喫茶 輪

コーヒーカップの耳

虎落笛

2009-12-31 19:01:43 | 日記

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店の前のサザンカに毎日メジロがやって来て、花の蜜を吸い、チチチチッとかわいい声で鳴

いています。写真を撮ろうとするのですが、なかなかうまくいきません。この写真はスズメが飛

び立つところです。

                    

今日は朝から風が強く、一日中虎落笛(もがりぶえ)が聞こえてました。この虎落笛という言

葉を初めて知った時は驚きでした。

                    

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「お父さんと」と題された、岩田健三郎さんの版画です。

店の絵はほとんどが洸人さんのものですが、これは店をオープンさせて間もないころに、岩

田さんの個展を見に行って購入したものです。今ならさしずめ「ジーチと」になるか。

      

今年も暮れようとしています。ありがとうございました。新しい年もよろしくお願いいたします。

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『KOBECCO』新年号 

2009-12-30 18:25:15 | 千村克子さん

掃除三昧の一日。

手が荒れて、つま切れで痛い痛い!

でも正月にちょっと休めば、またすぐ元通りになるでしょう。

                

Cimg0246 Cimg0250

『KOBECCO』新年号が出ました。

わたしの連載エッセーは第87回。今回は「千村克子」と題して書いている。

題字の「千村克子」は明石の書家、六車明峰氏の手になるものです。

元タカラジェンヌの話である。話は次号につづく、としている。これを書いた時は、あと1回、2

月号で書き終えるつもりでいた。ところがその後、新しい情報が入って来て、たぶん3月号ま

で書かなくては終われない。もしかしたら4月号まで。

この千村克子さんが参加した、昭和13年から14年にかけての欧州公演は、岩淵達治さんに

よって、『水晶の夜』という小説になっていることが分かった。しかも、つい先ごろ、11月に、

「劇団東京ミルクホール」によって東京で舞台にまでなっていたのだ。で、小説を入手して読

んだ。ところが、この岩淵氏の小説は、上層部の記録などを元に書かれていて(二人の劇団

員からも直接取材はしておられるが)若き劇団員の目線ではない。

1月号『KOBECCO』では触れてないが、彼女には、この公演旅行の詳細な日記があったの

である。それを偶然入手したわたしは、読んでみて驚いた。21歳の若きタカラジェンヌの目線

である。いわば庶民の見た、ドイツ、イタリアである。

後は、ここには今書けない。『KOBECCO』をお読みください。

『KOBECCO』は神戸の主な書店、西宮では北口アクタのジュンク堂で販売されてます。

もちろん「輪」でも読めます。

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正月準備

2009-12-29 22:39:18 | 日記

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カゲツ(花月)です。俗名、金のなる木、または成金草。

「差し上げます」と、K山さんが持って来て下さいました。

蕾がいっぱいついてます。

いいことあるかな?

          

孫の滉たちやって来る。

滉と二人、車でお墓の掃除に行く。

小さな丘の上にあって、風が冷たい。

松葉拾いを手伝ってくれる。

帰りに、前に二人で来たえびすさんのそばを通る。

帰ると滉は、次にえびすさんへ行こうと言う。もう遅いから駄目と言っても、「行く」と言ってきか

ない。仕方なく、自転車で。

露天商など、正月準備の人が忙しそう。本殿の階段が板張りになっている。混雑で事故が起

こらないようにしてある。それを見て、滉が、「あれ?階段がない」。前に来た時は階段だった

のを覚えていたのだ。

二人で手を合わせてお参りする。「滉が元気に育ちますように」と。

池には、亀の姿が全くなかった。前に来たのは秋。餌をやって喜んだのだった。もう冬眠だ。

コイまでも姿を見せない。生き物のいない冬の池は静かなものだ。

          

夜、滉の一家4人と、東京から帰って来ている息子と、我々夫婦と、計7人でご飯を食べに行

く。歳末の騒々しさの中の楽しみ。

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今年最終営業日

2009-12-28 18:53:13 | 千村克子さん

「まずいコーヒーも飲んだし、さあっ、行こっ!」

「どこへ?」

「あんたには関係ない!」

「だって、行こか?て誘うたやん」

これは誰と誰の会話でしょうか?

