喫茶 輪

コーヒーカップの耳

谷川俊太郎の言葉

2023-01-31 18:58:57 | 
今日届いた『図書』(岩波書店)2月号の谷川俊太郎さんのエッセイにこんな言葉がありました。

《詩を自己表現と考えずに初めから読者を意識して書き始めた…》

そうなんだ!と思いました。
だから面白いんだ、と。
興味深いんだと。
実はわたしも、谷川さんとは微妙に意味が違うかもしれませんが、誰かに読まれることを想定して書いてます。
(昨年作った詩集『恒子抄』は別で、他人に読まれることを想定せずに書きましたが。)
もちろんはじめから不特定多数にというわけではありません。
でも、最初は新聞投稿でしたから、読者に読まれることを前提にしていました。
さて、わたしの詩は今も面白いだろうか?興味を惹くだろうか。
とは言いながら、最近は自分とその近くだけのために書いてる気がします。

『コーヒーカップの耳』 面白うて、やがて哀しき喫茶店。
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よくぞ骨折せずに

2023-01-31 10:43:22 | 健康・病気
昨日の駐車場での顛倒ですが、やはり傷をしてました。
その後も膝が痛かったので青あざが出来ているだろうなとは思ったのですが、
昨夜風呂に入る時、ズボンを脱いだら、あらら、けっこうな傷で、出血してました。
ズボンは破れてなかったのに、足の皮が破れてました。

膝をつくたびにジンと痛みも走ります。
また手の付け根のあたりも痛みます。
顛倒した時に体重を支えたからでしょう。
よくぞ骨折をしなかったものだと思ってます。

しかし、倒れた姿は無様だったでしょうね。
屋上の駐車場ですが、その時辺りに人影はありませんでした。
誰も助け起こそうとする人もありませんでした。
でもどこかから見ている人がいたかもしれませんね。
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年老いたぞ。

2023-01-30 14:59:30 | 健康・病気
つくづく年老いたと思い知らされた。
今日はM病院でのMRI検査。
終って立体駐車場へ。
その坂を歩いて上り、右へ曲がってその先にわたしの車がある。
その、右へ曲がった 時である。
何かに足を取られて宙を飛んだ、ような気がした。
そのままスッテンドウと前のめりに倒れた。
止めようにも止まらないのである。
手をついたが、肘と膝を打った。
なんで?と後ろを振り返ったら、黄色い棒がある。
わたしはそれが単なる線に見えたのだった。
実は車止めだった。
それに足を引っかけたのだ。
地面がコンクリートではなく網状の金属だったのでまだ衝撃が少なくて良かった。
肘も膝も衣服は破れてはいなかった。
ただ、腕時計の蓋にひびが入ってしまっていた。
それと、駐車場を出る時だ。
ポケットに入れていた駐車券の角が折れていた。
会計でチェック済だったので、無料になるはずである。
ところが機械が「200円」を示す。
おかしいなあ?
一時間以内だったから無料のはず。
いつもは「お気をつけてお帰り下さい」とアナウンスするのに、
「表示金額をお支払いください」と言う。
顛倒して折れた時に、割引チェックが消えてしまったのだろう。
ああ、年は取りたくないものです。

『コーヒーカップの耳』 人の世の機微さまざま。
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羽生九段の形づくり

2023-01-29 17:44:15 | 将棋
羽生さんの投了が美しい。
ある時点で敗戦を見極め、無駄な抵抗をやめて、きれいに一手違いの形づくりをして、潔く投了。
前局の第二局は藤井五冠が負けたのだが、その投了図も美しかった。
優れた棋士のたしなみでしょうか。これはわたしの私見ですが。
これで「王将戦」は羽生九段1勝、藤井五冠2勝。


『コーヒーカップの耳』 面白うてやがて哀しき喫茶店。
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fumiの熱気球体験。

2023-01-28 12:37:11 | 
大阪の孫、fumi君の話です。
わたしが入院中にFAXを届けてくれていました。
学校で熱気球に乗った時のことを絵にしたものです。



