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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

お元気で。

2010-03-31 19:57:27 | 日記

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 「タバコちょーだい」

 「いつもお世話になってるから、これ上げるワ」

と、この前忘れてたのを出す。

 「アッ、これ俺の…。毒つけてないやろなあ」

 「知らん。毒見は自分でしてください」

昨夜、寒気がして熱を計ったら37,3度。やはり風邪だ。この前、子どもに将棋をマンツーマ

ンで教えた時に、その子がゴホンゴホンと咳をしていて、ヤバイなと思っていたのだった。

で、やはり朝のカウンター席。

 「昨夜、寒気がしてなあ…」と話すと、

 「サム気?」

この後のセリフは想像がつくでしょう。

カアチャン、ゴメンナサイ、三連発。

長年、毎日昼定食を食べ、コーヒーを飲んで下さっていたT岡さんが、今日で退社。

近くのN会社の会長の運転手をされていたのだが、昨年暮れ、その会長さんが93歳で急死さ

れて、契約社員のT岡さんの仕事が無くなった。16年間、会長さんのお世話をされて来たの

だった。会長、晩年は足腰が不自由になられていて、T岡さんは介護の仕事もされていた。な

かなか気ままな会長だったので、よく尽くされたと思う。

孫の滉もよく可愛がって下さっていた。うちも淋しいが、T岡さんも淋しそうだった。

次の職場でも、お元気に頑張ってください。そして、機会があれば、また「輪」に顔をお見せ下

さい。お待ちしています。

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ロードス書房から古書目録が届く。いつも送って下さる。

表紙の絵は、ガリ版刷りなのです。今どき、なかなか味が有ります。

坂本秀童子さんの作。明治33年9月9日、夜10時、神戸港を出航したブロイセン号の絵で夏

目漱石の洋行船だという。

大して購入しないのだが、これを見るのが、結構楽しい。

尊敬する宮崎修二朗先生の昔の著書も多く載っている。他、知った人の著書も。

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夕方、散髪に行く。

野暮用が忙しくてなかなか行けなかったのだ。

そして、今日読んでいた本、『日々の非常口』のあるページ。

  赤ちゃんの頭には毛がなくて、

  お爺ちゃんの頭もツルツル。

  ゆりかごと墓場の間にあるのは

  散髪と髭剃りばかりだ。

      (サミュエル・ホッフェンスタイン)

