喫茶 輪

コーヒーカップの耳

選者特集「スポーツ」

2021-08-30 08:38:33 | 
神戸新聞の「読者文芸欄」の選者特集。
今回のテーマは「スポーツ」です。
詩の担当者時里二郎氏の「オリンピックに思うこと」の視線が新鮮だった。
←クリック。プリンターが故障中でスキャンできず読みにくいですが。
今回のオリンピックに批判的な論調(わたしも同感)で進み、こうあります。
オリンピックは20世紀で終止符を打つべきだった。ぼくはそう思う。》と。
わたしは「えっ?」と思った。
続いてこうある。
《国家や民族が、それぞれの威信や経済的な発展を誇示し、すべての面で優越を競った20世紀という歴史の中で必要とされ、発展してきた祭典だった。》と、これまでの役割を一応認め、《スポーツも、国家や国籍や民族や政治的な思惑から自由にならなければならないと思う。》
なるほど、説得力があります。そして、こう締められます。
《胸を打たれるような感動を覚えた選手たちのパフォーマンスや伝えられるドキュメントがいっそう強く、そう思わせるのだ
と。
短い文章にもかかわらず読みごたえがありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「兵庫PTA」№584

2021-08-29 08:22:20 | 触媒のうた
「兵庫PTA」(兵庫県PTA協議会 編集・発行)№584号をお送りいただきました。
この広報誌は二カ月に一度の発行で、これは7月号とされています。
ところが発行は今頃。常識的にはちょっとずれてますけど、なんらかの事情があるのでしょう。
その最終ページにあるコラム、「文学を訪ねて」の95回に、兵庫教育大学大学院元教授の廣岡徹氏が、
拙著『触媒のうた』を取り上げてくださっています。
←クリック。
少ない字数の中で的確に書いてくださっていてありがたいことです。


『触媒のうた』  宮崎修二朗翁の文学史秘話
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

取材ノート

2021-08-28 08:49:41 | 宮っ子
西宮市の情報誌『宮っ子』用海版に連載している、人物ミニ評伝「わが町この人あり」だが、コロナ以来休止している。
しかし、わたしはワクチン接種済み、そして取材相手も接種済みということで、一年八カ月ぶりに今日インタビューを再開です。
気づくと、取材ノートが10冊になっていました。
今日から新しいノートに入って11冊目です。



約20年、よくやってきたものです。
取材させていただいた人の多くがすでに鬼籍に入っておられますが、
街の片隅でいい仕事をさせてもらったと思います。
まだもう少し頑張ります。

『コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夕凪橋の謎」

2021-08-27 07:50:35 | 宮っ子
『宮っ子』9,10月号が出ました。
用海版の「街角小景」欄に「夕凪橋の謎」と題して書かせて頂いています。
←二段階クリックで。
国道43号の六湛寺川と東川に架かる橋のことです。
地域地図の記載が大間違い。
これの説明が難しくて、原稿を書くのに苦労しました。
「この記事を読んだだけでは分かりにくいと思います。一度この『宮っ子』を携えて、現地を歩いてみてください」と書きました。
そして最後に「橋の名前には歴史が刻まれています。元通りにしてもらいたいものです」と。

『コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アンリ・シャルパンティエ」の石柱

2021-08-26 17:21:23 | まち歩き
久保町の洋菓子店、「アンリ・シャルパンティエ」の入り口近くにある石柱。



「両村立會分水石」と彫られています。
農業用語だと思います。
左側面には「明治拾貮年壱月」と彫られています。
このようなものが当時、ここにあったとは思えません。
西宮町のにぎやかな場所だったでしょうから、田んぼや川があったとは思えません。
多分どこかから「飾り物」として持ってきたものでしょうね。
道標などの石柱はよく移動するものですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「小さな目」

2021-08-26 08:18:17 | 
「詩」といえるかどうかわかりませんが、最近、神戸新聞の三田版に「小さな目」が載ってます。
以前にも「小さな目」欄が「ひょうご」のページに載っていたことがあったのですが、まったくダメでした。ものまねばかりになっていました。
今回はそんなことがなくて楽しめます。



きっと指導者がいいのでしょうね。
子どもの作品は指導者次第かもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021年の地蔵盆

2021-08-24 19:13:12 | 地蔵さん
行事がなにもできない地蔵盆でした。

しかも時折雨が降る一日でした。

それでも三々五々、お参りがありました。

来年こそは盛大にお祀りが出来ますように。

この「二才」というのは、数え年です。
数え年というのは、生まれた時にすでに一才。そして正月が来たら二才です。
なので、誕生日がくるまでは、満でいえばゼロ歳というわけです。
この子はまだゼロ歳です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の地蔵盆

2021-08-23 22:05:36 | 地蔵さん
地蔵盆祭りですが、
昨年に続き今年も行事はできなくなりました。
最小限の人数でお掃除と飾りつけをしました。





お供えは、例年ほどではありませんがたくさんの方がお持ちになってくださいます。
なので、今日明日は、私を含め世話人が境内で待機しております。



信者の方には『縁起小墓圓満地蔵尊』を無償でお配りしている。
「謹呈・小墓圓満地蔵尊奉賛会」と書いた票をつけて。
ところが、「気持ちです」と言って代金を持ってきて下さる方がたくさんある。
500円から一万円までいろいろと。お供えとは別に。
これは予測していなかった。
本をありがたがってくださったのだ。うれしいことです。
これはわたしが戴くわけにはいかないのでお地蔵さんへの浄財とさせていただいています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インタビュー

