喫茶 輪

コーヒーカップの耳

呉智英さんの絵馬

2017-07-31 17:55:22 | 足立巻一先生
先日孫娘のsato9歳と行った「追悼 水木しげる げげげの人生」展だが、たくさんの絵馬が飾ってあった。
撮影は禁止だったので記念図録から。

 




たくさんの著名人が寄せているが、その中に呉智英さんのがあった。

呉さんといえば、足立巻一先生の『やちまた』の中公文庫版(2015年刊)の巻末エッセーを書いている人。
このエッセーが非常に面白いのだが。
呉さんは漫画評論家として著名だが、足立先生の「やちまた」に魅入られて人生を誤ったとも言っておられる人。
ちょっと、この関連性に驚きました。
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原稿送信

2017-07-31 09:48:13 | 原稿
今朝ほど、原稿4本、4か所にメール送。

やれやれホッ。
でもまた次の締め切りがすぐにやってくる。
素人の物書きとしてはちょっと大変。
来月は隣のお地蔵さんのお祭りのお世話もあるし。
元気を出して頑張ろう。
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追悼水木しげる ゲゲゲの人生展

2017-07-28 16:21:39 | 取材
神戸の大丸ミュージアムへ行ってきました。

「追悼 水木しげる ゲゲゲの人生展」
取材をかねて、satoとデートでした。
いい原稿が書けそうです。
帰りの電車は先頭車両の先頭席。
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「喫茶・輪」の書斎

2017-07-27 06:57:57 | 喫茶・輪
昨日の「喫茶・輪」の書斎にはお客様が相次ぎました。

いつもお世話になっている古書店「〇の草」さん、久しぶり。
無類の本好き淑女、T石さん。
そして地域情報誌「宮っ子」の編集長K馬さん、校正刷りを持って。
さらに、satoがやってきて、

プリンターから白紙のコピー用紙を取り出して、サラサラと絵を描いてくれました。
昔、satoの母親がよく描いた絵にそっくりです。

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杉山平一先生、もう五年!

2017-07-26 07:26:33 | 杉山平一先生
5年前の今日だったんだ。
宝塚での杉山平一先生を偲ぶ会。
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出久根達郎さんの書評。

2017-07-25 08:53:49 | 触媒のうた
直木賞作家の出久根達郎さんが「日本古書通信」に書いてくださった『触媒のうた』の書評を転載させていただきます。