この詩が身につまされる。だんだん薄くなって来たのを、散髪に行くたびに思い知らされる。

明日4月1日(木)の「輪」の日替わり定食は

「カレイの煮つけ」です。

よろしくお願いいたします。

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目立たぬ花

2010-03-30 19:04:50 | 日記

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朝のカウンター席。

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昨日夕方、雪が降った話が弾んで、

  「ホンマ、びっくりしたなあ」

山 「あんたは、しょっちゅうびっくりしとるやろ」

  「あぁ、うちの嫁さんの顔見るたんびに、ウワッ!…てか?」

山 「………」

カアチャン、今日もゴメン。

店先で、目立たない花が咲いてます。

だれも気づきません。

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イカリ草と春ランです。

どちらも、もう十年ほども前に、但馬から持ち帰ったもの。

イカリ草は、出石町奥小野のその奥の山から。春ランはコウノトリ郷公園の近くの山から。

華やかな花もいいですが、このような人目につかない、ソッと咲く花も好きです。

明日31日(水)の「輪」の日替わり定食は

「若ドリのからあげ」です。

よろしくお願いいたします。

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工場風景

2010-03-29 19:18:55 | 日記

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朝のカウンター席での話題。

テレビの漫才で大笑いした話で盛り上がる。「面白かったなあ!」と。

そこで、

山 「あんたとこの嫁はんの顔と一緒や」

そこでわたし、

「いやいや、うちの嫁さんの顔は、ゲラゲラ大笑いとちゃう。プフッ、ぐらいや」

カアチャン、ごめん。

今日の神戸新聞、「正平調」に、砥峰高原の山焼きのことが出ていた。春の風物詩として

人気が高まっていると。

先日、わたしのマイミクの「たんか姫」さまが観に行って来られて、その様子をミクシーブログ

に載せておられたのを見せてもらった。動画も載せておられて、小さな画面からでもその迫力

が伝わった。実際見ればかなりの迫力だったと思う。イノシシが走って逃げたことも書いてお

られた。機会があれば一度見たいたいものだ。

今日も久しぶりのお客様。

わたしが、生涯に一度、3年間だけサラリーマンをした時の同僚、N君。

わたしが、勤めを辞める前に入社して来たのだった。彼もその後、何年か勤めて、

やはりその会社を辞めた。が、わたしの店にチョコチョコ顔を見せてくれるのである。

元プロボクサーの彼は、元々ゴンタ。だけど、わたしには丁寧な言葉づかいで接してくれてい

た。そして今も。

Cimg0850

これは、わたしの最初の詩集『工場風景』(1998年刊)である。

その小さな工場での体験を書いたもの。

機械好きの杉山平一先生がことのほか褒めて下さった。

宮崎修二朗先生も「これは誰にでも献上したらいけませんよ。大事にしなさい」と言って下さっ

たのだった。しかし、もう手元には一冊しか残っていない。

今日もその工場での話が出た。わたしには辛い勤めだったが、今となってはやはり懐かし

い。

「火曜日」102号の原稿をK田さんに送信。

やれやれ。

明日の「輪」の日替わり定食は

「釜あげうどん・おにぎり」セット(780円)です。

よろしくお願いいたします。

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2010-03-28 21:50:31 | 日記

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一昨日、東京から息子が帰って来ていて、出入りバタバタ。

昨日朝、但馬豊岡から客人一人、店で使うお米を持って来て下さった。

今日、午後帰られた。

そして今日、娘婿と滉、咲友の3人がやって来ていて、賑やか。

夕方、滉とお地蔵さんの境内で枯れ枝でたき火などする。

今、夜9時40分。家内と二人だけ。

天気は良かったが、少し肌寒い一日だった。だが桜は結構咲いている。

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これは、店に飾っている額。杉山平一氏の詩「桜」を木版画にしたもの。

いい詩でしょう。

杉山平一氏の若き日の詩です。

「三等切符」などと言葉は古いが、今に通じる詩だと思います。

明日29日(月)の「輪」の日替わり定食は

「豚肉しょうが焼き」です。

よろしくお願いいたします。

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子ども将棋教室 南甲子園

2010-03-27 17:03:42 | 日記

公民館講座、子ども将棋教室へ指導に行く。

南甲子園公民館。先週に続き2回目。

車で行ったのだが、高校野球開催中で、道中、応援団の観光バスなどで賑やか。

西宮は、高校野球が始まると町が明るくなり本格的な春である。

南甲子園公民館は甲子園球場のすぐ南にある。窓から外を見ると隣に広い空き地。阪神電

鉄の敷地で、高校野球の間は臨時駐車場になるのだと。料金は2000円と。これは高い!さ

すが阪神さんである。

さて将棋。集まって来た子どもは、ほとんどが初心者である。

ここでいい指導をすれば将棋好きになり、その子の人生にとって必ずプラスになる、という気

持ちでやったが、さてどうだっただろうか。

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兵庫文学史話、最終回

2010-03-26 22:04:51 | 日記

        Cimg0066

コーヒーを飲み終わり、バカ話もすみ、「ごっつぉさん」と店を出て行こうとする山さんに

わたしは座ったまま、

「忘れてるデ。これ無かったら車、動きにくいデ」と声をかけた。すると、

山 「あんた、顔も悪いけど、根性も悪いなあ。気が付いたら、持って来てくれんかぇ!」

わたしは、

「350円では、そこまでサービスでけん」

今日も久しぶりのお客様。H見さん。

もう九年来のお客様であるが、体調も良くなかったようでホントに久しぶり。良かった。

お土産を持って来て下さった。文庫本である。

エッセー集、『日々の非常口』アーサー・ビナード著(新潮文庫)

ビナードは日本人より日本通と言われている詩人。

来日してから日本語を勉強し、詩を書き、2001年、詩集「つり上げては」で中原中也賞を受け

ている。

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この本の最初の一篇「ゲッキョク株式会社」は、日本語を勉強する上での苦労をユーモアいっ

ぱいに書いたもの。オモシロイ!

