喫茶 輪

コーヒーカップの耳

小さな桃

2022-08-31 08:56:13 | 日記
盆栽仕立ての桃の木に実が三つなりました。
赤いのが二つと、白いのが一つ。
不思議ではないのです。
接ぎ木がしてあって、片方の枝には赤、もう一方には白い花が咲くのです。
しかも枝垂れになってます。
これは二年前に『完本コーヒーカップの耳』を出版した時に、I井さんが祝いにくださったもの。
でももう2年が過ぎて、枝の先は上を向いてきてます。
みな人工的に手が加えられたものですからね。
花は紅白の二種類が咲いたのですが、実までが二種類とは驚きました。
これまでに二つは食べてしまいました。
小さい(4センチぐらい)けれどちゃんと桃の味がしました。
そして今日、最後の一つをいただきました。

 

美味しかったです。

『コーヒーカップの耳』昭和人の喜怒哀楽が赤裸々に。
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『遠い蛍』の詩

2022-08-31 07:49:18 | 
毎朝、コーヒーの為の湯が沸くまでの時間、本を読む。
一日2~4ページ。
今は詩集を読んでいるので、1篇か2篇の詩だ。
今朝はこの詩集。



『遠い蛍』(以倉紘平著・編集工房ノア刊)。
前に一度読んでいる。
以倉紘平さんの詩集。
良かったので、もう一度ゆっくりと読み直している。
そして、今朝読んで改めて胸に沁みたのはこの詩。
←クリック。
「滞在地から」。この後、こう続く。

  次第に速力を増していく
  長い長い夏休み
  父よ 母よ 籠一杯に摘まれた葡萄よ 飼い猫のみーみ
  晩年になって我がこころに蘇ったふるさとよ
  みんな みんな遠ざかっていく
  にぎやかに
  永遠の駅にむかって


なんともいえない郷愁を誘う詩です。
このような胸の奥に染み入るような詩が並ぶ。
以倉さんの詩はこんなです。

『コーヒーカップの耳』昭和人の喜怒哀楽が赤裸々に。

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3冊読了

2022-08-30 18:03:06 | 本・雑誌
今日は読書三昧。
併読していた3冊を読了しました。



丁度、この3冊がほぼ終わりに近づいていたのです。
『丘の明り』(庄野潤三著)、『若き数学者のアメリカ』(藤原正彦著)、『置かれた場所で咲きなさい』(渡辺和子著)。
この3冊、内容は大きく変わります。まったく方向性の違う本です。

『コーヒーカップの耳』昭和人の悲喜こもごもが赤裸々に。
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「宮っ子」2022年9・10月号

2022-08-30 16:21:47 | 宮っ子
西宮市の情報誌「宮っ子」9・10月号が出ました。
今号は「わが町この人あり」はお休みです(11月号にはユニークな人が登場します。お楽しみに)。
その代わりにこの記事を書きました。



「街角小景」です。「雨垂れ受けの石臼」と題して。

それから全市ページのマイタウントピックスには「宮水ジュニア・将棋教室」の記事が。



右側、ホワイトボードの前に立っているのがわたし。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。

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41年前の宿題が

2022-08-30 10:30:23 | 足立巻一先生
昭和56年だから、今から41年前。
尊敬する足立巻一先生から与えられた宿題があった。
折に触れ気にしていたのだが、それが今日、突然解決した。
当時、詩の新聞投稿欄で、足立先生に特選にとってもらった詩の評に、先生はこう書かれていた。
《庄野潤三氏にこれと少し似た美しい短編小説のあるのを思い合わせた。》と。
その後わたしは、庄野潤三の作品に興味を持ちながらも集中して探すということはしなかった。
機会があって読む時には気にするという程度で。
で、今日読んでいたのは、先日図書館のリサイクル図書の棚から戴いてきたこの本。

これに載っていました。
41年ぶりに宿題を果たした気持ちです。
このこと、エッセイに書きます。
多分11月号の「KOBECCO」に。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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「生きるための詩」

2022-08-29 08:37:59 | 
今朝の神戸新聞「読者文芸欄」は選者特集でテーマは「本」。
ここで詩の選者時里二郎さんは、詩人松下育夫さんの『これから詩を読み、書く人のための詩の教室』(思潮社・3520円)を取り上げておられる。
←二段階》クリック。
この中で、松下さんの詩を引いておられる。



このような詩を必要とする人も世の中にはあると思う。いや多いのでは?

その松下さんの講演が神戸であります。(要申込)

←クリック。

体調が良ければわたしも出席します。

追記
  因みに松下さんはツイッターでも日々、印象的な言葉を発信しておられます。
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あれはどのあたり

2022-08-28 10:14:11 | 『恒子抄』
この前、図書館に行った時に「リサイクル図書」のコーナーにあった本。



『丘の明り』(庄野潤三著・昭和42年刊)です。
頂いてきました。
中の「蒼天」という小説を読んでいて、「ほほう!」と思った場面。

《子供を抱いて走つた時の始りから終りまでは、映畫の中のひとつの場面のやうに覺えてゐながら、それが自分の過去の月日のうちのどのあたりに嵌め込まれるべきことなのか分からない。さうなると、その背景となる生活そのものが、何やら霞にでも包まれたやうな、頼りないものに思はれて来るのだつた。》

まるで私がこの春に出した詩集『恒子抄』の最後の二行ではないか。
《五十年の見境がつかない あれはいったいどのあたりなのだろう。》


『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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初の欠席

2022-08-27 15:03:50 | 将棋
何年になるだろうか。
西宮市教育委員会からの依頼で始めた「宮水ジュニア・将棋講座」



もう20年を超えるのではないだろうか?公民館を主体に市内各地の公共施設での将棋教室。
年度が上半期と下半期に分かれていて、各七回のシリーズだから一年に14回。
20年として280回になる。
その間、わたし一回も欠席せずに頑張ってきました。
前日まで39度近い熱があったときも注射で抑えてやりました。
また、長男の結婚式の日と重なった時は、前半の講座を終えたところで、
後半のフリー対局指導をほかのスタッフに任せて早引きして神戸の式場へ駆けつけたことも。
なのに今日、初めて全部欠席しました。ほかの3人のスタッフにおまかせして。
一週間ほど前からの体調不良でした。新型コロナではありません。
ここ2日ほどは落ち着いているのですが、もしも途中で変調が起こった時の事を考えるとやむを得ませんでした。
子どもを含め、みなさんに迷惑をおかけしました。



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刑務所でのたばこ

2022-08-27 09:11:11 | 完本 コーヒーカップの耳
今朝の神戸新聞の片隅の記事。

「留置場でたばこ」とあります。
これを見て思い出しました。
昔、うちの店「喫茶・輪」の常連客 、元㋳の加賀繁躬さんのチョーエキ時代の話。
「蛇の道は蛇の喩え通り、手に入りまんねん。タバコ。トイレで喫うんやけど、煙が出たらバレる。そやから吸うて、そのまま腹に収めてしまうんや」と。
この話、『コーヒーカップの耳』には収録していない。
本当にそんなことができるのか、わたしはマユツバだったので取り上げなかったのだ。
出来たとしても、タバコそのものから立ち上る煙はどうするのだ?ということもある。
さてどうなのだろう?
今さら彼に聞けない。10年ほど前に遠い所へ行ってしまった。


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出久根達郎さんの肉声

2022-08-26 09:11:44 | 出久根達郎さん
youtubeを触っていて偶然、出久根達郎さんの肉声に出会った。
素晴らしい毛筆のお便りはよく頂いているが、肉声に接する機会は少ない。
昔、NHKテレビで夏目漱石についての連続番組を見たことはあるが。

誠実そうな風貌の人だ。実際に誠実なお人だが。


「竜馬がゆく」司馬遼太郎_ 出久根達郎【よんでみよう 読んでみた】


出久根達郎さん推薦の本。『触媒のうた』(今村欣史著・神戸新聞総合出版センター刊)
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本因坊秀策と藤井聡太王位

