イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

寅さんの俳句、俳号は「風天」

2009-02-11 22:04:15 | 旅行
写真は家から20分にある「林業試験場の森」の猫。
森英介著「風天」渥美清のうたを読む。渥美清はご存知「男はつらいよ寅次郎」シリーズで大人気、大変な読書家であり俳句も素晴らしい、20代で結核を患い健康はすぐれず2次会の酒席ではいつも不在とか。
「風天」の俳句の中で抜粋
 お遍路が一列に行く虹の中
 赤とんぼじっとしたまま明日どうする
 さくら幸せにナッテオクレヨ寅次郎
 むきあって同じお茶すするポリと不良
 そば食らう歯の無い婆(ひと)や夜の駅
 風が吹くと、おしゃべり女のよう柳
 立小便する気もうせる冬木立
 股ぐらに巻き込む布団眠れぬ夜
 柔らかく浴衣着る人の微熱かな
 がばがばと音おそろしき鯉のぼり(死の5ヶ月前の句)
 ポトリと言ったような気がする毛虫かな(同上)

小生の拙句、並べるのも恥ずかしいが。
 釜茹でのガマより熱し筑波山(6月に登山した時,実に暑かった)
60歳(4年前)に四国お遍路の通し打ち48日間、1250KM歩き通した時に俳句をメモ代わりに180ほど作りました。 
 春遠しかじかむ指に金剛つえ
 四万十や遍路をのせて春霞
 おばあちゃんそっとみかんをお接待
 さくら宿むかえる女将は夢二風
 松山やマドンナ、ぼっちゃんアウフビーダーゼーン
 春の道同行二人たぬき一匹
 父みつけ頭なでたる春鏡
 
実は俳句のルールなどよく分からぬまま、季語辞典頼りに携帯のメールで友人家族に送付しました。お遍路の後は1年間のイタリア料理修業もあったりで全く俳句は作っていません。そろそろどこかの句会に入ろうかと思っているところです。