その最後の3行。

ー今でも、池袋の「月極駐車場」の看板がパッ目に入ると、耳の奥のどこかでゲッキョクの声

がする。でも、月に一度行く青森を歩いていると、たとえ「月極」と書いてあっても、ぼくの内な

る声は読み間違えたりしない。-

あと、読むのが楽しみである。

宮崎修二朗先生来。

先生自らの体験による文学の話を聞く会、今日が一応最終回。

一年ちょっとの間に、23回。毎回2時間程度のお話であった。

すべて貴重な、兵庫県の、裏話も含めた文学史である。

これから少しずつでもまとめて行きたい。

今日は途中で飛び入りの客人も。『kobecco』に書いている「千村克子」さんの資料を提供し

て下さったK藤さん。

差し入れに、和菓子「細雪物語」を持って来て下さった。谷崎潤一郎の名作「細雪」に因んで

名づけられた芦屋の銘菓。

K藤さんも宮崎先生とは長いお付き合いの人。

最終回に来て頂いて良かった。

先生、1年余、喋りたくないことも、敢えて話して下さいました。ありがとうございました。

勉強不足の不徳の聞き手で申しわけありませんでした。さぞ、甲斐のないことだったと思いま

す。

これで終わりではなく、また来店して下さって、もっともっとお話を聞かせて下さい。

お付き合いして下さった、S田さん、S野さん、長い間ありがとうございました。今後ともよろ

しくおねがいいたします。

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将棋会総会

2010-03-25 22:56:41 | 日記

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昨日から、滉、咲友、季代が来ていた。

咲友にカメラを向けると照れている。

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夜は、将棋会。

8時まで子どもの部の指導。

一人の新しい子を6枚落ちで指導。

「強いわあ!」と感心された。

最初はちょっと尊敬させておかないといけない。

後、大人の部の総会。

終わって家に帰ると、滉たちは大阪へ帰ってしまっていた。

明日26日(金)の「輪」のおすすめ定食は

「手作りハンバーグ」(750円)です。

よろしくお願いいたします。 

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オムそば

2010-03-24 22:19:18 | 日記

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菅原洸人展が今年もダイヤモンドギャラリーで開催されます。

88歳、未だ画魂健在と。

今日も久しぶりのお客様。H本さん66歳。わたしと同い年。

元Yガラスの社員さん。1年ぶりぐらいだろうか。

この人は、うちの店がオープン間もなくからの常連さんであった。だからもう20年以上のお付

き合い。甲子園の阪神巨人戦に、どちらも夫婦連れで一緒に観戦に行ったこともある。

当時は営業課長だった。退職前にはかなりの地位になっておられた。それがもう6,7

年前のこと。その後も折に触れて来店して下さっていた。しかしもう見えないかと思っ

ていたのだった。その人が入ってこられて、驚くと同時にうれしかった。

セーターにジャンバー姿。社員時代とは大違いのラフな格好。顔は浅黒く日焼けして、まさに

ゴルフ焼け。

「お若くなられて!」と思わず声が。

「若コなるわけないやん」と言いながら、以前のように

「アレッ!」と鉄板を指差す。

分かっていました、この人の大好物、うちの店の「オムそば定食」である。

明日25日(木)の日替わり定食は「ラーメン定食」です。

よろしくお願いいたします。

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4年ぶり

2010-03-23 18:58:03 | 日記

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4年ぶりのお客様(?)。

加賀繁躬さん63歳。

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驚いた。もう、うちの店に顔を出すことはないだろうと思っていたのに。

