「タバコちょーだい」
「いつもお世話になってるから、これ上げるワ」
と、この前忘れてたのを出す。
「アッ、これ俺の…。毒つけてないやろなあ」
「知らん。毒見は自分でしてください」
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昨夜、寒気がして熱を計ったら37,3度。やはり風邪だ。この前、子どもに将棋をマンツーマ
ンで教えた時に、その子がゴホンゴホンと咳をしていて、ヤバイなと思っていたのだった。
で、やはり朝のカウンター席。
「昨夜、寒気がしてなあ…」と話すと、
「サム気?」
この後のセリフは想像がつくでしょう。
カアチャン、ゴメンナサイ、三連発。
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長年、毎日昼定食を食べ、コーヒーを飲んで下さっていたT岡さんが、今日で退社。
近くのN会社の会長の運転手をされていたのだが、昨年暮れ、その会長さんが93歳で急死さ
れて、契約社員のT岡さんの仕事が無くなった。16年間、会長さんのお世話をされて来たの
だった。会長、晩年は足腰が不自由になられていて、T岡さんは介護の仕事もされていた。な
かなか気ままな会長だったので、よく尽くされたと思う。
孫の滉もよく可愛がって下さっていた。うちも淋しいが、T岡さんも淋しそうだった。
次の職場でも、お元気に頑張ってください。そして、機会があれば、また「輪」に顔をお見せ下
さい。お待ちしています。
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ロードス書房から古書目録が届く。いつも送って下さる。
表紙の絵は、ガリ版刷りなのです。今どき、なかなか味が有ります。
坂本秀童子さんの作。明治33年9月9日、夜10時、神戸港を出航したブロイセン号の絵で夏
目漱石の洋行船だという。
大して購入しないのだが、これを見るのが、結構楽しい。
尊敬する宮崎修二朗先生の昔の著書も多く載っている。他、知った人の著書も。
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夕方、散髪に行く。
野暮用が忙しくてなかなか行けなかったのだ。
そして、今日読んでいた本、『日々の非常口』のあるページ。
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赤ちゃんの頭には毛がなくて、
お爺ちゃんの頭もツルツル。
ゆりかごと墓場の間にあるのは
散髪と髭剃りばかりだ。
(サミュエル・ホッフェンスタイン)
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この詩が身につまされる。だんだん薄くなって来たのを、散髪に行くたびに思い知らされる。
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明日4月1日(木)の「輪」の日替わり定食は
「カレイの煮つけ」です。
よろしくお願いいたします。