来年3月の「子ども将棋教室」の講師依頼が、南甲子園公民館からありました。
二日連続の講座です。
ここ数年、毎年行っています。
けど、今日はまだ9月ですよね。
ということは半年先。
一応お受けしましたので、健康に気をつけて過ごさねばなりません。
名筆研究会展に行き目の保養をさせていただきました。
この会を創設され長年に渡り文字通り命懸けで指導し発展させて来られた村上翔雲さんの作品も、生前と同じように展示されていて落ち着けた。
会場で久しぶりに足立告陶さんにお会いした。お元気そうで良かった。告陶さんは以前わたしの詩作品を書にして下さったことがある。
これは↓わたしが親しくさせて頂いている六車明峰さんの作品。大作です。150×180。
いい作品でした。書かれている詩は六車さん自作なのだ。「そんな山を 息を吹いて動かしてみたくなる」だなんて、いい詩ですね。現物はこの写真よりもっと明るかった。
会場で六車さんとお会いできるかと思っていましたが、丁度ご自分の教室があるとのことで席を外しておられて残念だった。
今回は会長の井元祥山さんの<半どんの会・文化功労賞記念>の特別展示もあった。
いい小品が並んでいた。
井元さんの大作はこれ。→ 150×180。
これは↓林篤風さんの作品。120×210。
林さんはいつもいい笑顔でわたしを迎えて下さり、ホッとする。
これは↓廣田瑛子さんの作品。90×300。
廣田さんも以前わたしの作品を書いて下さったことがある。実力派だ。
そのほか広い会場にいっぱい。
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久しぶりにF西さんご来店。
89歳のお父さんが、9月1日に施設に入られてやっと落ち着いたと。
そのお父さんは大変ユニークな人。F西さんが語るお父さんのこと。
「今日はケアマネさんと役所の人が来て介護度を認定してくれはる。ええか、爪は自分で切ってる言うたらあかんで。ヘルパーさんに切ってもろてるて言うんやで」て教えておいたんですわ。
ほんならやっぱり、「爪、きれいにしてはりますねえ、ご自分で?」て聞かれよった。
そこで親父、「いや、ペルパーさんに切ってもろてます」て言うたんはええんやけど、そのあと「なっ、これでええんやろ?」て、俺に向かって言いよってからに、「もう、勝手にせえ!」言うて俺、外へ出てしもたんですわ。
昨日、珍しくハガキが三通届いた。
ハガキだけが。
こんなことは少ない。
たいてい郵便受けには、他の郵便物などゴチャゴチャと入っているものだが、昨日はスッキリとハガキが三通のみ。
宮崎翁、工藤恵美子さん(火曜日同人)、木股初美さん(杉山先生のご息女)のご三方から。
それもみな読みどころのあるハガキだった。
なんかうれしい。
わたしもなるべくハガキを書こう。
清水さんが持って来て下さいました。
宿儺かぼちゃです。が、まだ黄色く色づいてはいません。実は、
杉の木の上にぶら下がっていたのが落ちたのだと。
清水さんは船坂に畑をお持ちです。
昨年もたくさん持って来て下さいました。これ、美味しいんですよね。しかし、栽培期間が長すぎて、農家が栽培するには採算が合わないようです。で、美味しいと分かっていても生産ラインに乗らないのでしょう。スーパーでも見かけることはありません。
実は、この清水さん、このかぼちゃの種は昨年うちから行ったものなのです。
で、うちでも、隣りのお地蔵さんの花壇で作っているのです。
だけど、雌花がなかなかつかなくて、やっと最近になって小さな実がなりだしました。
このかぼちゃ、勢いはスゴイです。蔓がドンドン伸びて、お堂の裏側まではびこっています。
さて、いつになったら大きな実になるのでしょうか。別名、冬至かぼちゃと言いますから、多分12月ごろになるのでは?
午後、宝塚の清荒神さんにお参り。
http://www.kiyoshikojin.or.jp/
日曜日なのに参拝客が少ない。
以前は日曜日ともなれば大変な賑わいだったが。
景気の悪い時には逆に参拝客が多いのかと思っていたが、最近の景気は悪すぎるのかもしれない。
参道の出店の数もめっきり減ってしまっていた。面白みがなくなっている。「弁慶が履いた下駄」など売っていた名物古物商もなくなっていた。淋しい限り。
お社の裏にあるここは、柵内に一円玉、五円玉、10円玉などが散らばっています。これ、持って帰っていいのです。
ということで、手の届くところにはない。備え付けの木の棒でかき寄せるのだ。
以前来た時、五円玉を頂いて帰った。
頂いて帰ると、次回来た時には倍返しするという慣習が伝わっている。
ということで今日、10円玉をお返した。
しかし不思議だ。みんながそれを守れば、ここにはコインが山積みになっているはず。
昨日から来ていた滉、咲友、季代を、哲ちゃんが朝迎えに来て、ちゃーちゃんと合わせて5人で姫路にお墓参りに行った。大村家の墓参だ。つい先日、椿本チエンの社長さんだった大村利一氏の先祖とつながりがあると分かった姫路のお墓である。そこは哲ちゃんの祖父の弟夫人が墓守をしておられるそう。不思議な縁がつながっている。
そして、わたしたちも、森具の墓にお参りした。
お盆にお参りしたままだったので、草がたくさん生えていた。二人で草抜きをした。墓石を洗った。そして、お花を供え、線香を手向け、鐘を鳴らし、般若心経などのお経を上げ、孫三人の健やかな成長をお願いし、親族の平穏を祈った。
昨夜は用海公民館での子ども将棋教室だった。
この際、用海公民館の「子ども将棋教室」について記しておこう。
元々は十数年前に大人の会「用海将棋会」として立て上げた。
