こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

かっぱの淵の桜

2013-03-29 05:30:00 | 和歌山県
  

最近、ブログ友のぼんくらさんが私に田並地区のことを振ってくるので、陽気に誘われこげと

プラプラしてきました。陽気とはいえ、ここ二、三日は寒さが戻り・・戻ったと言ってもこの気温

が本来の気温ではなかろうか?三月の今頃なら こんな気温だよね、これまでが異常に暖かすぎる

気温だったのよ・・と皆、そう言うのです。なので、町内の国道から見える山々の桜はもう見ごろ

が過ぎてしまい、なかには葉っぱだけのものもあったり、そよ吹く風にひらひらと舞っている風景

もある。先日の読売テレビの『朝生わいど す・またん』で桜の花をイメージする歌アンケートを

50人くらいで調べていた。もう少し人数を多くし、対象の年齢層を分けるとかするといいと思う

んだけど、やはり若者は嵐の『サクラ咲く(け?)』から始まりいきものがかりの『さくら』だと

かコブクロの歌だったりとか、福山雅治の『桜坂』が王道のようだったけど、私は秘かに50歳

以上だと『ささやかなこの人生』やなぁ・・と思っていたところに、森アナが「ぼくなら風さんの

『ささやかなこの人生』が桜のイメージですけどねぇ」と言ったので、思わず「やっぱし!そうや

よねぇ」と叫んだのでした。私はこの歌を あの世に旅立つ時に流してほしいと、これも心秘かに

思っている。できれば お友達が歌ってくれるといいんだけどなぁ・・と。


 思うに、町内で見事に大きい桜の木は思いつかない。全国各地に樹齢何百年という御老体の桜の

木が、まさに杖をついたような支えの支えがいるような状態でも 何千もの花を付けた桜の木があ

ります。それが観光スポットにもなっている村もある。山に桜の木がたくさんあるのに、なぜ大木

で存在しないのか?とおばあちゃんに尋ねたら「昔から桜の木、伐ったからなぁ」と一言。そうか

桜も雑木のひとつで、春に花を愛でるというのはなかったのかもしれません。でも、だからと言っ

て野蛮人だったわけではないのですよ。きのうのテレビで言っていました。「花と言えば桜、と

なったのは江戸時代、徳川吉宗の頃からで 庶民の生活の不満のはけ口を花見にと、江戸の各地に

桜の木を植樹し名所を作って、花見の無礼講を許した」と。まぁ『春はあけぼの・・・』と始まる

時代にも 桜は愛されてきたのであるからこの季節、「日本人で桜はいいなぁと思える自分でよか

ったな」と思うのも いとうれし。

私が出かけたのは 田並にある天満神社近くの『河童の淵』と呼ばれる場所で、川向こうから見て

もきのうの桜は壮観でした。テレビでは 気温が上がって咲きはじめてから数日気温が下がり、

一気にまた気温が上がったため 散り始めたと言っていましたが、たしかに ひらひらと舞いなが

ら下の河原に落ちていくのが見えたので、水量の減った川をこげを走らせながら近づいた次第です

桜の木は川の上の道、ガードレール脇に生えていて幹も太くかなりの年数かも、でも50年とか?

なので枝も大きく広がり、河原の上まで伸びていて手を伸ばしたら本当に、届きそうな、間近に花

を見ることができました。



花の色は、薄い薄いピンク。薄紅というの?紅でもない、やはり薄い桃色。紅というのは≪赤系≫

♪薄紅のコスモスが秋の日の~と始まる『秋桜(コスモス)』、赤系のコスモスは見たことないけ

ど・・・と私は頭でふと思ったのさ・・・。いえいえ、ここは桜の話でしたね。

この川の淵に、昔河童が住んでいたという話は田並の人ならだいたい、かいつまんで話せるみたい

よ~。。。

 

以前、梅に青空が合うと思うと書いたけど、桜は空気が緩やかに暖かいから青空でなくてもいいよ

うに見えます。桜は 遠くから見るのがいいのか、真下であおぐのかいいのか?と考えているとこ

ろに「さおやぁ~、竿竹、さおやぁ~竿竹。古くなった竿竹買い替えませんか?最大4メートルの

竿竹に物干し台。二本で千円、二本で千円」というなんとも、無粋な声。さっさと通り過ぎればい

いものの、どこかでちんたらトラックを走らせている。『竿竹屋はどうして儲かるのか』とかいう

本が売れたことがあることを思い出した。田舎じゃ竿竹を買う人がいるんだろうか?このように

他府県ナンバーで回ってくる竿竹屋さんに一声かけて大変な目にあった・・という話を聞いたこと

があります。その時は古い竿竹を引き取ります・・ということだったそうだけど、連呼した値段と

違う値段を要求され、なんか相手が凄んできて警察を呼んだとか。今どき、ホームセンターに行く

と竿竹売ってるし、生協さんのカタログにだって掲載されてます。自宅まで配達してくれるから

私はそれを利用したいです。都会なら「竿竹屋は儲かる」でしょうね。

風が吹いて散った桜の花びらが、水面に吹き寄せられています。こげも・・・



それにしても水かさがないので、淀んだ川みたいね。

では、遠くからの桜の木を

      

左の鳥居が 天満神社。右ガードレール上に見えるのは 妙見さんだったかな・・鳥居しか残って

ないみたいだけど。

かっぱの淵の民話(一)

かっぱの淵(二)

かっぱの淵(三)




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