ここあコテージ

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種は偉い!

2012-11-26 11:27:25 | 植物
今日は朝から雨が降っていますが、とても暖かです。


明日から、みぞれ、そして雪になるそうです。
雪は1週間ずっと続くようです。


どのくらい降るんでしょう?



雪が降る前に、今度こそは畑をちゃんと片付けねば。


と言う事で、今朝やっと、最後のピーマンとパプリカを
収穫しました。



真っ赤に熟れたのは1個のみ。寒くてもう熟すのは無理。



黄色くなったのは1個のみ。やはり寒くてこれ以上は色づきませんね。



そして、12月近くになるまでがんばって
実をつけていたピーマンたちに感謝して、
お疲れ様と心で思いつつ、根っこから抜いてあげました。

「ありがとう!」



私も畑を片付けられてほっとしましたよ・・・。
ちょっと寂しさが残るけど。



ところで、コレ、見て下さい。



なんだかわかりますか?


そう、種なんですよ。



何の種だと思いますか?



実は、この花の種です。





こんな花、そこいら辺では見られないので、
多分わからない方の方が多いかもね。


実は、コレ、「ウバユリ」の花と種なんですよ。

そう、ドライにして、
リースなどの飾りになる「ウバユリ」です。





今年もこのウバユリには大変お世話になりました。


実はこの「ウバユリ」、あまり発芽率が良くありません。
一つの実から、かなり多くの種が穫れるのに、
発芽率が低いのです。




逆に言うと、発芽しにくいからこそ、
たくさんの種を作って、子孫繁栄を狙っているのかも。


すごいでしょ、そんな能力が備わっている不思議。



そして、「ウバユリ」は、発芽率だけでなく、
生長率も遅くて、種が発芽したら、10年くらい経たないと
花が咲かない、つまり実らないってことらしいです。


だから、「ウバユリ」を見つけたとき、
根っこから抜かないことですね。


種がはじけた後、実の殻だけ頂く、これ思いやりです。
我が家は、この種を採った場所に返しています。


ところで、この「ウバユリ」の名前。
奇妙というか、変な名前だし、
ユリという割に、華やかさに欠ける気がしませんか?


一説によると、

「花が咲くとき、葉がない」から、「「歯」が無い」となり、
歯のないのは「姥(うば)」だから名付けられたとか。

本当かな?


北日本のウバユリは、「オオウバユリ」だそうです。
花が多いそうです。




もう一度、種を見て下さい。


種そのものには、周りにパラフィン紙のようなものが
付いています。


これがあると、多分、飛んでいきやすいのかな。
これもまた生き残りのための知恵が備わっている証拠ですね。


畑の作物や花に触れていると、
いつも何かしらその不思議さに心を奪われる事があって
楽しいと同時に、神様への畏敬の念が感じられますね。



ここあでした。