          

本年最後のメニューは人気の「ばら寿司」でした。お陰さまで、やはり完売させていただきまし

た。ありがとうございました。

                    

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月刊『kobecco』の連載エッセー「コーヒーカップの耳」2月号の原稿を、先日ほぼ書き上げて

いたのだが、新情報が入って少し書き変えなければならなくなった。

元タカラジェンヌ、千村克子さんが、戦前の昭和13年から14年にかけて参加した欧州公演の

ことを1月号から書いているのだが、それを舞台にした小説『水晶の夜』(岩淵達治著)が出て

いたのを知り、しかも…。

この後はエッセー「コーヒーカップの耳」を読んでください。

「輪」はしばらくお休みをいただきます。

新年は6日より営業いたしますので、またよろしくお願いいたします。

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斜陽

2009-12-27 18:34:35 | 日記

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            酒蔵                   火を消す消防自動車

店の絵を一枚替えました。酒蔵の絵から、消防自動車に。

酒蔵は息子が小六の時に描いたもの。消防自動車は娘が小二の時に描いたもの。わざわ

ざ”火を消す“と名付けていたのが面白い。

Cimg0238

昨日、夕刊、『斜陽』の舞台のひとつである雄山荘が火災で焼失したと。わたしは少しショッ

クを受けている。

実は最近、『斜陽』に関することを調べていて、その辺りの書物を集中的に読んでいたのだ。

太田治子さんの最近の著書『明るい方へ 父、太宰治と母、太田静子』も読んだばかりだっ

た。保存運動も起こっていたのに残念なことである。

                

明日28日(月)が今年最後の営業日。

Cimg0236

お勧め定食は「ばら寿司」(820円)です。この前の「イナリ寿司」は早くに売り切れてし

まってご迷惑をおかけしました。今回はどうでしょうか?

新年は6日(水)より営業。よろしくお願いいたします。

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年ですねえ。

2009-12-26 19:43:38 | 日記

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今日で店の内外の紹介を一応終わります。

最後は、カウンター内から見た店内です。しかし、店の真ん中に壁面が有って、その右奥に

ある5番席が見えない。

うちの店は柱も有ったりして、全席を見渡せる席はないのです。

                    

店は休み。今日は暖かかったので、窓の水洗いやプランターまわりなど、外の掃除をした。ち

ょっと大工仕事も。背伸びしたりしたので、足の筋肉などが痛い。年ですねえ。

                

神戸新聞、朝刊にわたしの写真がチラッと。イヤですねえ、年いってからの写真は。若いころ

は新聞に写真が出るのをそんなには嫌ではなかったけど、もう駄目です。今回は特に、散髪

をしてから間が無かった時の写真なので、髪の毛も更に薄く写っていて…。まあ、名前が出て

なかったからまだいいですけど。

                

年内、あと28日だけの営業となりました。

新年は6日より営業いたします。

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馬面

2009-12-25 20:39:04 | 日記

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輪のカウンター席です。3席写ってますが、4席あります。

ここで幾多のドラマが語られました。これからも語られることでしょう。

で、今日のドラマ。

例の馬山さん。私の顔を指差し、

「あんたの顔、長いなあ!馬面やなあ」と、今更のように。何年付き合ってるのか。

わたし、すかさず、

「あんたの顔、丸いなあ!まるで馬糞やなあ」

これはドラマでも何でもないか。

                

神戸新聞に連載されていた新聞小説「親鸞」(五木寛之)が本になるというので予約していた

のが、今日届いた。

新聞小説は、昔々一度だけ読み通したことがある。たしか橋本忍の「悪の紋章」だったと

思う。後に映画化された。読み通したのはあれ以来である。面白かったのだ。五木寛之は

以前、『大河の一滴』を宣伝に騙されて読んだが全く良くなかった。しかし、この『親鸞』は面

白かった。毎日、朝刊を待ちかねて読んだ。五木よりも、親鸞という人がすごいのかも知れな

い。もう一度読むのが楽しみである。

                

年賀状を投函する。今年は160枚ほど。ここ数年徐々に減らしている。以前は200枚以上

で大変だった。

                

明日、明後日と店はお休みです。

28日(月)が今年の最終営業日。新年は6日より営業いたします。よろしくお願いいたします。

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粕汁

2009-12-24 23:33:45 | 日記

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店の真ん中に大きな柱があります。店を拡張する時に大工さんが、「邪魔になるから切りまし

ょ」と言ったのだが、わたしは、残しておいて下さいと。その後、あの地震が来た。正解だっ

た。その柱に掛っている写真が見えますか?小説の神様と言われた志賀直哉の写真です。

それだけではなく、その写真には、直哉の直筆署名があるのです。誰も気づきません。

                

今夜は、今年最後の将棋会。子どもの部はクリスマスイブということもあり、いつもより少なめ

だった。それでも十数人が参加。

そのあと、わたしは大人の部に参加し、最終戦を勝利で飾った。

                

定食には味噌汁を付けるが、寒くなってくると粕汁にすることがある。今日は両方用意した。

「どちらがいいですか?」と聞くと、「おっ!粕汁があるん?」と大喜びをする人も。

さて、牛山さん。「どちらに?」と聞くと、「あんたの嫁はん」と言う。わたしは、「えっ、おたくの

奥さん?それじゃあ、カスでね」

明日(25日)のお勧め定食は「ハンバーグ」(750円)です。よろしく。

年末は28日まで営業いたします。

新年は6日から営業いたします。

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国語辞典

2009-12-24 00:07:13 | 日記

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5番席の奥にある本棚です。並んでいるのは、百科事典ではありません。日本最大の国語辞

典『日本国語大辞典』です。まだ電子辞書にも搭載されていません。物書きには必須のもの

だからと、わたしが畏敬する宮崎修二朗氏がプレゼントして下さったもの。

                

孫は午後(23日)から来たので、懸案の原稿は午前中に書けた。1本は同人誌のもの。1本

は地域情報誌のもの。もう1本は、『kobecco』の連載エッセー。これはまだ草稿で年末までに

推敲して仕上げる。やれやれ。

               

23日、夕刻から宴会でした。何年振りかで会う人、二人。お元気でよかった。

24日(木)の日替わり定食は「焼き魚・塩サバ」(780円)です。よろしく。

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冬至

2009-12-22 18:07:25 | 日記

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5番席です。前にも紹介しました。店の一番奥。グループに最適の席。

手前にオニユズが写っています。これは、豊岡、法花寺という所で採れたもの。今日は冬至。

今夜、お風呂に使います。

              

72歳女性 Xさん 「今朝、起きて、布団を上げてテレビつけたら、6chはやってたけど、4ch

は映らんし、外見たら真っ暗やってん。ほんで時計見たら、まだ4時過ぎやってんやんか。時

間を間違えててん。また寝なおした」

83歳男性 Yさん 「だんだん、そないなってくるねん」

この会話を聞いて、わたしは思わず噴き出しそうになりました。本人たち、えらい真面目な顔

でしたので。

                   

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洸人さんからの直筆の絵ハガキです。ポストにこれを見た時、「あれっ、もう年賀状?」と思っ

たのですが、よく見ると「待春」と書いてあります(春待かな?)。年末の挨拶でした。フクロウ

は福を招くとか。洸人さん、ありがとうございます。

                

今日はあわてさせられた。

昼のお客さんがほぼ一段落したころ、どっと又お客様が見えた。

隣の小学校の先生方である。聞けば、今日から給食がないのだと。子どもたちを帰らせた

後に食事に来て下さったのだ。しかし、もう今日のお昼のお客様はおしまいかと思ってるとこ

ろだったから、厨房は大慌て。最近暇だったので、うれしい悲鳴である。

                

昨日紹介した、明美さんの短歌のうち一首に誤植がありました。お詫びして訂正します。ブロ

グ上も訂正しておきましたが、

    「あっぷあっぷ笑うと負けよ」あの日から棚の達磨は口をへの字に

   は、

    「あっぷっぷ笑うと負けよ」………

   の間違いでした。

明美さん、ご迷惑をおかけしました。

 