決して上手な絵ではないかもしれませんが、一生懸命に描いたことがわかります。
ということで、fumi君に電話してインタビューしてみました。
ハッキリとした言葉で答えてくれました。
その答えを要約します。
1月22日の日曜日に学校の校庭に熱気球が来たのだと。
faxの絵にあるようにたくさんではなく一機だけだったと。
それに順番に乗せてもらったのだと。
その小学校は最近合併があったのですが、都心の過疎校ともいうべき、規模の小さな学校。
希望者全員が乗れたという。でも参加者は半分ぐらいだったとのこと。
fumiのクラスは27人ぐらいの内、13,4人が応募したと。
fumiは大人が2人、子どもは7人の計9人で乗ったという。
いい天気で気持ち良かったという。
でも一人の男の子が、初めは怖くないと言っていたのに、怖がっていたという。でも泣かなかったと。
高さは「4階ぐらいの高さかな?海とかは見えなかった。けど楽しかった」。
時間は5分ぐらいとのことだが、それはfumiの感覚だから実際はもっと長かったのではないだろうか。
学校のHPを見ると、それはPTAの行事だったようです。
「また乗りたいか?」と訊くと「うん」。
「ところでfumi君は飛行機に乗ったことはあるの?」
「ないけど、二月に東京に行く。その時に乗る」
ほほう、そうなのか?
「じゃあ、またその話をインタビューさせてな」と言うと、
「いやや」と言われてしまった。
わたしの質問がしつこいからかな?

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ブルーグラスが背景の小説 

2023-01-28 11:55:00 | ブルーグラス
FB友達のI平さんが「ブルーグラスバンドのリーダーが主人公の小説発見。三島賞受賞作だそうです。」とFBに上げておられたのを見て、それは珍しいと思い、入院前に図書館に予約を入れておいた。
それを今日、受け取りに行った来た。
妻も付き合ってくれて、退院後初めての図書館。
私一人でなら往復4200歩ほどだが、今日は4400歩だった。
お借りした本だが、『無限の玄』(古谷田奈月著・筑摩書房・2018年刊)。



読み始めてみたが、ほほう!と思ってしまう。
ブルーグラスは日本ではマイナーな音楽だと思うのだが、この作家さん、古谷田さん(女性)は詳しい。
こんなぺーじがあります。←二段階クリック。
読み進むのが楽しみだ。
追記 わたしには読み取る力がないのでしょうか、面白くなかったです。途中から斜め読みしました。

あ、そうだ。最近書いたブルーグラスエッセイを上げておきましょう。ブルーグラスの専門誌「ムーンシャイナー」1月号に寄稿したものです。「敬老会でブルーグラス」と題したものです。一字脱字がありますが。
わたしも昔はギターが弾けたのです。下手でしたけどね。

←二段階クリック。
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椎名麟三と宮崎修二朗翁

2023-01-27 16:06:17 | 触媒のうた
今朝の神戸新聞にもう一つ興味ある記事があった。
神戸新聞さん、拝借お許しを。



「姫路文学館名言選」16 
作家、椎名麟三の言葉「死者にとってわかることはただ一つ
             生きている方がましだということだ」 と表題があって、椎名のことが書かれている。
案内は姫路文学館の学芸員、玉田克宏さん。聞き手は神戸新聞論説委員の平松正子さん。

←二段階クリック。

←二段階クリック。

《作家太宰治が1948年に玉川上水で自殺したのち、「次に死ぬのは椎名麟三じゃないか」とうわさされたそうです。》
こんな文章で始まっています。
が、椎名が死んだのは1973年、61歳の時、今年ちょうど50年だ。

椎名については拙著『触媒のうた』に取り上げています。宮崎翁とのエピソードを。151ページ~154ページ。
月刊「KOBECCO」には2014年2月号に「椎名麟三」と題して書きました。お読み頂ければ幸いです。

『触媒のうた』宮崎翁が語る日本文学史秘話満載。


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信行寺さんの掲示板

2023-01-27 14:34:36 | 用海のこと
今朝の神戸新聞記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/.../han.../202301/0015997715.shtml
わが町、用海の信行寺さんの掲示板のことが大きく出ています。



←二段階クリック。

←二段階クリック。

これまで拙ブログで何度も紹介させていただきましたが、ユニークですよね。注目されて当然でしょう。
「かわいらしい書体で」とありますが、ご住職の四夷法顕さんは、公民館活動の書道グループの会員さんでもあります。
単に美しいだけではなく、だれにも馴染みやすい書体です。
念のために申し述べておきますが。
掲げられた言葉がユニークなのはもちろんですが、実は添えられた「住職的解説」が素晴らしいのです。
広くて深い法顕さんの知識に裏付けされているのです。
表題の言葉にまず目を引かれ、手にした解説文で、誰もが得心させられる素晴らしい布教活動だと思います。
お寺さんのこれからの進む一つの方向を示しているともいえるのではないでしょうか。