実はこの人、前科持ちの元?さんである。両方の小指が途中から千切れている。

何年もうちの店に通った人だが、4年前、わたしはこの人を、こっぴどく叱った。

店に他に2人のお客さんがおられたが、わたしの怒りは強かった。人前で叱ったのである。

腹にすえかねたのである。今思い出しても腹が立つ。

Cimg0783_2

理由はここには書かない。

それが、今日、丁度4年ぶりに、高い敷居を跨いでやって来たのだ。

彼の身の上に、うちに来るしかないことが起こったのだ。

プライドの高い彼が頭を下げてやって来たのである。

その理由は書かないでおこう。武士の情けである。

Cimg0784_2

ここに載せた3枚の写真、実は、菅原洸人画伯の手になる水彩の似顔絵である。

8年前、わたしの紹介により『デイリースポーツ』の記者、坂本昌昭さんが取材して3回にわた

り紙面を飾ったものである。

普通は写真を載せるのだが、彼は「写真はちょっと…、差し障りが…」ということで、わたしの

案で洸人さんの手を煩わしたのであった。

ところがこの似顔絵、写真よりも本人らしい。

ただし、その頃の彼に似ているだけ。

今日の彼は大分変わっていた。4年は結構長い。

明日24日(水)の「輪」の日替わり定食は

「焼き魚・塩サバ」です。

よろしくお願いいたします。

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山が見えなくなった。

2010-03-22 15:39:36 | 新井組さん

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昨日夕方から、滉、咲友が来ている。

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天気がいいので、隣のお地蔵さんの境内でお遊び。

Cimg0760学校の新井組さんの工事も休みで、道路はごらんのとおり。

咲友が安心して歩いて行く。

しかし、学校の工事が進んで、景色はすっかり変わってしまった。

これが工事以前の六甲の山並み。

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ところが今は

Cimg0768 Cimg0769

春夏秋冬、家の前から季節ごとに楽しめた山の様子がこんなことに。

大きな工事には必ず何らかの犠牲が生じる。

一日中、孫の遊び相手。しかし、わたしは今とても忙しいのです。書かなくてはならない原稿

がたまっているのです。孫の相手をしている余裕はないのです。この三連休でなんとかしょう

と思っていたのです。ところが先日の豊岡での通夜葬儀で、心づもりが大分外れました。

だから、孫べったりではなく、スキを見てはパソコン触ってました。

それでやっと、「火曜日」と「kobecco」の原稿、それぞれザザザザ~っと書きました。

あと推敲が大変です。というより、まだ作品になってないのです。どうしましょうか?まあ、なん

とかなるでしょう、と思うことにします。

      

明日23日(火)の「輪」のおすすめ定食は「手作りコロッケ」で

す。

よろしくお願いいたします。

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菅原洸人画伯・個展

2010-03-21 13:46:20 | 日記

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上の絵は、神戸の洋画家、菅原洸人画伯が「喫茶・輪」を描いてくださった水彩画です。

その洸人画伯の恒例の春の個展のお知らせ。

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神戸・北野坂「ダイヤモンドギャラリー」で、4月6日(火)~11日(日)。

画伯のコメント

「88歳の春、画魂未だ健在。

幻想のヨーロッパと神戸の新作を。

HPに過去の作品を準備中。

乞うご高覧。」     洸人

 