明日、祭日で「輪」はお休みです。

孫たちが来るらしいので、気になっている原稿は書けそうもないが、楽しみでもある。

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休暇のお知らせ

2009-12-21 18:36:15 | 日記

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4番席です。うちの店の中がほぼ見渡せる席。写ってる絵は何れも洸人さんの作品です。バ

ラの絵は私の自慢の油彩6号。珍しくヌードも。

                    

今日はどうやら、遅い時間の出勤らしい。うちの店に寄って、コーヒーを飲みながら、新聞、

週刊誌をゆっくり読み、ひと時を過ごして「サアッ」と出て行こうとしたTさん、「アッ、定期券忘

れた。家に取りに帰ったら、嫁さんに、ここでゆっくりしてたことバレてしまう」

どうやら今日は、切符を買って電車に乗るつもり。しかし、うちの店に寄ることがいけないこと

なのだろうか?

                    

Cimg0224

今日は、三浦照子さんから、詩誌『風神』、今村明美さんから歌誌『翔』が贈られてくる。

『風神』掲載の、伊勢田史郎さんの詩、「葬頭河を渡って冥府へ」は大変面白かった。伊勢田

さんの詩は、米屋の情報広告誌『ほのぼの』に連載されていた何十年前から読ませてもらっ

ているが、こんなに声を立てて笑わせてもらったのは初めてだ。長い詩なので、紹介は控えさ

せて頂くが、読んで欲しいです。全編面白い。それでいて何とも言えない哀しみが漂ってい

る。

『翔』の明美さんの短歌、わたしが面白いと思ったものの中から三首。

   振り向けば言いそびれたる言の葉のあ行がほろほろ地(つち)にこぼれて

   「以下同文」そんな気持で傍らに晴れの日・雨の日・嵐の日にも

   「あっぷっぷ笑うと負けよ」あの日から棚の達磨は口をへの字に

                         

   年末年始の休日のお知らせ。

12月29日(火)より1月5日(火)まで。

新年は6日より営業いたします。

                    

明日22日の日替わり定食は「うどん定食」(780円)です。よろしく。 

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閉じこもり

2009-12-20 19:49:06 | 日記

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3番席です。

この席は以前は二人席でしたが、今は一人席です。

相席が苦手な人にはいいようで。

上に掛っている詩額は、明石の書家、六車明峰さんの書。月刊『kobecco』のわたしのエッセ

ー欄に題字を書いてもらってます。お陰でいいページになってます。

クリスマスツリーは、うちで育てた植木に飾りつけたものです。

                    

今日は家に閉じこもりでした。寒いこともあったのですが、書かなあかん原稿がたまってて、

頑張ってました。しかしまだ、みな途中、草稿です。これから推敲を重ねて仕上げていきま

す。

                    

明日のお勧め定食は「豚肉のしょうが焼き」(880円)です。よろしく。

Cimg0220

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昔のタカラジェンヌ・千村克子さん

2009-12-19 20:35:41 | 千村克子さん

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 2番席です。店に入って突き当りの席。足立巻一先生の詩書や杉山平一先生の詩額が見

えます。尊敬する詩人です。このお二人は、お人柄の天才です。わたしは、出会えて幸

せでした。足立先生は24年前に亡くなられましたが、杉山先生(95歳)はご健在です。いつま

でもお元気でいてください。

                    

Cimg0219

 今日は懸案になっていた年賀状作り。

 これまでは、印刷屋さんに頼んでいたが、今年はパソコン一年生。初めての年賀状作りに

挑戦してみた。途中で諦めようかとも思ったが、「ぜったいデキます」というパソコン入門書を

信じて四苦八苦しながら、なんとか自分の思うものに近いものが出来た。

 年賀状、交換している人、お楽しみに。

                    

 月刊『kobecco』連載エッセーのための取材。お二人来て下さる。店は休みでゆっくりお話

を聞けた。1月号に載せる「千村克子」という題の話。昔のタカラジェンヌの話であるが、実に

ドラマチック。一回や二回では書きつくせない、人間ドラマだ。書き甲斐があるが、わたしの力

量を越えているかもしれない。しかしわたしなりに書けるものを書く。お楽しみに。

                    