2021-08-22 13:42:05 | 
孫は5人いるが、機会をとらえて二人の孫、kohとfumiにはインタビューしたことがある。
ICレコーダーを準備して「あなたの名前は?」から始めてちゃんとした取材で。
その録音はCDにしてある。
ところで今日の神戸新聞の、作家山崎ナオコーラさんのエッセイ欄です。拝借お許しを。
←クリック。
この欄は毎週楽しみに読ませてもらっている。
《もし祖父からも話を聞けていたら、もっとリアルになったかもしれない。》とある。
その前にこんなことも、《聞こうと思えば話を聞けたんじゃないか、大人になってそう悔やむ。》

わたしは他人様をインタビューすることは多いが、自分のことについてはあまり話したくない。
昔に一度だけ、デイリースポーツの文化欄のS記者に自分の人生のことを取材されたことがあるが、話したのは最小限。
もっと昔には、足立巻一先生から、ある連載(「生活者の数え歌」『思想の科学』)の「最終回にあなたのことを」と言っておられたことがあった。
しかしそれは、先生の急逝で叶わなかったが。
そこでふと思った。孫にインタビューしてもらえば、自分の一生が話せるかもしれないと。
一度ちゃんと準備して取材してもらうのも一興か。
kohかsatoがやってくれないかな?

『コーヒーカップの耳』ユニークな人生がいっぱいの本。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盆栽の桃の実

2021-08-22 09:38:44 | 完本 コーヒーカップの耳
昨年、『完本コーヒーカップの耳』を出版していただいた時に、I井さんからお祝いにと戴いた桃の盆栽に実が生りました。



甘くいい匂いがしてます。
いいことがあるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもイイミミ

2021-08-22 08:56:14 | 新聞記事
今朝の神戸新聞より。神戸新聞さん、記事拝借お許しを。
←クリック。二段階でもっと大きくなります。
「週刊まなび―」のM編集長が写っています。
わたしと同じ町内の人ですが、詳細は内緒です。別に後ろめたいことがあるわけではありませんが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寛政の怪魚

2021-08-21 16:18:23 | 神戸っ子
『KOBECCO』8月号の編集後記欄です。
←クリック。
わたしの担当編集者、稲垣綾さんが、連載エッセイ「喫茶店の書斎から」に触れてくださっています。
《謎は謎のままの方が神秘的ですね。》と。
江戸時代、寛政4年に西宮浜に上ったという怪魚についてのこと。
海洋生物の専門家に訊けば、ある程度のことは分かるのかもしれませんが、
稲垣さんがおっしゃるように、謎のままにしておく方がいいのでしょう。
稲垣さん、いつもお世話になっております。
今後ともよろしくお願いいたします。
『KOBECCO』の購入申し込みはこちらへ。→「神戸っ子出版」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随想『湯気の向こうから』

2021-08-21 11:45:05 | 随想
短歌誌『六甲』に5年半ほど前から書かせていただいている随想「湯気の向こうから」。

8月号で64回。
知らぬ間にこんなに書いていた。
主に文学的なことを書いているが、読んでみると我ながら面白い。
丁度一冊分の分量がある。
どこかの出版社さん、企画で本にしてくださらないかなあ。

『コーヒーカップの耳』
この本も面白いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「コウモリの倒置君」

2021-08-20 15:23:33 | ドリアン助川さん
ドリアン助川さんの「動物哲学童話」が載った『青春と読書』9月号が届いた。
今号は「コウモリの倒置君」と題されたコウモリの話。



《コウモリは種類が多く、世界の全ほ乳類を種別に分けると、その四分の一を占めるほどです。》とある。
それは知らなかった。凄いですね、
最後の一行が《そうつぶやいて、トーチ君は太陽をじっと見つめました。》とあって、ちょっとした希望を抱かせるのですが、
今号の物語は全体に切ないものでした。
これはfumiなどの小学生にはちょっと無理ですね。中一のsatoか高1のkohなら、ある程度は分かるかも。
あ、そうだ。ページの枠外にドリさんの本の宣伝がありました。
新しい本ではなく、前に出て「日本エッセイストクラブ賞」を受けた『線量計と奥の細道』の文庫版。
 集英社文庫・発売中902円(税込み)とあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「障害者」という言葉

2021-08-19 16:45:03 | 本・雑誌


「おわりに」から。

《もうぶっちゃけ 言ってしまうと、私は「障害者」という言葉も漢字も嫌いです。(略)
「障がい者」という表記にしようという意見には「メアリー・オブ・ウェールズ」とバカ丁寧に呼ばれるような感じで、もう「メアリー」でいいよ!となります。(略)
「害」を「がい」と平仮名にしたって全然変わりません。なぜなら「がい」の意味が「害」からきてるからです。
それに真ん中だけ平仮名というのは何とも間抜けな印象を受けてしまいます。》


これはわたし(健常者<この言い方も何か変な気がしますが>ですが)も以前から思う所でした。同感です。

《どっちにせよ、本当の「障害」は、社会にある!と考えています。(略)
誰もが自分のいのちを精いっぱい生きていける社会に押し戻せるよう映画を撮っていきたいなと思っています。
そして、私は「メアリー」でも「今むら彩子」でもなく、「今村彩子」というひとつのいのちを生きていく。》


いい本を読ませていただきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする