喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『ぼや記つぶや記』と池田蘭子

2023-05-31 16:35:57 | 宮崎修二朗翁
今日はM病院の診察治療の日。
いつもは長く、ときには1時間以上も待つのだが、今日はすぐに呼ばれてビックリ。
予約時間丁度だった。こんなことは初めて。
待合所に座った時には、たくさんの人が待っておられて、これは長くなるなと思ったのに。
持って行ってた本、読み始めてすぐ、1ページも読まないうちだった。
だが、治療が済んで会計で20分ほど待たされた。
ここもいつも長く待つ。今日は早い方。
その待たされてる間に読んだところに、「おっ」と思うことが。



『ぼや記つぶや記』(坂盛勝著・のじぎく文庫・昭和38年刊)の中の「立川文庫」というタイトルのエッセイ。
《つい先日”立川文庫”の作者群唯一の生き残り池田蘭子女史に会う機会を得た。》
そうか、この『ぼや記つぶや記』は神戸の消防局の機関誌『雪』の編集長だった坂さんが『雪』に書いた埋め草を集めたもの。
『雪』は宮崎修二朗翁が深く関わっておられた雑誌。
坂さんは、宮崎修二朗邸をよく訪問しておられたと聞いた。
そして、池田蘭子女史は宮崎翁がインタビュー取材しておられる。
そのいきさつは拙著『触媒のうた』の「女紋」の項に詳しく書いた。
縁はつながる。

『触媒のうた』 池田蘭子のことも載ってます。
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ロッテの池田来翔選手

2023-05-31 09:45:13 | 懐かしい話
レギュラーに定着しましたね。
甲子園にやって来るのが楽しみです。
テレビ放映あるでしょうからね。
彼のルーツは西宮に半分あります。


『コーヒーカップの耳』西宮の喫茶店を舞台に、おもしろうてやがて哀しき物語。
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「折り紙」の人、来訪。

2023-05-28 18:37:22 | 完本 コーヒーカップの耳
『完本・コーヒーカップの耳』に登場する「折り紙」の主人公、東口さんが『完本・コーヒーカップの耳』をお買い上げに来てくださいました。



もちろん彼には刊行時に献本してあります。
ところが今回、知人に差し上げるのだと。
その人は、幼い頃に韓国から来日された女性で、教育を受けておらず本が読めない人。
現在69歳とのことだが、今になって公民館の外人向けの日本語教室に通って日本語の読み書きの勉強を始めたのだと。
参加者はみんな東南アジアなどから来日している外国人とのこと。
テキストは小学校4年生の国語教科書で。
しかし、それでは彼女には不満で、東口さんに借りた『完本・コーヒーカップの耳』をテキストにしたいと指導者に相談したという。
それが聞き入れられたのだ。
で、東口さんはその本をプレゼントしたという。
ということで、新たに自分用を求めてきて下さったのだ。
ありがたいことです。
代金を下さいましたので、「これはおまけ」と言って、もう一冊署名入りをもらってもらいました。

『完本・コーヒーカップの耳』 おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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「多島海」43

2023-05-25 14:07:08 | 
詩と散文の同人誌「多島海」43号をお贈りいただきました。



B6版、40ページに満たないかわいい装丁。
だが中身はかわいいというようなものではありません。
クールな作品が並んでいます。
中で、わたしが強く魅かれたのはこの作品。



彼末れい子さんの「コオロギ牧場を訪ねて」。
タイトルに意表を突かれますが、読めばなるほど。
最近テレビなどでも報道される昆虫食がモチーフになっています。
「そうかそうなのか」と思った次第。
彼末さんのもう一つの作品「牛乳廃棄」も風刺が効いていて読ませます。

松本衆司さんの散文「アポリネールのように その三」は登場人物に興味が湧きました。
わたしの知る人がたくさん。
以倉紘平、安水稔和、島田陽子、香山雅代、福中都生子、大西隆志、村中秀雄、藤永久子、林哲夫、瑞木よう等々、楽しく読ませていただきました。

江口節さんの散文「詩の言葉を考える ③ 原郷へー石牟礼道子の言葉」は読みごたえがありました。
石牟礼道子の「苦海浄土」は若い日に一度読んだのですが、もう一度読まなくては、と思わされました。

江口さん、いつもお贈りいただきましてありがとうございます。


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二十四の瞳

2023-05-25 12:54:52 | 懐かしい話
必要があって中学時代の卒業アルバムを調べた。
するとあった。
この写真。
小豆島の『平和の群像』。
これでいい原稿が書けるかも。
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穴太積み

2023-05-24 16:57:01 | 本・雑誌
『塞王の楯』を読んでいる。



今400ページまで読んだ。
城の石積みの穴太衆が活躍する話だが、凄い話だ。
石積みにこれほどの深みがあるとは思いもしなかった。
これほど多彩だとも思っていなかった。
単に構築物の一部なんかではなかった。
戦国時代の戦いの重要な部分を占めていたのだ。
これは小説なので人の心も描かれていて、感動が深まる。
あともう少し、ワクワクする。
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今朝の星占い

2023-05-23 08:21:42 | 日記
しし座は
「異性との会話が盛り上がる」だった。
妻は
「今日は異性と会うことがないわ」と言う。
「え?俺、異性やけど」
「アハハハハ…」
笑われちゃった。
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川端康成のこと