アイサイとお墓参りに。

お天気がいいので初めは自転車で行くつもりだったが、あまりにも風が強いので車で。

墓地には駐車スペースが3台分しかないので心配だったが、駐められた。すぐ後に次々車で

来る人があり、一足違いでよかった。

行く途中、信号待ちをしていたら、自転車の婦人が、カゴに入れていた花の包み(これも墓参

用らしい)を風に吹き飛ばされていた。国道2号線である。追いかけようとされたが、車が轢い

て行った。と思ったら、車輪と車輪の間を抜けたようで、花は助かった様子。その後も花は風

でアチコチしていたが、向いの歩道でやっと止まって、良かった良かった。

3月15日の「絵手紙」と題したこのブログに、わざわざ神戸須磨から来店して下さったご婦人

のことを書いた。

86歳、お足が弱っておられるのに、わたしが昔出した詩集『コーヒーカップの耳』を読まれて、

「舞台になっている店に来たくて」と。

そのご婦人から、すぐにお手紙をいただいた。しっかりした、きれいな字のお手紙である。

中の一節

「日ごろ歩くのもしんどいと言っている私が「行きたい」と思い、行動に移せたことを自分なが

ら半分驚き、又、その意欲を起こさせた原動力があの詩集にありましたことを思い返しており

ます(略)」

こんな風に言っていただくとうれしいですねえ。

で、その封書の中に、この人が、8年前に書かれた詩が一篇入っていました。

    転居通知

>                 澄子

転居通知のハガキを書いた

毎日毎日書き続けた

ふと、暫く会わない夫にも

知らせたくなった

でもー

郵便番号が分からない

天国市極楽通り三丁目?

あちらでもきっと

多勢の友達に囲まれて

得意気にしゃべっているだろう

この話を息子にしたら

「うん、結構楽しいから

 早よ来んでもええよ」って

言うてるでぇ

ほんとうに どこへ行ってしまったの

八年が過ぎた。

      二〇〇二年五月

いやあ、いい詩ですねえ。

悲しみがあって、愛情があって、ほのぼのとしたものも感じられて。

それに、なんといっても品のいいユーモアが漂っていて。

人柄の良さを感じます。

この詩を書かれてから、また八年が過ぎたということですね。

その後も詩を書かれていたのでしょうか?

