イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

11月28日(日)柏でマンドリン五重奏団とイタリア民謡の夕べ

2010-11-29 22:19:06 | その他


11月28日(日)柏のイタリアンレストラン貸切で、「クイントレスソレス」(平均年齢64--66歳)による
イタリア民謡トステイーの歌を楽しむ。
今年4月25日に高校の同級生の女性のマンドリンの演奏会に参加、次回は小さなコンサートと言うことで今回の演奏会となる。
テナーレの方は小生とは北大同期で獣医学部出身が前回判明、動物に関する著書数冊、北大時代は男声合唱団で、翻訳
農・畜・林産の趣味実に多彩です。
指揮者兼任のセコンドマンドリンの方に気配りして頂き、演奏会の後も参加した我々高校同級生4人組も残って懇親。
ギターの方は帰りの駅はなんと同じ「武蔵小山駅」で、帰りの道中で4年間毎年ヒマラヤトレッキングをした話をされ、
繊細さと豪放さを兼ね備えた人物でした。
柏からは一時間半はかかりましたが、十二分に価値ある時間を楽しみました。
ニッカウヰスキー勤務の方他サラリーマンの人たちが学生時代からマンドリン、ギター、合唱のクラブに所属されていて、
60台となってあちこちで演奏会され、充実した人生で皆さん実に魅力的です。

11月25日(木)格差社会の行方(寺島実朗講座ー多摩大)

2010-11-26 21:06:36 | その他
写真は2007年6月16日に奉公していたカラブリアのレストランから一泊二日で、シチリア旅行の写真。
パレルモのスラム街、写真を撮ったら子供にするどく拒絶されて何とか撮った一枚。

「格差社会の行方」同志社大 橘木俊昭 :小樽商大卒後京都大経済学部教授、07年より同志社大教授。

1.高度成長時代、一億総中流意識であったが20年程前から「格差社会」が叫ばれだした。
 OECD(経済協力開発機構)の貧困率(国民の間で何%の人が貧困であるかの指標);アメリカの17.1%
 についで日本は第2位の15.3%の貧困率の高さである。ちなみにOECD平均は10.7%、低い国
 ではデンマークの4.7%など北欧に多い。
2.何故日本で格差社会が、貧困率の大きい国となったのか?
 A.10~15年と言われる失われた年代とされる不景気は深刻、失業者の数も多く、賃金も下落。
 B.企業はリストラの一環として、パート労働者、派遣社員、契約社員などの非正規労働者の数を増やした。
  この数が全労働者の4割、正規労働者と比べ賃金、労働条件が相当劣る。
 C. 少子・高齢化と低経済成長→年金、医療、介護などの社会保険制度は負担アップと給付の削減策
  がとられ続けてきたので国民生活を直撃。
 D.高齢単身者、母子家庭、一部の若者の貧困が目立ってきた。
3.対策
 A.景気拡大時期でも享受したのは一部大都会企業だけで、中小企業、地方経済には効果が及んでいない。
  地方、中小企業の振興策はリーマンショックもあり、回復にいたっていない。
 B.職務給の導入:同一労働、同一賃金の思想。正規、非正規で差別をなくしたオランダの労使合意
  による賃金・労働条件決定方式は参考となる。
 C.非正規労働者全ての人に社会保険制度に加入する道を開く必要がある。(セフティーネット確保)
 D.最低賃金制度の充実策が必要。

 ・教育:OECDにおける日本GDPの教育費比率は最低で、過去教育費は国民にゆだねらていた。
  授業料を払えない学童が急増、教育の機会平等でなくなる。国が負担すべき。
 ・格差社会是正には「財源」が必要で、現行消費税を5%を20%にすれば年金は解決、他の教育、
  医療、介護などで更に5%アップの25%とする必要あり。
 ・ドイツメリケル首相は消費税20%を25%アップにすると社会保険制度は確保できる事
  数字をだして選挙公約として、当選。豪首相も同じ様な選挙公約で当選。
  日本は腰砕け、又国民にもドイツの様に選挙公約しても実行できないのではないかとの政治
  に対する不信感根強い。 

講義は決して歯切れは良くなく、回りくどく眠気をったが、こうしてまとめてみると分かりやすい。
普天間、尖閣、北方領土、北朝鮮問題と毎日外交問題に悩まされているが、「雇用」「雇用」
経済立て直しに政治家はおおいに努力してほしい。


「小樽潮陵高校同期の掲示板」にはまる。

2010-11-20 14:01:36 | その他
写真は今年1月30日の小樽潮陵高校の同期会通称「いんでない会」、25名参加。
今年は12月4日に開催30名は越えそう、会場はいつもの水道橋の「ひょうたん茶屋」。