2023-05-22 18:37:50 | 本・雑誌
今日の神戸新聞夕刊の随想欄。

作家の佐伯一麦さんの「川端をめぐる対談」です。
これの文末に注目。
《対談にあたって、姫路在住の川端康成研究の第一人者でおられる森本穫氏のご著書から多くの教示を受けたことを記しておきたい。》

この森本さんのこの著書のこと拙ブログで書いております。
『川端康成の運命のひと』

「川端康成の運命のひと」

川端康成に興味のある人、必読の書です。
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2023-05-22 08:19:51 | 日記
【 恋 】
朝のテレビで星占いというのを毎日やっている。
気にもせずに何げなく見ている。
今朝、しし座は「おめでとうございます。第一位です」とのこと。
そして、「新たな恋が始まります」。
隣の妻の顔を見て、
「…だって」と言うと、
「楽しみやね」と小さく笑う。
実はわたしたちは二人ともしし座。
妻は一拍おいて、「ガハハハハ」と笑い、
「冷めてるからあかんね」。


【 化 】
妻が朝から出かける準備している。
「あ、今日は体操の日か」
「そう、ちょっと化粧して行きます」
「化粧という字はおもしろいね」
「化けるやもんね」
「化けて装うか」
「マシにはなれへんから、ちょっとでもマシに見えるように化けます」
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『寂しさから290円儲ける方法』

2023-05-20 14:52:12 | ドリアン助川さん
予約しておいた本が届きました。



ドリアン助川さんの『寂しさから290円儲ける方法』(産業編集センター刊・1600円+税)。
短編小説、11話からなります。
それぞれの舞台が各地に散らばっているのですが、先ず読んでみたのは神戸を舞台にした「高架下」です。
その冒頭部分。
《ただ明るい街並みやにぎやかな通りよりも、どこかに影の世界とつながる扉が隠れているような、なにが飛び出してくるのかわからない薄暗い通路を歩きたくなるときはありませんか。
 私は港町神戸に立ち寄る機会があると、「三宮高架商店街」と「元町高架通商店街」に決まって足を運びます。JRの鉄道高架の下に延々と続く、ウナギの寝床とハモの寝床を交互に継ぎ足したような、狭く長い通路から成る商店街です。》


このあと、ちょっと皮肉と哀しさを交えながら、心の片隅に、ポッとあたたかな火が点るような物語が紡がれてゆきます。

今、別に読まねばならない本がありますので、ほかの小説を読むのはちょっとお預けです。
楽しみに。

『コーヒーカップの耳』 ドリアン助川さん、推薦の本。

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今村翔吾さんの比喩

2023-05-19 12:42:54 | 本・雑誌
それにしても分厚い本です。
『塞王の楯』(今村翔吾著・集英社)。



やっと五分の一ほど読めたところ。
さすが直木賞受賞作。いい比喩があちこちに散りばめられています。
今日読んだところではこんなの。
❬互いに頷きあうと、じゃれ合っていた蝶がぱっと離れるかのようにして駆け出した。❭
うまいもんですねぇ。

『コーヒーカップの耳』おもしろい比喩がいっぱい。
 
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チャットGPTでいい詩は作れる?

2023-05-18 09:45:56 | 
神戸新聞、桂文珍さんの連載エッセイ「落語的見聞録」を毎回楽しんでいる。これがすこぶる面白いのだ。
今日のはチャットGPTに関する話。

落語台本を作ってもらったと。
アツと言うまに答が出たという。
しかし、
「読んでみたが、驚くほど面白くなかった。」とのこと。
「笑える場所が無いのだ。ホッ!とした。」とある。
さて、詩の場合はどうだろうか?
人間の微妙な心の動きを詩で表現してくれるのだろうか?

『コーヒーカップの耳』チャットGPTでは作れない、哀しく面白い話が満載。
 
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医療用テープ

2023-05-17 17:39:31 | 健康・病気
「左殿部皮下軟部腫瘍摘出手術」を受けたのが今月2日でした。
抜糸が11日,。
その時、3Mマイクロポアテープというのを貼られた。医療用のテープです。



お風呂にはそのまま入れます。
めくれたらまた新しいのに貼り替える。
今日がまた診察日でした。
このまま貼り続けてください、とのこと。まだ3ヶ月ほどと。
え?そんなに?と思いましたが、時にまだ痛むことがあるから納得。
まだ無理をしないでくださいねと。
12針、7センチ、そして結構深いですからね。
引っ張ったり、こすったりしないでくださいと。
完治まではなかなかです。
コメント (4)
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本の背割れ

2023-05-17 11:19:34 | 本・雑誌
昨日図書館で借りてきた本ですけど、


開いてみたらパッカリ割れてました。



予約したのが昨年の2月でした。やっと順番が回ってきたのです。
たくさんの人が読んできたというわけで、これだけ分厚い本だと仕方ないかもしれません。
でも返しに行った時、私がやったのではないと報告しておこう。
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「孫娘」

2023-05-17 09:48:39 | 
今朝の神戸新聞の読者文芸欄、詩の入選作「孫娘」です。

たどたどしい書きぶりですが、涙を誘います。
わたしがそれなりの歳になったからだろうか。
特選作の「アルバム」も 異質な作品で注目しました。
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