 09:44:26 | 本・雑誌
谷沢栄一の『雑書放蕩記』だが、浅学のわたしには少々難しい話もある。しかし谷沢氏の文章の上手さで読まされてます。


中にチョコチョコ、谷沢のお母さんの言葉が挟み込まれていて、それがまた面白い。
今日はこんな言葉。

←二段階クリック。
「兄ちゃん」とは、お母さんが谷沢を呼ぶ時の言葉。
《藝術家はんとか学者はんとかいう格好ええ世渡り出来る人は、たいてい三代目とか四代目とか血筋の続いた家に生まれはりまんねん。》
う~ん、この話、わたしも聞いたことがあるが、さもありなんと。わたしの父は田舎の貧乏百姓の次男坊でしたからねえ。
しかし谷沢氏は、一廉の学者さんになられたのだった。
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「紅茶文庫」さんがテレビに

2019-11-08 19:09:53 | 喫茶・輪
「喫茶・輪」にもご来店いただいたことがある、「紅茶文庫」さんのマスターがテレビに出てはりました。










お元気そうで良かった。

この話の中に出てくる、川西航空機の紫電改ですが、当時この戦闘機の制作にかかわっていた人、二人を別々に取材したことがあります。
お一人はその後お亡くなりになりましたが、もうお一人の竹本さんは現在101歳でお元気です。今もおつきあいさせていただいてます。
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サフラン

2019-11-07 12:19:08 | 地蔵さん
今年も地蔵さんの境内に咲いています。




清潔で美しい花です。
一日で萎れてしまうのは残念な花です。
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全国2位!西宮

2019-11-07 08:13:38 | 西宮のこと
家内の話。
同窓会に行って
「どこに住んでる?」と訊かれて、
「西宮」と答えると、
「ええとこに住んでるんだなあ!憧れの町だ」と言われると言っていた。
そんなバカなと思っていたのだが、今朝の新聞を見ると、
「住みよい街、全国2位」だと!

びっくりした。
子どものころから住んでいるので実感はない。
ただ、便利な所だとは思っている。
しかし、この2位というのは、私が住む〇海町の周辺ではないだろう。
西宮北口付近を中心とする阪急沿線のことだろう。
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出久根達郎さんから谷沢永一さんへ

2019-11-06 17:33:24 | 本・雑誌
出久根達郎さんの『逢わばや見ばや』(講談社文庫・2001年刊)を読み終える。

これは出久根さんが直木賞(1993年)を取られて間もないころのエッセイ集。
「室内」(1993年4月号~)に連載されたものが先ず単行本(1997年)になり、そしてこの文庫本となっている。
内容は出久根さんのエッセイ風自伝である。
茨城県の山奥の中学を卒業して東京の古本屋さんへ就職した15歳から19歳までが書かれている。
エピソードごとに短く区切られているので、いたって読みやすい。
しかも出久根さんですからね、読みやすいのは当然。そして面白い。
わたしと出久根さんはほぼ同年代(わたしが一歳上)なので出てくる話に共通の話題が多い。しかもわたしと同じ学歴の中卒だ。
切手収集の話も出てくる。わたしも同じだ。江戸川乱歩を読みふけったのも同じ。
なんともなじみやすい作家さんである。

次に読み始めたのが、谷沢永一さんの『雑書放蕩記』(新潮社・1996年刊)。

出久根さんが拙著『触媒のうた』を推薦して下さった文章の中に谷沢さんに関する部分がある。
宮崎翁の業績、著書をいくつか紹介したあと、次ように続く。
《石川啄木と交流のあった大正期の民衆派詩人・富田砕花の伝記『人の花まづ砕けたり』が、宮崎氏の代表作であろうか。この人の著書が素晴らしいのは、えっ、というような秘話に満ちているからである。谷澤永一氏がひいきにしていたのも、その辺に理由があろう。》
残念ながら谷沢氏は8年前にお亡くなりになっている。
わたしにとっても少し縁があるわけだ。
しかし、わたしは恥ずかしながら、谷沢さんの著書を読むのは初めて。

これは読み始めてすぐのページ。
←二段階クリック。
なんと歯切れのいい文章でしょうか!
《私はうろたえた。あせった。心臓が高鳴る。どうしようか。汗がふきだす。体が前後に揺れる。世にもおそろしい体験であった。》
こんなんばかりではありませんが、とにかく読みやすい。読者に対するサービス精神が旺盛だ。
やっぱり文章は読みやすいのがいいですね。
そして、つとに有名ではあるが、谷沢さんの読書遍歴の凄さが、この本を読めばよくわかる。
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書は我流ですが。

2019-11-05 09:18:49 | コーヒーカップの耳
わたし「書」は習ったことがありません。
我流です。
昔からの知人に書家がいらっしゃるのにね。
来年2月に出版が予定されている拙著のために、小さな「書」をせっせと書き溜めてます。
直接手渡しできる人だけにでもと。

下手な字ですが、臆面もなく書いてます。
ところで昨日のことです。
お寺で供養の塔婆を書いてもらったのです。
大勢の人が並ぶので、何人もの書き手が並んでおられます。
その中の、わたしがお願いした女性の手つきを見てびっくりしました。
なんとも変なのです。
筆を人差し指と中指の間に挟んで、なんか変なのです。
多分この人も我流なのでしょう。
ところが流石に字は上手でした。
ということで、わたしはちょっと安心したのです。
我流でもいいのだ、と思って。
コメント (2)
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