「ヌエの鳴く夜は恐ろしい」というフレーズを覚えているでしょうか?
学生の頃、角川書店が横溝正史の作品を最大にセールスして文庫本として、そして
作品を映画化してヒットさせました。作品には金田一耕助という私立探偵が登場し
難事件を解明し解決していきます。そのほとんどがおどろおどろしい事件の様相で
読んでいても次はどうなるのかと夢中になったものです。当時は昭和ですから内容が
戦後を背景にしたものが多く、小説のなかに「復員兵」とか「戦後の復興で一代で財を
なした・・」という表現がよくでてきたけど、それはそれで昭和生まれだから理解でき
たけど、今の子供はイメージがわかないでしょうね。
その中には『八つ墓村』とか『犬神家の一族』などの誰もが知っている作品もあるんだ
ど、「ヌエの鳴く夜は恐ろしい」は『悪霊島』という作品のキャッチ・コピーだ。
私はこのフレーズを 年に一度はなぜか急に思い出すことがある。どんな内容だったか
は、とんと忘れているのに、だ。それくらい当時のCMがインパクトあったんだね。
ヌエってなによ?と当時も思ったのはたしかで、それは鳥の一種だとは理解したけど夜
に鳴くからには、すんごく怖い、きっと想像上の鳥だと思っていた、いや、実在する鳥
だと当時、なにかで取り上げていたような気もするんだけど・・・。
そのヌエに、たぶんヌエだと思う、出くわすとはこれも おみくじ のおかげか!
ヌエ、漢字で書くと鵺、夜の鳥とも鵼、空の鳥 とも書くらしい。
その鳥がうちの庭先に突如現れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f0/ca251a55e3ef21e1e03ed999958c2acd.jpg)
ヌエ トラツグミの異称。
源頼政が紫宸殿上で射取ったという伝説上の怪獣。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、
手足は虎に、声はトラツグミに似ていたという。平家物語などに見え、世阿弥作
の能(鬼物)にも脚色。
転じて、正体不明の人物やあいまいな態度にいう・・・
鳴き声 ボリューム上げて聞いてください。
たしかに声は寂しい、夜に聞くと後ろを振り向くことができないような声だ。
その日 私は母屋と離れを行き来していた。そのあとに子分のこげもついて。
二回目に戻りかけた時に、椿の下に何やらうずくまったものが。「ハトかな?」と
飛び立つものと思い近寄ると、飛び立たずなぜか周りに羽毛がいっぱい散っている。
おばあちゃんが畑にいたので「そ~っと来てみ、変な鳥がおるから」と声をかけ、
こげを玄関の中に立てこみ、カメラを手に・・。おばあちゃんも「見たことないけど
そのへん歩いてる鳥?」「それはコジュケイやろ」「捕まえられるかも」捕まえるって
大胆な!「つつかれるから手袋せな」と軍手を取りに・・。なんなく摑まる鳥。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/61/892f4d26e86020cdff46588a1c44de16.jpg)
かわいいやん
野バトくらいのおおきさで 見たところ羽を折られたとか怪我をしているところも見あ
たらず、でも地面の羽毛が何かがあったことを物語る。「こげがなんかしたんかな」
「いやぁ、こげは私について回ってたし、みつけたら吠えるかなんかアクションする」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/e6/b0c4c949afaab3d355ddee9318dfde90.jpg)
一見トンビみたいだけど形が違うでしょ。とりあえずおばあちゃんの知っている鳥好き
なおじさんのところに段ボールにいれて持って行くことに。なかなか戻ってこないので
インターネットで探してみたら、姿形といいこれしかない『トラツグミ』を探しあてた
そこで初めて、この『トラツグミ』が『ヌエ』だと知り、これがあのキャッチ・コピー
の鳥なんだ!
