喫茶 輪

コーヒーカップの耳

大石順教尼の言葉

2024-07-26 08:43:57 | 出久根達郎さん
出久根達郎さんの『随筆 人に麗句あり』(藤吾堂出版・2024年7月31日刊)の中に素晴らしい言葉がありました。
「大石順教尼」の項。
順教尼さんは幼い時に両腕を義父に日本刀で切り落とされた人。後年、口で絵を描き字を書いた人。
ある時、人にこんなことを訊かれた。
「何でも自分でされるというが、お手洗いはどうされるのか」
順教尼は「あなたが両手を切ってきたら教えてあげる」と笑って答えた。
これ強烈ですね。胸のすくような。「笑って」が肝要。
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100歳の西川保市さん

2024-07-25 18:23:52 | 湯気の向こうから
驚いた‼️
今朝かかってきた電話。
宍粟市の西川保市さん。
もう字が書けなくなって、と。
来月には101歳になりますと。
『湯気の向こうから』のことを一生懸命話してくださる。
そして、
「あなたの詩を初めて知ったのはもう20年以上も昔、岡山の詩人、坂本明子先生が詩の教室で『詩集 コーヒーカップの耳』を読んでくださった時でした。午前中全部使ってあなたの詩の話でした。」
わたしは「うわー!」だ。
坂本さんの名前は知ってはいたが、坂本さんとはなんの交流もなかった。ご生前にお会いしたかったなあ。
それにしても西川さんのお元気な声を聞けてうれしかった。
あ、そうだ。
杉山平一先生の話もされていた。
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誤植「大傾斜」

2024-07-25 13:44:09 | 湯気の向こうから

今朝、ちょっとした用で古書店「街の草」さんの加納さんに電話した。

その件とは別に加納さんに言われた。

「一カ所誤植が」と。『湯気の向こうから』のこと。

富田砕花さんの「香をうつつ」の項。

「短歌が並んでいるが、下の句の最後「大傾斜」と「大斜面」の二種類になってます」と。

調べてみた。確かに最初に上げたのには末尾が「大傾斜」となっており、ほかのは「大斜面」になっている。

元の写真を確かめてみた。

「大斜面」となっている。

そして発表した『六甲』2017年7月号は?

あれ「大斜面」になっている。

どこで間違ったのか?

で、今回本にした元の原稿、すなわち印刷屋さんに送ったデータは?

「大傾斜」になっている。ここで間違っている。なんで?

このデータは元の『六甲』の印刷屋さんにも送ったもののはず。

なぜだ?

考えられるのは、印刷屋さんからゲラが送られてきた時に、その間違いにわたしが気づき、電話で修正をお願いしたのだ。

その時、PCの中にある元の原稿も直しておかなければならないのに怠った。

こんな時、大抵はすぐに直しておくのだが。

その時に、本にする計画もなかったからだろう。

その怠ったままのデータを今回の本に使ってしまったということだ。

しかし、加納さん、よく見つけましたね。さすがです。

 

もしも増刷することがあるなら修正してもらおう。

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密かな楽しみ

2024-07-25 08:18:35 | 湯気の向こうから
『湯気の向こうから』ですが、ちょっとした隠し事(というほどでもないか)を楽しんでいます。
どなたが最初に気づいてくださるだろうか?と。
感想などのお便りをたくさんいただいていますが、今のところそれを指摘してくださった方はありません。
それとも気づいていて、「そんなこと当然でしょ?言うのが野暮」と思われているのか?
ま、もう少し楽しんでおこう。
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『随筆 人に麗句あり』

2024-07-24 09:08:43 | 出久根達郎さん

出久根達郎さんから新著をお贈りいただいた。

『随筆 人に麗句あり』(藤吾堂出版・1500円)。

出久根さんは拙著『湯気の向こうから』に度々登場していただいている。

添えられていたわたしへのメッセージに感動。

短い文だが、はじめ意味が解らなかった。

しばらくああだこうだと考えて、パッと解った時に「ああ!」と大きな感動を受けた。

わたしだけへの私信なので公開はできない。

 

さて、ページを開いて先ず「まえがき」といっても、これも随筆になっている。

これには驚いた。

やはり出久根さんは普通ではなかった。その努力がだ。

次のページにより詳しく書かれている。そして、

《このノートが古本屋をやめて文筆業に転じた現在、大いに役立っているのである。150冊余の「読書往来」ノートが、わたしの蔵書ということになる。本の種類は雑多である。何しろ目につく物でこれはという本は、好奇にかられて読んでいる。ノートそのものが古書店の書棚である。物書きにとって、こんな便利な虎の巻はない。私は「ネタ」探しで

「読書往来」をめくる。》以下略。

これは面白すぎて、あとの随筆を読むのを止めるのが難しい。

 

 

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菅原洸人画伯の金魚

2024-07-23 22:16:39 | 菅原洸人画伯
今日午後、さくらFMを聞きながら手紙を書いていた。
約20通。ちょっと指が痛くなった。
 
久保直子さんの番組「cafe@さくら通り」。
番組の中で面白い俳句が紹介された。きっちりとは覚えてないので紹介はしない。
それを聞いて昔、菅原洸人画伯から戴いた暑中見舞い状を思い出した。
 
 
画伯は絵もいいが字がまたいいんですよね。
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「ぜぴゅろす」の偶然

2024-07-23 11:13:45 | 杉山平一先生
昨日届いた古書目録。
 
 
カラーページを楽しんでいたら、アッ❗️
 
 
杉山平一先生の本が載っているではないか❗️
 
 
詩集『ぜぴゅろす』。
20000円。
わたしは所持していない。
不思議だな。
杉山先生のご息女が、ちょっとした用で今朝うちを訪ねてくださった。
これも偶然。
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詩「耳」

2024-07-23 07:57:15 | 

昨年の夏に依頼を受けて詩を一篇作って送稿しました。

ところが掲載されたのが12月号で発行は一月だったかな?