またお会いしたいですね、澄子さん。

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ご無沙汰しました。

2010-03-20 17:43:12 | 日記

但馬、豊岡へ葬儀に行ってきました。

正月から危篤状態に入っておられたのですが、雪が消えるのを待ってて逝かれたような気が

します。

お陰で車で行くことが出来ました。

満96歳、苦しむことは一切なく眠るように逝かれたとのことでした。

病院へ入院されることもなく、最後まで自宅で介護され自宅で亡くなられたのでした。今どき

珍しいのではないでしょうか。

その家の若い嫁さんが「こんな歌をよく寝まみれに歌っておられましたが何という歌でしょ

う?」と私に訊ねられました。その一節を聞いて、「あっ、それは戦前の歌で、道頓堀行進曲

です」などと話したり、意識朦朧の中での介護の様子がチラリと見えたりしました。

昨日夜、帰って来ました。

そして今日は、「子ども将棋教室」が二か所でした。

午前は、南甲子園公民館。明日から始まる高校野球のメッカ、甲子園球場のすぐそばの公

民館でした。

Cimg0739

集まって来た子はほとんどが初心者で、ちょっとエネルギーが要りましたが、楽しく2時間を過

ごしました。

午後は北口の中央公民館での「宮水ジュニア祭り」の将棋の部の講師で。

保護者にも参加してもらっての講座で、これも楽しくやらせてもらって良かった。

しかし、さすがに歳です。いささか疲れました。

その帰りのことである。駅から歩いて帰る途中、前方で変な煙が上がっている。

近づいて驚いた。車が一台丸焼けになっていた。まだ煙が残っていて、消防員が水をかけて

いた。

Cimg0743 Cimg0744

何が原因か分からない。明日の朝刊に載るかも…。

今朝、公民館に行くために、店は休みだったが朝少し早く起きて店で朝食をしていた。

そこへ店の前に人影が。出てみると、お客様がお二人。

明日から始まる高校野球の審判に来られた人である。一人は、一昨年、39年間の審判生活

を引退された鹿多証道さんだった。今回は審判の指導に来られたのだ。

この人がうちの店に来られるようになってもうずいぶんになる。

加古川から見えるのだ。年に2回だけのお客様。春夏の二回の高校野球の時だけ。まるで

七夕さまである。あっ、七夕さまは年一回か。

しかしうれしいじゃないですか。忘れずにわざわざ寄ってくださるのである。

しかし今日は、土曜日で店は休み。しかも、わたしはすぐ準備して、公民館に講師に行かね

ばならない。

で、仕方なくお断りしたのだった。

鹿多さんは「お元気なお顔を見られたので良かった」と言って下さった。

なんといい人なのだろう。

実はこの人、学校の先生だったが、立派なお寺のご住職でもあるのだ。頼まれて各地に講演

にも行っておられる。人格者である。

今日は、まだ書きたいことがあるのだが、少し疲れているのでこれぐらいに。

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但馬豊岡へ

2010-03-17 18:50:34 | 日記

                                      Cimg0066

昨夜、訃報が入りました。

うちの店の定食に使っているお米を生産提供して下さっている、家内のお姉さんの嫁ぎ先

の、姑さんが亡くなられたと。

たしか96歳だったと思いますので、天寿を全うされたと言っていいのでしょう。

しかも病院ではなく、自分の家で亡くなられました。

ここは、田舎でも珍しい四世代同居の家でした。

いつも遊びに行かせてもらっている、特に親しい親戚です。

お通夜が18日、葬儀が19日です。

コウノトリ郷公園のすぐ近くです。

店を休んで行ってきます。

従って、「輪」は22日まで休業させて頂きます。

よろしくお願いいたします。

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臨時休業

2010-03-17 00:28:02 | 日記

急用のため

18日から22日まで、休業させて頂きます。

よろしくお願いいたします。

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『あなたにとどけるものがたり』

2010-03-16 18:40:43 | 日記

            Cimg0066

定年近い〇〇さん、

「俺はもう十分やって来た。仕事も遊びもやりつくした。そやからもう、いつ死んでもエエ。思い

残すことない」

それを聞いて、△△さん、

「えっ!?ホンマに!」

「ホンマや。悔いない」

「まだ若いのに」

「やりたい放題やって来たからなあ」

「あんたはやりたい放題やって来たか知らんけど、その裏には、やられ放題の人がおるわけ

やな」

「…、?!?!。それどうゆう意味や

Cimg0728

これは何でしょう?

そう、誰かさんのお腹です。

このブログによく登場の人。

分かった人、内緒にしといて下さいね。

      

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この前ちょっと紹介した童話集です。

『あなたにとどけるものがたり』⑤風の会編・遊絲社

切り絵作家の薬谷礼子さんから贈られたもの。

七人の人が書いているアンソロジーである。

薬谷さんは、ここ何年間か、「心斎橋大學」という所で童話を勉強されていたのだ。

読んでみて感心した。みなさん想像していたより上手いのである。

彼女の作品、「イブちゃんの魔法」も良かった。

「お母さん、あの人形さわっていい?」という出だしもいい。話の展開も面白く、期待感と不安

感が程良く混ざり合っていて、スリルもあり、先を読む楽しさがある。そして意外性。大人も楽

しめるいい童話でした。これ、得意の切り絵を使って絵本にすればいいのに。女の子にはき

っと受けると思いますが。アッ、切り絵は色が出ないか。

ほかの人の作品もみなレベルが高く、十分プロとしてやっていけるのではないかと感じまし

た。

全部読ませてもらって、わたしは勉強になりました。

この「心斎橋大學」の総長さんが、作家の藤本義一さんなのだと。厳しい人が指導されるの

だから、いいかげんなものは取り上げられないだろう。

余談だが、藤本さんは、一度パーティーでお見かけしたことがある。庄野至さん(庄野潤三

んの弟さんである)が、『足立さんの古い皮鞄』で織田作之助賞を受けられたお祝いのパーテ

ィーの主賓だった。恐れ多くてわたしは声をかけられなかった思い出がある。

                                      Cimg0624

      

明日17日(水)のおすすめ定食は

「カキフライ」です。

よろしくお願いいたします。

また、

「輪」は、18日(木)~22日(月)まで

臨時休業させていただきます。

よろしくお願いいたします。

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