高校の同級生が札幌に一ヶ月前に47年ぶりに突如出現して、メール交換開始。
彼はPCの名手で「小樽潮陵高校同期の掲示板」を立ち上げた。高校時代の写真の
貼り付いた投稿写真が懐かしく、何度も投函しあう。
現在と過去の不思議でセンチメンタルな交錯にしばしはまりそうである。

寺島実朗リレー講座 6回目/12回(本人講演、11月11日)

2010-11-12 16:54:09 | その他
 多摩大での講義6回目/全12回、今回は寺島実朗本人の講演。

今回は雑談中心、面白い話がふんだんにあった。内容要点。
1.オバマの政策
 金融規制 -- ウオール街へ挑戦し、強欲金融主義者への規制、
 国民皆健康保険 --1300万人と言われる保険に入ってない人達への救済。
 この2点は良くやった、一方日本の民主党はあまりに無策、無能。
 ではなぜ中間選挙で下院歴史的大敗北、上院首の皮一枚?;
  A.失業者が実質20%以上(公表10%台)
  企業業績は回復しているが、多くは多国籍企業で生産拠点が中国などに移転、雇用には貢献少ない、
  グリーンBZは雇用増の仕組みではない。雇用と言っても「デイトレーダー」など不安定な仕事は増加。
 結果増税;雇用の回復が無い上に増税で中間層のふところに手をつっこんだことにより、若年、中、老の
     国民の反感買う。民主党や中間層の民主党離れ。 --かいつまんでこんな要点。
2.日本、オランダ、アメリカ、ロシアとの歴史秘話
 オランダ:17世紀に急速に成長、ベネッツアをモデルとしていた。この国は共和制。
  大西洋ー喜望峰経由の航海はスペイン、イギリスがたちはだかり、オランダは太平洋経由を何度も失敗しながら
  5隻の船がアジア、特に日本を明確に目指し1隻「リーフデ号」だけが豊後(臼杵)に漂着。
  日本の石見銀山、ラシャ(毛皮)が武将に売れるとの情報があった。 
  その頃イエズス会(カソリック) の宣教師がオランダの漂着者に対して、家康に「彼等は海賊なのでただちに死刑とすべき」
  と進言、家康は「とりあえず彼等をつれて来い、直々に話をする」。
  家康はキリスト教にも他に流派があること、オランダ人は商人でキリシタンではない、王政ではなく共和制
  である事を見抜く。彼等の持ち物に21門大砲があったが、金を与えて買う。
  その大砲は関が原の戦いで使用。
  漂流者の1人が三浦案針(ウイリアムアダムス)、もう1人ヤンヨーステン(この人は現在の東京駅の近くに
  住んでいて、今の八重洲の名前の由来である。
  以後出島で貿易交流が始まるが、基本的に東インド会社と幕府との交流、徳川時代実に166回オランダの
  カピタンが来日、(朝鮮使節は10回も無い?)、オランダ通じて欧米のかなりの情報が入っていた。
  尚浦賀で「リーフデ号」が廃船となったが、アメリカのペリーが浦賀にまず最初にやって来たのはこの浦賀の
  情報が260年以上たって生きていた。
 オランダのアメリカへの影響
  プリグラムファーザーズ:英国国教会の締め付けを受けたプロテスタントはオランダに亡命、そこから
  米国に渡る。
  米国の 「民主主義」「自由主義」「共和制」の骨格はオランダの影響大。ニューヨークはオランダの植民地。
  米国では国教を決めてはいけない、宗教的自由。
 ロシアと日本。オランダ
  1703年 大阪伝兵がロシアに漂着、ピョートル大帝がサンクトペテルブルグに連れて来て、ロシア初の
   日本語学校開設、ペリー来航の160年前。尚若き日のピョートル大帝は船大工に身を隠してオランダで
   技術を学ぶ。以降ロシアの文明開花。ロシアはタタールのくびき、モンゴル帝国の略奪に恐怖を抱いていたが、
   日本に魅力を感じ、以後南下策(トルコへの圧迫など)と同時に東に向かってレザノフなどが日本に向かった。
   尚ウラジオストックは「東に攻めよ」の意味。そういえばアメリカの参謀に「ウエストモアーランド」と言う
   名前の人物がいました。