 宮崎修二朗、をご存じだろうか。
 文学研究科である。著書が五十冊以上ある。
 しかし、『日本近代文学大事典』には、名前は出ていない。
 業績が無いからかというと、とんでもない。
 山本周五郎の無名時代の足跡、及びデビュー作『須磨寺附近』のモデルの人妻を発掘したのは、宮崎氏である。周五郎文学に影響を与えた女性として、今では山本文学を語るうえで欠かせない(須磨寺夫人と呼ばれている)。宮崎氏の文章は重要文献扱いで引用されている。
 柳田国男の半自叙伝『故郷七十年』は、宮崎氏の聞き書きである。
 井伏鱒二の名訳といわれる『厄除け詩集』中の漢詩の訳は、種本があり、その訳は見事なまでにそっくりだが、この種本の発見者が宮崎氏である。
 宮崎氏が種本の『臼挽歌』を見つけたのは、昭和六十年頃だった。井伏が亡くなったのは平成五年である。亡くなったあと、宮崎氏は『臼挽歌』のコピーを、大岡信氏に送った。それから井伏研究家の寺横武夫氏にも送った。寺横氏は論文にまとめられ発表、いちはやく種本の件が世間に知られた。
 『立川文庫』の執筆者の一人、池田蘭子にインタビューしたのも宮崎氏である。蘭子の存在は宮崎の友人・足立巻一が突き止めた。蘭子の自叙『女紋』の一部には、宮崎氏の手が入っている。
 まだ、まだ、ある。
 石川啄木と交流のあった大正期の民衆派詩人・富田砕花の伝記『人の花まづ砕けたり』が、宮崎氏の代表著作であろうか。
 この人の著書がすばらしいのは、えっ、というような秘話に満ちているからである。
 谷澤永一氏がひいきにしていたのも、その辺に理由があろう。
 なのに、文学事典からもれているのは、なぜか。
 宮崎氏が自己宣伝を嫌ったからである。自分のことは、全くといっていいほど語らない。これでは後世には、謎の人物となってしまう。
 せめて人柄の一端を知って頂きたい。義憤にかられて、このたび今村欣史さんが『触媒のうた』という本を出版した(神戸新聞総合出版センター発行。千八百円+税)副題が「宮崎修二朗翁の文学史秘話」という。
 翁の敬称つきなのは、今年九十五歳でご健在だからである(従って筆者も宮崎氏と記してきた)。
 とうに故人と思われ、無断で文章を引用されることもしばしば、という。
 引用ならまだしも盗用もされるらしい。
 今村氏は西宮市で喫茶店を経営されている。宮崎氏は店の顧客で、来店のつど、貴重な昔話(文学にまつわる)を語られた。今村氏は自分一人で聞くのはもったいなく思った。そこで宮崎氏の許しを得て記録した。本書出版のゆえんである。
 目次の項目で、内容がおわかりいただけよう。
 「のじぎく文庫」「剽窃」「イワタタケオ」「関西探偵作家クラブ」「久坂葉子」「啄木の妹」「島尾敏雄」「椎名麟三」「石上玄一郎」「有本芳水」「阿部知二」「中川与一」「内海信之」「北山冬一郎」・・・。
 先に挙げた柳田や井伏のことは、詳しく出ている。
 宮崎氏の博覧強記と、抜群の記憶力には舌を巻く。今村氏は話題の裏付けをとり、宮崎氏の口跡を巧みに写している。従って、人物像が鮮明で、生き生きとしている。拾われているエピソードが、どれも面白い。ひと口にいうと、楽しい文壇意外史である。
 タイトルだが、これは宮崎氏の、自分の役割りは世のため人のための触媒のようなものである、という人生観による。
 宮崎氏は、記憶のきれっぱしという意味で、「ちぎれ雲」という書名を提案したが、今村氏は「触媒のうた」にこだわった。
 こちらの方がピッタリと思う。


こんなに詳細で的確で、しかしわたしには身に余るお言葉をいただいてしまった。



『触媒のうた』、今はネットで購入できます。
またわたしの店「喫茶・輪」(電話・FAX 0798-33-0896)でも販売しております。
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fumi天神さん、初参加

2017-07-25 08:13:23 | 
fumiが天神祭りに初参加。大阪福島の天神さんですが、田辺聖子さんも昔、氏子だった神社です。

「う~ちましょ♪」と言いながら町内を回ります。「う~ちましょ」は拍子木のことなのか、打ち水のことなのか?


神輿に乗せてもらって。


神輿から降ろされた後も離れがたく…。

ダンダンジャーポイ(ショベルカー)が大好きだったfumi、今度は神輿が大好きになったかな?
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安水稔和氏復活!

2017-07-24 15:40:14 | 
今日の神戸新聞「読者文芸欄」詩の部。
驚きました。

選者の名前が安水稔和となっている。
あれ?安水氏また復活?と思ったのですが。
選評を読んでみると、これは安水さんではないですね。

やはり時里さんだと思います。
丁寧な選評です。
丁寧ゆえに採用される作品数が一篇ぐらい少なくなるかもしれませんが、わたしはこの方がいいと思います。
採用された人への励ましは強いと思いますのでね。
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木漏れ日

2017-07-24 10:27:59 | アート・文化
昨日、satoと行ったギャラリーに出品されていた山田洋三先生の「木漏れ日」という写真作品。

中央奥の光はわたしのカメラのフラッシュによります。
それが偶然いい感じで。
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有井基さんのこと

2017-07-24 08:26:25 | 日記
昨日の神戸新聞「正平調」欄に有井基さんの『怨霊のふるさと』のことが。
←クリック。

この本です。

有井さんは神戸新聞のトップ記者だった人。
元々は関学の新聞部員だった人で、そのころに宮崎翁が目を付け神戸新聞にスカウトしたと聞いた。
このあたりのこともっと詳しく聞いているがまた機会があればどこかに書きましょう。

有井さんとは思い出があります。
こんな写真が。

向かって左端が有井さん。
これは、2001年夏。野麦峠での写真。
わたしが『コーヒーカップの耳』を出した後でした。
有井さんは「送られてきた詩集を読んでその著者に会いたいと思うことはめったにないのですが、この人には会いたかった」と言ってくださった。
もし今もお元気だったら『触媒のうた』をどのように評してくださるだろう?