 二人の孫のクリスマスプレゼントを買いに家内と。

 風が強くて寒かったが、車ではなく、電車で西宮北口まで行く。

 喜んでくれるだろうか。

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2009-12-18 19:18:28

2009-12-18 19:18:28 | 日記

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入口から一番近い席です。我々スタッフは「1番席」と呼んでます。

詰将棋の色紙は、懇意にして頂いている、A級プロ棋士、井上慶太八段のものです。

レンガ酒蔵の絵は、息子が小学校の時に描いたものです。

                    

今日は珍しいお客様が三人見えました。

写真、削除しました。(2010・12・18)

右は、詩人であり、連句のオーソリティーでもある鈴木漠氏。真中は兵庫県文学界の生き字

引、宮崎修二朗氏。左はベストセラーを連発された高島俊男氏。

高島氏は、『週刊文春』の人気コラム「お言葉ですが…」を11年にわたって連載された相生出

身の人。2001年に出された『漢字と日本人』(文春新書)は大ベストセラーとなる。

実は高島氏、うちの店に来られたのは二度目で、最初はこの『漢字と日本人』が出る直前だ

った。その後この本が大ブームになって、驚いたのだった。他にも『本が好き、悪口言うのは

もっと好き』など、一世を風靡した本は数多い。詳しくはウィキペディアで確認してみて下さい。

しかし、今日の高島氏は、『週刊文春』連載中の前回時と比べ多少お元気がなかった。聞け

ば、今年になって、蔵書を何万冊も処分したのだと。そして、「もう書くこともないし」とおっしゃ

る。今は毎日、碁会所通いなのだと。わたしは、「また書いてくださいよ」と言ったが、「ぼくは

本が無かったら書けない」とおっしゃる。

とは言っても、まだお若いし、元々書くことが好きな人だから、環境さえ整えば書かれるだろ

う。あの小気味いい権威におもねない辛口の文章で。

いずれにしても、今日の私は、言葉のオーソリティーに囲まれて、高度な話題について行け

ず、小さくなっていた。

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フグの毒

2009-12-17 22:30:27 | 日記

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店に入って、中から入口を見たところです。二重扉になっているのです。

          

昼に奥の広いテーブルに座るのは、ある食品商社とその取引先の営業マン。数人で小一時

間の休息である。その会話、

「フグを初めに食べた人は死んだかなあ?しかし次に食べた人は勇気あるなあ。それも死ん

で、また次に食べた人はもっと勇気あるなあ。次々死んで、やっと、危ないとこ除けて、ここは

食べても大丈夫て分かるまでに何人ぐらい死んだやろ?」

「そやなあ、やっぱり63人やろ」

「その根拠は?」

「いろいろ試して行ったら、それぐらいやで」

こんな馬鹿げたことを、まじめそうな顔をして喋ってる。そして時間が来ると、「サアッ!」と戦

場へと散って行くのである。

          

Cimg0210

この色紙は誰のか分かりますか?店に有名人の色紙を飾るのはあまり好きではないが、こ

れはそっと飾っている。

実はヤンキース(だった)、松井選手の色紙である。

もう大分前に、まだ巨人の選手だったころ、あるお客様が、「これから松井選手と会うけど…」

とおっしゃる。

で、色紙を頼んだ。わたしは「出来たらタイガースと書いてもらって」と頼んだのだが、松井選

手は「冗談きついわ」と言って、こんな色紙を書いてくれたのだ。

トラのシールはわたしが貼ったものである。

その松井選手がこのほどエンゼルスに移籍と。

タイガースに帰って来ればいいのに。

          

Cimg0189

今日は、将棋会,子どもの部の忘年会。小学一年生から中学三年生まで、24人。一緒に食事

をして、あと紅白に別れてのリレー将棋を楽しんだ。

毎週これだけの子どもたちが、ウィークデーの夜に公民館の将棋に集まってくるようなところ

は日本中探してもないのではないだろうか。わたしの自慢のひとつである。今はあまりに増え

すぎて新会員は募集していない。

          

明日のお勧め定食は人気の「手作りハンバーグ」(750円)です。よろしく。

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