 「海の都の物語ーベネッツア」塩野七生を思い出しながら、面白かった。
 寺島実朗は三井物産、札幌出身で多摩大学長他両手に余る肩書きを持って話も面白い。
 小生の注文としては、評論家としては一級品であろうと思うのですが、現実の生の政治の世界で辣腕を
 ふるってほしい。国民の知的水準も上がっており、批判だけで生産性の無い評論家、マスコミにはうんざりしている。
 そういう私は清き一票だけではいかんとおもいつつ。

 

肉団子ときゅうりもみの三杯酢(11月10日)

2010-11-12 16:15:10 | その他


週2~3回調理しているが最近ブログに料理のメニュー出していない。
下記は旨かったので11月10日のメニュー紹介。

1.「肉団子ときゅうりもみの三杯酢」 
  肉団子は三杯酢でさっぱりとした味となる。時々食べたくなる一品。
2.「マカロニサラダ」(簡単レシピー)
3.「豆腐の味噌汁」

「肉団子ときゅうりもみの三杯酢」
材料(4人分)
 1.きゅうりもみ
   きゅうり3本 -- 1~2%塩を薄きりのきゅうりにまぶし布地で絞る。
   塩(小匙1)
   三杯酢1/2カップ -- 酢1/2カップ、砂糖大匙1/2、塩小匙1/2
  
  ボウル -- きゅうりもみと三杯酢あわせる。
 2.肉団子を揚げる
  豚挽き肉 --300g
  卵1個 --溶いておく。
  醤油大匙1、小麦粉大匙2/3
 ボウル -- 上記良く混ぜ、左手で丸く練りだし、170度C揚げ油にスプーンで落とし入れ
        こんがりと揚げる。 -- 取り出す。
 3.甘酢あんかけ
  酢大匙5、醤油大匙1、砂糖大匙3、水大匙4、片栗粉大匙2/3(同量の水で溶く)
 鍋 -- 上記材料入れて煮立て、水溶き片栗粉でとろみ出す。
      肉団子を加えてからめる。
 4.盛り付け
  器 -- 1.のきゅうり三杯酢を盛り、つゆも一緒に盛る。
 
      3.の甘酢あんをからめた肉団子を上からごろごろ盛り重ねる。

2.マカロニサラダ
 材料(二人分)
 マカロニ 80g(表示茹で時間より2分以上茹でる)
 ハム 2枚(半分にして薄切り)
 人参 1/4本(マッチ棒の大きさ)
 さやいんげん 4本(斜め切りし塩少々でサッと茹でる)
 きゅうり 1/2本(薄い小口切り)塩もみし軽く絞る。
A.(マヨネーズ大匙1/2、練からし少々、サラダ油大匙1、塩・胡椒少々)
調理
 ぼうるーー野菜、A,マカロニ入れて塩胡椒。  

八ヶ岳山麓の山荘(掴星荘)パート4

2010-11-06 13:54:42 | その他
 ・3日目に快晴の中散策しましたが、10年前にはなかった別荘がたくさん出来ていた。
写真はY氏山荘の隣の山荘(3~4年前に建設)
・良く見かけるタテハの仲間の蝶がひとなつこく被写体になってくれた。(写真参考)

・最近鹿の被害があちこちで話題となっているが、Y氏の庭のカラマツも金網張って被害を防いでいた。
(写真参考ーカラマツの上が鹿に食べられていた)

・ゴールデンシャワー:今年の紅葉は遅いとの事でしたが、滞在中にカラマツが黄色に変わっていく
にが実感できました。風が吹きカラマツの葉が舞い散る時、「ゴールデンシャワー」とY氏とH教授が
なずけた素晴らしい光景に出会える。散策中に出会えたのは僥倖でした。

・Y氏は仕事柄大変な読書家でもあるが、本が整理されて収まっている。(写真)

八ヶ岳山麓の山荘(掴星荘)パート3

2010-11-06 13:00:55 | その他
 食事風景
11月1日(月)

11月の午前零時過ぎに土砂降りの雨の中、Y車で東京出発して2時10分に山荘到着。
先乗りされていたH教授と深夜の宴。
H教授がキムチチゲと油抜きのコールスローを用意してくれていた。
ワンゲルの先達は料理名人である。中学からアウトドアーの料理歴半世紀の筋金入り。
実にさっぱりとして旨い。
ビール、シングルモルトのウイスキー泡盛など程よく?飲んで4時半に就寝。
昼食にはH教授持参のスゥエーデン製のパンとナチュラルチーズ(写真参照)
パンは駐在員時代に食べた様な記憶あり。このパンは-17度Cの冷凍庫に保存、冷凍庫から出して
30分後に食べるが、トーストしたりせずそのままチーズや野菜などのせくるくる巻いて食べる。
結構いけたので買っておきたい。夜はキムチチゲにうどん入れて暖まる。