この旅行の時、夜、旅館でみんなで飲んで、しかしほかの人たちは寝てしまって、わたしと有井さんと二人だけが遅くまでおしゃべりしたのでした。
その時、この怨霊など、バケモノの話をしてくださったのを忘れません。
それはたんに興味本位のものではなく、差別を含む社会的なものでした。
この「正平調」を見て、また思い出しました。

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「こんなことしています。友・悠・遊」展

2017-07-23 20:40:20 | 取材
satoと北口ギャラリーへデート。

「こんなことしてます。友・悠・遊」展。
最終日でした。

hitoshiが小学一年生の時(37年ほど昔)の担任教諭Y田先生が写真を出展しておられる。会場でお会いしました。
satoに向かってY田先生は「あなたの伯父さんが一年の時に…。それからあなたのお母さんの…」などと昔の話をして聞かせておられた。satoは神妙に聞いてました。
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将棋指導三昧

2017-07-22 18:20:19 | 将棋
20,21,22日(木金土)と三日連続で将棋の指導でした。
しかも今日は午前は若竹公民館、午後は鳴尾小学校体育館県民広場と二ヵ所。

これは若竹公民館での「宮水ジュニア・将棋教室」
写っている大人は、わたしを助けてくださる藤永さんと藤原さん。
時計を見てください。10時からの教室ですが、まだ15分以上も間があります。
早く来た子には詰将棋の問題を出してあります。

これは午後、鳴尾小学校「県民広場」での教室。

写っている大人はわたしを助けてくださる勝光秀さん。
女の子が多い教室です。
夏休みに入って、生活のリズムが変わって少し参加者が少ないですが。

さすがにわたし、少々疲れました。

『触媒のうた』、いまアマゾンで正規の値段で買えるみたいです。


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『おはよう』

2017-07-19 11:53:56 | 
荻野優子詩集『おはよう』を戴いた。

表紙からの印象のようにやさしい言葉でつづられた詩集だ。
その巻頭詩「息」。
←クリック
1960年生まれの著者が今後の人生への決意のような詩。
そしてこの詩「雪」。
←クリック
これも決意の詩でしょうか。”レールに向かって降りしきる”がいいですねえ。情景がくっきりと見えます。

第二部では、貴重な記憶が作品化されている。父、母のことなど人間臭い人間の営みが。
「鼻歌」という詩の最後にこう書かれている。
  辛いときにも出るんだ
  あの日、廊下で唄っていた人も…

年を重ねて、人の痛みをわが身のものとして感じている。自省の詩。

第三部ではご自身の教師という職業からの作品が並ぶ。
これも貴重。

巻末詩はこれ。「おはよう」です。


やさしい言葉で書かれているが、江口節さんは帯文にこのように記しておられる。

わたしは何も言うことはない。
あ、「あとがき」も紹介しておきましょう。
←二段階クリック

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小松益貴と田辺聖子さんの異人館

2017-07-18 21:15:50 | アート・文化
図書館からお借りしてきた『小松益貴素描集 戦前・後の神戸異人館』(神戸新聞出版センター・昭和54年)を見ている。
でかいです。広げるとうちの店の4人掛け用のテーブルいっぱいの大きさ。

これを借りてきた理由は、先に宮崎翁からご褒美に戴いた絵です。田辺聖子さんの神戸異人館の直筆スケッチ画。
この田辺さんの絵と同じ異人館がないかな?と思って。
でも残念ながらないようです。
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ネットでの価格が異常です

2017-07-17 17:03:02 | 触媒のうた
『触媒のうた』がネットに上がっているのですが、次々と異常な価格で出ています。
高いのは二万円以上もしています。
お求めになる人は、そんなのは買わないでください。
わたしにご連絡ください。郵送いたします。
今のところ、もう少し在庫があります。
新刊価格1800円+税です。
「喫茶・輪」(imamura)電話・FAX 0798-33-0896
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