喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「持ち主の顔」

2018-11-09 15:42:52 | 出久根達郎
「日本の古本屋」のメールマガジン、(シリーズ古書の世界第11回)に、
出久根達郎さんが「持ち主の顔」と題して書いておられる。
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=4252

いいですねえ。さすが出久根さん、味わい深い文章です。
これは出久根さんの著書『本と暮らせば』文庫版の宣伝のページでもあるのでしょうが。
この「持ち主の顔」は読んだ覚えがないぞと思って、わたしが所持する『本と暮らせば』に当たってみましたが、載っていませんでした。
ということは、やはり書き下ろしですね。
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野口英世の恩人は三人!

2018-11-03 11:29:21 | 出久根達郎
先日書いた『日本人の美風』



その「正平調」のこと。
「「野口英世に二人の恩人がいた」と出久根さんが書いている」とのことだが。
たしかにそう書いてある。
だが実は、その本のその項をもっと読み進めば、野口の恩人はたくさんいて、
主な恩人、その中でも”陰徳”と呼べる人は、実は三人だと出久根さんは書いておられる。
後から登場する人物、それは星一(はじめ)という人。
ショートショート作家、星新一のお父さんであると。英世のために最も多くのお金を融通した友人であったと。
因みに、出久根さんは星新一氏に会っておられる。その縁もこの本には出てきて興味深い。
また読まねばならない本が増えてしまう。

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『日本(にほん)人の美風』

2018-11-01 11:32:40 | 出久根達郎
先日、「神戸新聞」の「正平調」で紹介されていた『日本人の美風』のこと。

その本を今読み始めました(急ぎの原稿はさっき仕上げましたよ)。

その「序」を読んで、いきなり心を動かされました。
その一部、
《日本人という言い方だが、筆者は尊敬する如是閑に倣って、ニホンジンと読んでほしいと思っている。ニッポンジン、あるいはニッポンの読み方は、如是閑に言わせると、軍人が明治半ばごろに声高に唱えだしたもので、ニホンでは勇ましく聞こえないからだそうだ。軍人が官憲や教育者に強制して、ニッポンを広めたという。(略)なるほど、ニッポン人の美風と読むと、いかにも国威発揚、戦意高揚の、戦時中の文章のようではないか。ニホン人の美風と読んでいただき、東日本大震災の、私たちの生き方の参考になれば、と願っている。》
わたしも今後心しよう。
あと本文を読むのが楽しみです。
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『日本人の美風』

2018-10-28 08:28:09 | 出久根達郎
今朝の神戸新聞の「正平調」を、いい話だなあ、と思って読んでいたら、
後半で「アッ」と。
わたしが敬愛する作家、出久根達郎さんの著書のことが出てきました。
神戸新聞さん、記事拝借お許しを。

←クリック。

これは読まなくっちゃ、と思いました。
しかし、もしかしたら、すでにわたし持ってるかも。
忘れん坊ですからねえ。
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『本と暮らせば』出久根達郎著

2018-10-10 12:41:28 | 出久根達郎
出久根達郎さんが「日本の古本屋」に書いておられる。
 https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=4200
これは買わなくっちゃ。
『本と暮らせば』

訂正
上の記事だが、よくみると『本と暮らせば』は「数年前に書いた」とある。
おかいしと思った。
出久根さんが新しい本を出されたら、わたしに贈ってきてくださるはずだ。
今回のはそれの文庫本である。
以前、お送りいただいた時にブログを書いてます。
https://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/e/23d784466fb47dd2964f9078b2d5f7d6
素晴らしい署名入りの本を贈って頂いてます。
でもやはり、文庫本も欲しいなあ。
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「人に言葉あり」おわり

2018-07-21 17:08:35 | 出久根達郎
今日の夕刊を見て驚き。
いつも楽しみにしている出久根達郎さんの「人に言葉あり」ですが、
今日の44回をもって「おわり」なのだと。

←二段階クリックで。

最後はご自身の言葉でしめくくっておられる。
「今の人たちは通じる言葉を持っているが、人を動かす言葉ではない」
本文の文章は、「ロボットのそれで、血が通っていない。また話に彩りがなく、中身が薄い。もっと本を読んで充実させてほしい。」と続いて終わる。
末尾の =おわり= が淋しい。
こうなったからには、ぜひ一冊になって、もう一度楽しませていただきたいものです。
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入院中の川柳

2018-06-22 17:34:28 | 出久根達郎
入院中にも新聞は家内に持ってきてもらって読んでいた。
これは16日付神戸新聞夕刊。

←二段階クリックで。

出久根達郎さんの「人に言葉あり」㊸です。
もう43回になるんですねえ。一冊にして頂きたいものです。
16日はわたしまだしんどいころでしたが、楽しく読ませていただきました。
宮崎翁はおっしゃっています。「川柳人はいい人が多い」と。
わたしも田辺聖子さんの『道頓堀の雨に別れて以来なり』を読んでから川柳ファンになりました。
とは言っても、自分で作ろうとは思いません。
あの世の時実新子さんに笑われそうで。
新聞文中に出てくる川上三太郎は新子さんのお師匠さんです。

いいですねえ。
《俺に似よおれに似るなと子を思い》
《子を死なし学校に子の多いこと》
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『漱石センセと私』

2018-06-06 10:10:26 | 出久根達郎
うれしいなあ。
出久根達郎さんから新しい本が贈られてきました。

『漱石センセと私』(出久根達郎著・潮出版社・2018年6月20日刊)
一年半ぶりの小説だと。

読むのが楽しみです。
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読み終えました『面一本』

2018-02-22 23:36:39 | 出久根達郎
約10日で読み終えました。

出久根達郎さんの『面一本』です。
約560ページ。目方は650グラムあります。
まあ、10日間こればかり読んでたわけではないですが。
出久根さんが1年2か月新聞連載された小説を、たった10日程で読んでしまっては申し訳ない気もするのですが、
面白くて、勉強にもなるのでドンドン読み進めてしまいました。
さあ、エッセイ一本書くことにしましょう。
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『面一本』

