ここあコテージ

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小説「江」

2011-04-27 09:28:45 | 読書・本
最近、小説「江」を読んでいます。上、中、下。
NHKの大河ドラマ「江」を見ているからですが、私が大河テレビを
連続して見ているのは、実に何十年ぶりだろうか。
連続して見たのは確か「草燃ゆる」以来だから、もう30年近くなる??

田淵久美子さんの作品は他の作家よりおもしろいことと、主演の上野樹里が
好きだからかもしれません。「のだめ」の隠れファンだからね、わたし。

テレビも楽しいけど、この本からいろんな事が知れておもしろかった。

江のすぐ上の姉「初」さん。彼女は、細川ガラシャさんやガラシャのお付きの
者の影響から、のちにイエス様を信じ、洗礼まで受けたとのこと。

そして、今、私たちは大震災の痛みを感じていますが、実は江の生きた時代
も、未曾有の大震災を経験していたということ。
1596年(文禄5年)7月12~13日、畿内一帯で大地震がおこり、
死者が4万人以上とも言われ、過去1200年では最大のものだったよう
です。
余震が数ヶ月続き、大風雨、洪水も起こったとか。豊臣政権に対する
崩壊の暗示の天災かと言われたようです。

戦国の女性の視点から見つめた作品なので、いつも出てくる台詞に
「女も戦っている」ということとか、戦国時代の女性達の願いは、今と
変わらず「平和」であるということ。

時代は全く異なれど、大震災にしても、平和を祈る心にしても
やはり女性、いや人は、常に自分に関わる者の平安を願い、隣人の安全を
願い、ひいては日本中が、そして世界が平和であるように願っているんだ
なあとつくづく思いました。

大河ドラマはこれからますますおもしろくなりますので、併せて小説も
お勧めします。
私は日本史が大の大の大の苦手です。(高校ではまっさきに「世界史」
とりましたからね。)
同じような名前を覚えることからして嫌でしたよ・・・。
そんな私でも日本史に抵抗なく入れるし。
是非!

きょうはこれから教会です。では。
ここあでした。