goo blog サービス終了のお知らせ 

ここあコテージ

風景、鳥、畑、クラフト、ハンドメイド「みつより」情報など発信♪

原発近辺の土地、政府借り上げ

2011-08-23 10:07:49 | 原発関連
ようやく政府は、原発付近の町の線量がどのくらいなのかを公表しました。

小出先生によれば、この数値は3月には政府も東電も把握していたはずだと言います。

原発から3キロと言えば、大熊町、双葉町。

そういえば、ここには福島第一聖書バプテスト教会が建っている町です。

508ミリシーベルト

一般の人達が年間1ミリシーベルトを超えない範囲で生活しなくてはならない。
原子力関連の従事者でさえ年間20ミリをこえてはならない中、508と言う数字は、まったく驚異です。


ここの土地を政府は借り上げるようです。
しかしそれは10年間だけです。

果たして10年という根拠はどこから来るのでしょうか。

チェルノブイリの場合は、1平方キロあたり15キュリー(1平方メートルあたり55万ベクレル)に対して退去命令を出したそうです。
ぴんと来ませんが、つまり、日本で言うなら、飯館村の汚染レベルで退去させなくてはならないということらしいです。

小出先生は、10年では決して除洗できないと言います。
なぜなら、このあたりの町村には、森林や、田んぼ、野原が多い。自然が豊かなので、土地の土は除洗できても、森林や田の土を除洗することは困難だとのことです。

だから、大熊町や双葉町、飯館村など、線量の多い町村はすべて管理区域にしなくてはならない。政府が買い上げか、借り上げをして、しっかりと保障しなくてはなりません。

飯館村の人たちに対して、原発大臣の細野氏が、「今後帰れるようにする」との言及がありましたが、本当でしょうか。安易な発言だと思います。
村人の気持ちはわかります。でも、健康面を考えると、本当に心配です。
安易な慰め、希望はかえって住民をおとしめてしまうのです。

むしろ、早くに「管理区域」を指定して、そこから完全撤退させ、そこの住民には十分な生活の保障をしてほしい。政府はあまりに遅すぎます。

ここあでした。



連れ、ケーキ作るとか・・・

2011-08-23 09:48:14 | 震災関連
きょうは雨。

きのう被災地に行った連れから連絡あって、あっちも雨だとか。

そして今日はカフェの手伝いをするらしいけれど、何と!ケーキを作るんだとか?
えーっ、だって、だって、連れは料理の「りょ」の字もできないのよ~。
(でも、本人の名誉の為に言いますけど、ご飯炊きと簡単な味噌汁とキャベツの千切り、鍋焼きうどんはできますけど・・・。

えっ?なんでキャベツかって?神学校時代に朝食だけは当番制で学生が作っていたので、そのメニューにはやたらキャベツの千切りが多かったわけ。それでできるようになったの。笑)

被災者が食べるのに、大丈夫?
いやいや、ご心配には及びません。なにやらパティシエさんがいて、その方の手ほどきのもと作るみたいだから。

今日の夜、戻って来たときには、きっと一皮むけて?くることでしょう。

今朝の雨の中、隣の畑でトマトとナスの収穫を。

手前の黒い粒は「ブラックベリー」。

おかげで我が家は毎日「トマトとナス」ばかり。
きょうもさっそくナスの辛子漬けを仕込みました。
まのうはナスの挽肉炒め。その前はトマトのサラダにトマト入りカレー・・・
最近ちょっと「トマトとナス疲れ」ぎみ。


今年は40粒ほどとれたブラックベリー。冷凍してます。のちにジャムにします。


今日夜8時からNHK総合に「飯館村」のドキュメンタリーが放送されるようですから、見られる方、見てね。

何か、先日観た「アレクセイと泉」を彷彿とさせそう。
だって、以前テレビで観た飯館村の人々が、アレクセイたちのいる村の人々と同じ感じで生きているんだもの。

放射能汚染は仕方がないけれど、自分たちはここに残りたいから残った。
ふるさとがいい。多少がまんしてもふるさとは捨てられない。

アレクセイの住む村は、森林が多くて、その分汚染されやすい。
でも、村人はきのこも平気で食べていました。危険だと知っていても。
「食べるのを我慢する方がからだに悪いさ・・・」なんて言って。
あまりに単純に、平和に、静かに、何事もないように暮らしている姿は、かえって悲しくなりますね。

きょうは一日雨降りらしいです。
行く夏を静かに見送り、そこまで来ている秋を喜んで迎え入れたい。
それにしてもまだ赤とんぼが現れませんねえ。

ここあでした。