2018-02-14 10:15:22 | 出久根達郎
昨日から読んでいる。

『面一本』(出久根達郎著・1995年・講談社)。
見返しに鉛筆で500と書かれている。
古本である。
もう何年も前にどなたかにプレゼントされたもの。
わたしが出久根さんのファンと知っていて、古書店で見かけたのでといって。
しかし大冊である。558ページまである小説だ。
でも読みやすいので、もう100ページを超えた。
これをネタにエッセイを一本書きたいと思っている。
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『読むパンダ』

2018-02-04 16:31:44 | 出久根達郎
出久根達郎さんから一冊の本が贈られてきました。

『読むパンダ』(黒柳徹子選・白水社)。
パンダに関するアンソロジーのようなもの。
出久根さんのは「パンダの賀状」と題されたエッセイ。
《年賀状の図案は、パンダに限る、と決めたのは六年前である。(略)動物の中でパンダくらい簡単に描けるものは他に無い。そしてこれが重要なことだが、誰が描いてもパンダだけは、上手下手は関係なく可愛くできあがる。》
このあとの締めの文がこのエッセイでは重要なのだが、それは省略。
出久根さんからいただいている年賀状、出してきて確認しました。おっしゃる通りでした。
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袋とじ!

2018-01-20 17:36:36 | 出久根達郎
昭和19年だから、70年以上昔に発行された本です。古い本です。よく傷んでいます。変色もしてます。
紙質も悪く、よくも今まで残っていたという感じの本。

『星の學者』(稲垣足穂)ですが、読んでいて驚きました。
袋とじになっているページがありました。

わたしの前の持ち主はこの本を古書店で購入したということだったので、その人も、その前の持ち主もこのページを読まなかったということ。
確かにこのあたりの記述は読むのが面倒そうなところ。
わたしも読まずにこのままにしておこう。
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『間島保夫追悼文集』

2017-12-22 13:45:18 | 出久根達郎
『触媒のうた』の編集者、浜田尚史さんから『間島保夫追悼文集』を戴きました。

題字は上野賀山さん。
賀山さんの書がなぜかうちにあるのですが、不思議なことに知らぬ間にあったのです。
一緒にちょっと写っているのは昨日届いた出久根達郎さんからの手紙の封筒。
手紙は和紙に筆で書かれた丁寧なものです。
出久根さんは『触媒のうた』を評価して下さり、帯文を提供してくださった作家。日本文芸家協会の理事長さんでもあります。
わたしなんかが接触させていただけるような人ではないんですけどねえ。
そこで、間島さんと出久根さんと浜田さん、そして私との関係。

まず間島さんはお亡くなりになったのが2004年。もうそんなになるんですね。
わたしはお会いしたのは二度、だと思う。
一度は『コーヒーカップの耳』の出版記念会で。これは宮崎翁がお誘いされたもの。
二度目は宮崎翁の著作50冊だったかのお祝いの席。
聞くところによると大変優れた古本屋さんだったと。
古本屋さんは大体博識です。
出久根さんは、この文集にも追悼文を寄せておられるが、夏目漱石の書簡のことを通じての交流がおありだった。
そして浜田さん。
この文集にも追悼文(足立巻一先生のお宅を訪問された話が含まれている)を載せておられるが、一時、間島さんの店で働いた経験があるのだと。
これは初耳、驚きました。
そしてわたしはみなさんと縁がある。
さらにいえば、この追悼集の編集者の一人が、いつもお世話になっている「街の草」の加納成治さん。三人の編集者を代表して「あとがき」を書いておられる。
実はわたし、この本を手にするのは初めてではありません。
多分加納さんに勧められて読んだことがあります。
今も家のどこかにあるはず。
でも内容は忘れてしまってますので、もう一度読み直します。
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「こなから」

2017-12-06 15:27:54 | 出久根達郎
出久根達郎さんの『むほん物語』(中公文庫)を読んでいてアッと思った。

こんな文章に出会った。
「しかし満更でもあるめえ。どうだ、小半(こなから・二合五勺)でいい、気張らないか」
この「こなから」という言葉。
わたしは知らなかったが、時代劇にはよく出てくる言葉なのでしょうか?
実はわたし『触媒のうた』に引用したのだった。
「女紋」の項に池田蘭子の文を。
250ページ。「らっきょうも、二合半(こなから)が二銭五厘…」と。
この蘭子の文は実は頴田島一二郎が代筆したらしいのだが。

この話に関連して、最近気になっていることがある。
テレビなどで若い主婦が「十五合(じゅうごごう)とか言っている。
お米のことだが、昔米屋をしていたこともあり、違和感たっぷりだ。
当然一升五合(いっしょうごごう)である。関西弁で言えば「いっしょごんご」である。
時には料理番組でも言っていることがある。
いくら言葉は生きものだと言っても「じゅうごごう」はおかしすぎます。
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「図書」~私の三冊~

2017-05-02 17:48:57 | 出久根達郎
「図書」の岩波文庫創刊90年記念「私の三冊」を見ていて、おおっ!と思った。


同じ見開きにわたしが交流する二人の作家が。

お一人は出久根達郎さん。
今度の拙著『触媒のうた』に身に余る帯文を提供して下さった直木賞作家である。

この文章の前(前頁)に二行ある。
●出久根達郎(作家)
①『にんじん』(ルナアル/岸田国士訳)

もうお一人はドリアン助川さん。

言わずと知れた『あん』の作家。

なんかうれしいですね。
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