そこに何人かの子どもが入会してきた。始めは3人の仲良しグループが。いま彼らは大学も卒業して社会人になっているだろう。それがクチコミでどんどん増えて10数人になったころ、二階の和室がいっぱいになり、しかも子どもたちは騒々しいので、大人の部の人たちが困った。で、仕方なく子どものために別室を借りることにし、わたしがそこで指導することにした。ところが問題が起こった。会場費である。子どもからは月会費200円を徴収していた。これでは足りない。本を買ってやったりするし、他にも費用は要る。で、わたし、中央公民館に出向き、なんとかならないか?せめて会場費をタダにしてもらえないかと相談した。しかし、なかなか難しい。けど、おかしいでしょ?自分の時間を使って子どもの指導を無料でして、しかも会場費まで負担しなければいけないなんて。公民館の職員さんおっしゃいました。「会費を値上げなさっては?」と。そんなことができますか?ほかの公民館講座は無料なのに、「用海将棋会」に入っているからといって高い参加料が要るなんて。わたし、申し入れました。「玄関払いせずに、勝手口から入る方法も考えて欲しい」と。
そんなことがあって、今の「地域推進委員による公民館講座」を年間を通して開催するというスタイルになったわけです。それは本来なら、毎回活動委員さんがお世話して、準備やら報告書作成などするもの。それらをわたしたちが代わってしているという次第。
さて現状の「子ども将棋教室」。
これは、毎週木曜日午後6時から。但し祭日と第5は休み。
先に述べたように以前は月会費200円を徴収していた。公民館講座だからだが、これは安い。○千円が普通である。
けど、会場費は不要だし、私たち指導者はボランティアだ。毎月200円でもやっていける。
徴収したお金で年末の忘年会費用にしたり、将棋の入門書を買ってやったりに支出していた。
ところがその後、人数が増えすぎた。クチコミでどんどん入会してくる。すると会計作業が大変なのだ。子どもを指導する余裕もなくなってしまう。で、会費を無料にした。忘年会など費用が要るときは別途徴収することにした。
するとこんなことになった。
これは一昨年の忘年会風景。
身動きできない。充分な指導ができない。そして問題なのは、ここに将棋が目的でなく来る子が増えた。親は将棋で頭脳を鍛えていると思っている。集中力ができると思っている。礼儀作法も教えてもらえると思っている。もっといえば、タダで子守をしてもらっていると。
要するに弊害が多くなってきたということ。
真面目に将棋に取り組んでいる子の邪魔になる。邪魔をする。指導者の言うことなんて聞かない。
ホント、困りました。
人数が増えすぎて、大きな弊害が出てきたということ。
自分一人で好きなことして静かにしているぶんにはまだいい(とは言っても、これも下級生のためにはよくない。悪い見本になってしまいます)。が、ストレス発散の場にして迷惑をかける者がいる。こちらも、充分な指導ができない。ほかにも色々問題を起こしてくれました。
で、考えました。
新入会の受け入れをストップした。これ以上は受け入れられない。まあ、部屋も小さいし物理的にも無理だ。
さらに、毎回わたしが講座を持つことにした。
会は6時から8時までだが、6時半から30分、わたしが授業することに。
フリー対局の途中の者は、そこで中断して授業を受けることに。
一年生から中学生までいるので難しいのだが、わたし、こんなの得意ですので、やってます。
しかし、一部の遊ぶために来ている子にはちょっとしんどい。話を集中して聞くことができない。わたし、叱ります。大きな声で、「この会をやめてもらっていいです」と。事実、親に電話して「おたくのお子様は将棋に向いておられません。時間の無駄ですので、他のものに向かわせてあげて下さい。そのほうがお子様の幸せのためです」と言ってやめてもらったことも。しかし、その子がまた、学校の将棋クラブに入ってきたりして驚いたこともあった。
と、そんなことで、最近、少し会員が減ってきた。
が、昨夜だ。
わたしの授業中に、ふと見ると将棋の駒でドミノ倒しをやっている。
とんでもない!思い切り叱りました。
何度も教えている。「将棋はマナーが第一」と。相手を敬う心でと。それをなんだ!あまりにも失礼だろ!と。
「やめてもらったらいい。imamuraさんは全く困らない。ここにいる全員がやめて来なくなっても一向に困らない。かえって好都合、ニ階の大人の部で好きな将棋ができる」と、大きなカミナリを落とした。
ま、そのあと切り替えて授業はしましたがね。
あ、それから最近、子どもに「将棋ノート」というのを与えて、将棋に関する質問を書いてこさせている。長く授業をしているとネタに困ってくる。かなり脱線して国語や歴史の授業になったりはするが。
で、子どもの質問に答える形で授業をしているのだ。もちろん、ノートにもわたしの返事を書き入れて渡し、次にまた持って来させる。
質問がない、あるいはどんな質問をしたらいいかも分からない子には、日記でもいいと言っている。すると、日記を書いてくる子もいる。それにも丁寧に答えてやる。いわば交換日記のようなもの。
将棋に真面目に取り組んでいる子はきっちりと書いてくるが、これも負担に感じる子がいる。
というようなことで、最近大分会員が減ってきた。昨夜は12人。
わたしはこれでいいと思っている。また新しい会員が入ってきて、将棋を好きになってくれて、中学生になって忙しくなるとやめて行って、と、そんな繰り返しでいいと。その中の一人でも、将棋に触れて、その結果、人生の中でいいことがあればいいなと。