「耳」という詩です。

なんの反響もありませんでした。

そりゃそうですよね。真冬にこんな読まされてもね。

さて、今ならどうかな?

外ではクマゼミの大合唱が響いています。

このリビングの中まで届いています。

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妻がいない日

2024-07-22 19:00:10 | 日記
今日はちょっと大変だった。
妻は昨夜から留守だし。
わたしは先月の手術後初めての受診。
W心臓脳血管センター。
予約が11時25分。
行く先々で待ち時間が長くて、薬をもらった時には午後2時まえ。
実は歯医者さんの予約が2時だった。
帰宅して昼食をすまして歯医者さんに行く予定だったが。
遅れますと電話。
W病院から直接行ってギリギリ間に合った。
写真は許しを得て歯医者さんでのもの。
 
 
男性の平均寿命にビックリ‼️
わたし、今日死なねばならない。
 
今日は郵便物がわんさか届きました。
楽しみに読ませて頂きます。
 
北海道新冠の松本さんの手紙が凄い。
松本さんは92歳です。
和紙六枚に墨書。
そして、
「アイヌ由来の神木(マユミ)。幸を呼ぶ小鳥を彫りましたので一羽飛び立たせます。」と。
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用海の銅像

2024-07-22 08:28:31 | 用海のこと
今朝の「正平調」に興味深い話が。
日ごろ馴染みのない銅像の話。
 
 
それで思い出した。5年前に書いた記事。この取材は面白かった。西宮市の情報誌『宮っ子』の「用海版」2019年3・4月号。
銅像には当然ながら、それぞれに由来があるんですよね。
用海地域にはほかにも銅像があるのだろうか?
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「夕暮れ忌」参加者名簿2点

2024-07-21 16:02:44 | 足立巻一先生

原稿を書くために、有るはずの資料を探すのだが、なかなか見つからないということはよくあって、

今日もだった。

そして、思いがけないものが見つかるというパターン。

今日出てきたのはこれ。

足立巻一先生を偲ぶ「夕暮れ忌」の参加者名簿、2枚。

30年以上前です。

お亡くなりになってる人が多いのは当然か。

 

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10冊

2024-07-20 16:44:15 | 湯気の向こうから

今朝ほどある人から電話があった。

『湯気の向こうから』を10冊注文したいとの話。

うわっ、と思う。

買っていただけるというのは本を書くものにとって大変うれしいもの。

あの時実新子さんでさえ、わたしが10冊注文したときには大いに喜んでくださったのだった。

「わたしの数多くの弟子の中にもそんな人はいない」と。

しかしこの本がそれほど値打ちがあるのだろうか?不安になる。

たった150部しか作っていない。残りが心細くなってきた。

 

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「輪」の前の重機

2024-07-20 14:02:22 | 喫茶・輪
「輪」の前にスゴイ重機が来てました。
 
 
太陽まで届きそうな。
 
 
いい直線です。
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うれしい反響

2024-07-20 09:02:29 | 湯気の向こうから
いただく反響はうれしいものです。
『湯気の向こうから』について。
その中で、昨日届いた編集工房ノアの涸沢さんからのは秀逸だった。
 
 
ハガキの表裏に書いてくださっていますが、多くの作品に触れながら、しかも簡潔。
さすが優秀な編集者さんです。
その最後のところ。
《 「こころ(ら)が暖かい」読後です。》
には恐れ入りました。ここまでしっかりと読んでくださったのか‼️と。
その思いがけない見事な機知に感動を覚えました。
やはりこの人もただ者ではない。
日ごろ柔和な涸沢さんの、時に見せる鋭い眼差しを思い浮かべました。
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『あるブルーグラス・シンガーのひとり言』

2024-07-19 10:46:03 | ブルーグラス
『あるブルーグラス・シンガーのひとり言』を読ませてもらってますが、いいですねえ!
 
 
著者は日本を代表するブルーグラッサー、稲葉和裕さん。
本の内容は表紙が示すようにご家族が主役。特に二人の子どもさんの成長記録といえるもの。
ページを開くと、なんとも微笑ましい笑顔の写真がいっぱい。
個人的と言えばいえるかもしれませんが、この本を手にする者もほのぼのとした幸せ感に浸れます。
わたしも昔の子育て時代を思い浮かべて感慨ひとしおになりました。
これから子育てをする人に大いに参考になる本ではないでしょうか。
子育てには父親も参加すべし!です。
それが父親の幸せにもなります。もちろん子どもの幸せでもあります。
 
付録にCDが付いているのですが、二人の子どもさんの幼い時の歌声など、これもほのぼのとしていいなあ、と思って聞いていたら、後ろに入っている、成長したアリサさんの歌唱力にびっくり!思わず「うまい!」と声が出ました。
まあ、彼女も今ではプロミュージシャンですから「うまい!」なんて上から目線で言うのがおかしいわけでもあって。
楽しく楽しく読ませていただいています。
『あるブルーグラス・シンガーのひとり言』(稲葉和裕著・サザン・ブリーズ出版・3000円税込み)。
付録にCDがついてます。
ご興味のある方は「オフィス・ホワイト・オーク」(0798-72-0984)へ。
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