2022-08-26 08:55:11 | 随想
鈴木獏さんにお贈りいただいた「おたくさ」Ⅳ-3を読んでいる。
主力の連句はわたしには少々難しいのだが、ほかの随想や漠さんの「夭折詩人列伝」などは興味深く読ませて頂いている。勉強になります。
今読んで面白かったのが、永田圭介さんの随想「囲碁から学ぶ」です。
わたしは囲碁については若い折に父に教えてもらって少しやっただけ。竹林時代が訪れる少し前のころだった。父は早くに亡くなったので、その後将棋に転向してしまったのだった。でもルールぐらいは知っている。
この随想の中に江戸時代の天才棋士、本因坊秀策というのが登場し、すこぶる面白い。
《果たして局面は、じりじりと秀策の黒石側が盛り返し、三目の微差ながら逆転した。黒一二七、囲碁史に不滅の名手、『耳赤の一手』である。》
ここでその面白さを知ってもらうことはできないが、この「おたくさ」を持っている人は是非読んでみて下さい。120部限定とありますので、貴重ではありますが。
昨日、アベマで将棋の王位戦、藤井王位対豊島九段の戦いをライブで見ていたのだが、その藤井王位の勝ち方が、この秀策に似ている気がする。
凄い天才です。
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3月31日発行?

2022-08-25 11:29:00 | 『恒子抄』
昨日、詩人で連句の宗匠鈴木漠さんからお贈りいただいた「おたくさ」61号だが、


「後記の為の後記」に注目。
《もし、詩や連句の世界に鈴木がいかほどか貢献を成し得たとするならば、それは荊妻恒子の包容力と助力の賜物である。半世紀、何も報ゆる事が出来なかったことを恥じつつ、明記しておきたい。》
これを読んだときわたしは、(あ、鈴木さん、わたしに影響されたな)と思った。
わたしは4月に拙詩集『恒子抄』を鈴木さんにもお贈りしている。その詩集の「あとがき」にわたしはこう書いている。
《尚、巻末に記した著作物はすべて、恒子の支えがなければ生まれなかった。ありがとう。》と。
鈴木夫人のお名前も「恒子」さんである。
「ハッ」と思われたに違いない。
と思ったのだが、おかしい。
昨日お贈りいただいたのに、発行日が「2022年3月31日」となっている。
え?いまごろですか?
3月発行ならば、わたしの『恒子抄』はまだ手にしてはおられない。
不思議だ。

追記
これと同じ記事をFBにも上げていたのだが、そこに詩人梅村さんからコメントが入った。
梅村さんは「おたくさ」の同人です。
《今村さん、実は3月31日発行で準備されていたのですが、入院中が続き結局二か月遅れの5月末に発行されました。ということで、後記はその直前に書かれたと思われ、「恒子抄」は目にされていたのでしょう。》
そうだったのか。で、不思議解消しました。
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ゆく夏の風物詩・地蔵盆

2022-08-24 08:26:01 | 地蔵さん
【 ゆく夏の風物詩・地蔵盆 】

23日の夜・地蔵さん


昨夜、23日の夜に写した動画です。
今日24日が、地蔵さんの日です。
どうぞお参りください。

このお地蔵さんの230年の歴史を、面白いエピソードも交えながら書かれた冊子『縁起・小墓圓満地蔵尊』(昨年は500円で販売)を
興味がある方に無償で差し上げます。



わたしが40年かけて書いたものですので、面白くないはずがありません(笑)。
御参拝の上お気軽にお申し出ください。
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2022年の地蔵盆は

2022-08-23 18:01:26 | 地蔵さん
地蔵盆ですが、3年ぶりに提灯を飾りました。





ご近所のみなさんが飾って下さいました。
妻も大奮闘してくれてます。
電気の配線工事は東町の宏陽電気さんが無償で奉仕してくださいます。もう何十年もです。ありがたいことです。
わたしはここにきて体調がすぐれず、家でじっとしてます。
申し訳ないことです。
御詠歌などの催しは、残念ながら今年も中止にしました。
でも、「三々五々お参りください」と案内しました。

←二段階クリック。

明日24日が地蔵さんの日です。
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西宮今津の水木しげる

2022-08-20 19:46:11 | 西宮のこと
今日の神戸新聞夕刊の一面。



この喫茶店「初音屋」さん、以前よく行っていた喫茶店です。
「水木しげるの今津時代」

マスターの立花さん、お元気そうでよかった。
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