11月2日(火)

朝食:スゥエーデン製のパンとチーズ他の野菜。
昼食:「カポナータのパスタ」小生が自宅で調理した「カポナータ」-シチリア名物のなすのトマト煮
   をパスタであえる。
夕食:ダッチオーブンで「鶏肉とじゃがいも玉葱、きのこのオーブン焼き」写真参照。
   Y氏担当、小生はダッチオーブンの料理は鴨川自然王国で食して以来2回目。
   油は一切使用せず、脂身のおおい鶏の皮の部分を下にいれ、野菜、塩、胡椒だけの調理。
   モルトブオノ(めちゃうみゃい)
   H教授は夜に千葉の実家に戻る。

 この間のPM3時ごろ泉温泉センターでのんびりと。

11月3日

朝食:スゥエーデン製のパンとチーズ、昨夜のダッチオーブンの残りに調理持参したトマトソース
   をあえた。まずまず。
昼食:持参したプロ仕様の冷凍讃岐うどん(大きな甘く調理した油揚げと出汁付)にねぎと
   キャベツ、残りのしゃぶしゃぶ用豚肉加える。我が家では定番。Y氏もにっこり。
   この間Y氏は3時間山荘の仕事、雨でぐちゃぐちゃになった道路をスコップで整地したり、
   枯れ木を整理したり、山荘内の掃除などY教授も含めて実に素早く清潔を保つ。
   ワンゲルもヨットもサバイバルゲーム、常に迅速な状況判断必要で、趣味とはいえ半世紀も続き
   身体に染み付いている。 尊敬の念を持ちつつ、何とか邪魔にならないようにとの3日間でした。


八ヶ岳山麓の山荘にて。(パート2)

2010-11-06 10:40:19 | その他


    大放談 酒が言わせて 秋深深

中学の教科書の地図を見ながらヨーロッパの想い出話

山荘の主Y氏: 酔っての聞き間違いあり、正確に訂正しました。

76~80年ごろデレクター(本人)カメラマン、助手の3名のクルーで1回6~8週間
、年4回欧州・北米取材。
最初のイタリア取材でローマからサンマリのの電車の中でカメラが盗難にあい途方にくれた。
「世界の先生,世界の家族」30分番組2本、
60分ドキュメンタリー「スゥエーデンの防衛、福祉王国」スゥエーデンには3回訪問。
スゥエーデンの軍の取材で苦労した話やら、それを乗り越える素晴らしい人達とのめぐり合い
等豊富な経験を語る。

H教授:
彼の専攻は「人間工学」、90~91年スゥエーデンのかなり北のルレオにある工科大学に留学、
大学の所在地としては最北端。
マイナス30度Cの極寒の地の長くて暗い生活、夏の短いが明るく長い一日など原体験は
迫力がある。H教授は国際学会の理事でもあり、毎年世界中のどこかで学会をリードしている。
6年前に夢の島に係留しているY氏のヨットでH教授と一泊痛飲したことがあり、2度目の出会い。
H教授はY氏の係留しているヨットの向かいにレース用のヨットを12名で保留している。
実に深みのある青年のような魅力的な人である。

小生:
前職の商社時代の75’~80年にスイス・バーゼル、ヂュッセルドルフ(ドイツ)に駐在。
この当時欧州の北から南まで化学品中心に22カ国訪問。丁度Y氏が取材活動をしていた時期とかぶり
欧州のどこかで出会っていたかもしれない。


八ヶ岳山麓の山荘(掴星荘)11月1~3日(パート1)

2010-11-06 10:01:53 | その他
 アウトドアーの小生の師匠Y氏の八ヶ岳山麓(1000M)にある山荘に(11月1~3日)3日間滞在。
掴星荘(てきせいそう)となずけたのは星が掴めそうな山荘、ロマンチックな名前である。
Y氏の中学時代からの親友のH教授と3人の男だけの至福の時を過ごす。
H教授は中学からワンゲル始めた草分け的な方で(50年以上前)、その後はヨットに40年近い経歴
を持ち、ワンゲル、ヨットともにY氏の先達でもあります。


山荘は20年近く経ち、10年前に前職時代の山の会(歩雅の会)で会員3名と一泊し、みずがき山、
編笠山を登山しました。カラマツの林そして沢もある豊かな立地に山荘がある。沢には放流されてきた
ヤマメがおり、釣ったこともあるとのこと。