因みに今月の掲示板です。写真は信行寺さんのHPから借用しました。

その「住職的解説」。←二段階クリック。

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『梟の拳』

2023-01-26 12:33:19 | 本・雑誌
先月7日の本欄に次のようなブログを書きました。

《『朝茶で一冊』、今朝読んだところ。
《面白い小説は、読むのが早い。坂道を自転車で走り下るように、次第に加速され、あっというまに、読み切ってしまう。》
同感ですね。もしかしたら詩集もかもしれない。
ただし、「おもしろい」の意味にはいろいろあります。
で、出久根さんがこの項でおっしゃっている面白い小説は『梟の拳』(香納諒一著)。
出久根さんはこう書いておられる。
《私は五百三十二ページのこの小説を、医院の待合室で一気に読了した。二時間ちょっとで読み終った勘定である。》
是非読んでみたい。


この度やっと読みました。三泊四日の”避寒”の間に。
わたしハードボイルドを読むことはほぼないのですが、これは面白かったです。



『梟の拳』(香納諒一著・講談社文庫・1998年刊)。
出久根さんは532ページと書いておられますが、わたしが読んだのは文庫本で638ページでした。
これを出久根さんは二時間ちょっとで読んだと。遅読のわたしにはとても考えられません。
退院30分前にやっと読み終えたのでした。


 
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ご無沙汰でした 

2023-01-26 10:53:05 | 健康・病気
三泊四日の“避暑”ならぬ”避寒”から今朝無事に帰って来ました。
外界は寒くなってますねえ。
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羽生善治九段対藤井聡太五冠・王将戦第二局

2023-01-22 21:39:26 | 将棋
羽生さん、スゴイ!
王将戦第二局。
終盤、ほぼ最善手を指し続けて勝ち切りました。一手でも緩い手を指せば逆転するところ。
藤井五冠も偉い。
もっと早くから負けはわかっていただろうが、一手違いの形づくりをしてから投了。これは私見です。
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「鶺鴒」19号

2023-01-20 18:24:48 | 
神戸の詩人、江口節さんが主宰しておられる詩誌「鶺鴒」19号をよませていただきました。
江口さんを含め15人の同人が32篇の作品を載せておられます。



表紙詩。



田中章子さんの「案山子」です。
表紙を飾るにふさわしい、明るい詩ですね。微かにユーモアも感じられて。

みなさん、解りやすい言葉で自分の心の内を素直に表現されていて好感が持てます。

これは飯田直子さんの「秋の空」。



童心がかわいいですね。

『コーヒーカップの耳』 詩ごころ満載。
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「別嬢」116号

2023-01-20 09:29:03 | 
同人誌「別嬢」116号を読ませていただきました。



素朴で誠実な作品が多く、好感が持てる詩誌です。
といっても、レベルが低いわけではありません。
これは巻頭の作品「五月」です。
←クリック。
もう長く書いておられる西川めぐみさんの詩。
いいですねえ。
やさしい言葉で書かれていて、一見平凡ですが、読んでいて心が安らいできませんか。
長年の修練を積んだ人の自然な技だと思います。
12人の同人が19篇の詩作品と4篇の散文を載せておられます。
楽しませていただきました。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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プラごみ

2023-01-20 08:19:57 | 健康・病気
溜るプラごみの量が興味深い。。
妻が入院中、プラごみがあっという間に溜った。
いつもバキバキバキバキという音がしていた。
わたし一人なのに。
でも今、二人になったのにそんなに溜まらない。
これは不思議ではない。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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三年になるが

2023-01-19 16:19:18 | 完本 コーヒーカップの耳
ちょっとコンビニまで出かけていた間に電話があったという。
拙著『コーヒーカップの耳』を読んだ人から。
大いに感動して著者に会いたいとおっしゃったと。
うれしいですね。ちょっと今、わたしお会いできない事情(コロナではありません)があるので、また改めて連絡をいただくということになったのですが。
全国発売していただいてから2月28日で3年になるのですがいまだにそう言っていただけるなんて。



『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。


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