悪霊島
おばあちゃんが戻ってきたけど、トラツグミはいない。話を聞くと そのおじさんは
名前はわからんけど、ツグミの仲間かもしれんとのこと。見てもらうと喉のあたりに
少し傷があるだけで飛び立とうとするので 広い草地で箱を開けたら飛んでいったとい
う。ああ、飛ぶ力があるのなら安心だ。おじさんいわく、最近ハヤブサが姿を見せる
というので、そんな猛禽類やカラスに襲われたのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/0b/e571701e4e57de5a37035729482d0027.jpg)
庭に残った羽毛を片付けながら、一応手袋をして触ったけど万が一、鳥インフルエンザ
なんかに感染していたら・・とあとで思ったのさ。野鳥は保護員の人に渡さなくちゃ
いけなかったような記憶もあるけど、ま、今回は無事に飛んでいったからいいか。
それにしても虎毛(こげ)の庭に トラツグミがやって来た・・・とらの庭にとら
って、なんか意味あるのかな。
学生の頃、角川書店が横溝正史の作品を最大にセールスして文庫本として、そして
作品を映画化してヒットさせました。作品には金田一耕助という私立探偵が登場し
難事件を解明し解決していきます。そのほとんどがおどろおどろしい事件の様相で
読んでいても次はどうなるのかと夢中になったものです。当時は昭和ですから内容が
戦後を背景にしたものが多く、小説のなかに「復員兵」とか「戦後の復興で一代で財を
なした・・」という表現がよくでてきたけど、それはそれで昭和生まれだから理解でき
たけど、今の子供はイメージがわかないでしょうね。
その中には『八つ墓村』とか『犬神家の一族』などの誰もが知っている作品もあるんだ
ど、「ヌエの鳴く夜は恐ろしい」は『悪霊島』という作品のキャッチ・コピーだ。
私はこのフレーズを 年に一度はなぜか急に思い出すことがある。どんな内容だったか
は、とんと忘れているのに、だ。それくらい当時のCMがインパクトあったんだね。
ヌエってなによ?と当時も思ったのはたしかで、それは鳥の一種だとは理解したけど夜
に鳴くからには、すんごく怖い、きっと想像上の鳥だと思っていた、いや、実在する鳥
だと当時、なにかで取り上げていたような気もするんだけど・・・。
そのヌエに、たぶんヌエだと思う、出くわすとはこれも おみくじ のおかげか!
ヌエ、漢字で書くと鵺、夜の鳥とも鵼、空の鳥 とも書くらしい。
その鳥がうちの庭先に突如現れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f0/ca251a55e3ef21e1e03ed999958c2acd.jpg)
ヌエ トラツグミの異称。
源頼政が紫宸殿上で射取ったという伝説上の怪獣。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、
手足は虎に、声はトラツグミに似ていたという。平家物語などに見え、世阿弥作
の能(鬼物)にも脚色。
転じて、正体不明の人物やあいまいな態度にいう・・・
鳴き声 ボリューム上げて聞いてください。
たしかに声は寂しい、夜に聞くと後ろを振り向くことができないような声だ。
その日 私は母屋と離れを行き来していた。そのあとに子分のこげもついて。
二回目に戻りかけた時に、椿の下に何やらうずくまったものが。「ハトかな?」と
飛び立つものと思い近寄ると、飛び立たずなぜか周りに羽毛がいっぱい散っている。
おばあちゃんが畑にいたので「そ~っと来てみ、変な鳥がおるから」と声をかけ、
こげを玄関の中に立てこみ、カメラを手に・・。おばあちゃんも「見たことないけど
そのへん歩いてる鳥?」「それはコジュケイやろ」「捕まえられるかも」捕まえるって
大胆な!「つつかれるから手袋せな」と軍手を取りに・・。なんなく摑まる鳥。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/61/892f4d26e86020cdff46588a1c44de16.jpg)
かわいいやん
野バトくらいのおおきさで 見たところ羽を折られたとか怪我をしているところも見あ
たらず、でも地面の羽毛が何かがあったことを物語る。「こげがなんかしたんかな」
「いやぁ、こげは私について回ってたし、みつけたら吠えるかなんかアクションする」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/e6/b0c4c949afaab3d355ddee9318dfde90.jpg)
一見トンビみたいだけど形が違うでしょ。とりあえずおばあちゃんの知っている鳥好き
なおじさんのところに段ボールにいれて持って行くことに。なかなか戻ってこないので
インターネットで探してみたら、姿形といいこれしかない『トラツグミ』を探しあてた
そこで初めて、この『トラツグミ』が『ヌエ』だと知り、これがあのキャッチ・コピー
の鳥なんだ!
悪霊島
おばあちゃんが戻ってきたけど、トラツグミはいない。話を聞くと そのおじさんは
名前はわからんけど、ツグミの仲間かもしれんとのこと。見てもらうと喉のあたりに
少し傷があるだけで飛び立とうとするので 広い草地で箱を開けたら飛んでいったとい
う。ああ、飛ぶ力があるのなら安心だ。おじさんいわく、最近ハヤブサが姿を見せる
というので、そんな猛禽類やカラスに襲われたのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/0b/e571701e4e57de5a37035729482d0027.jpg)
庭に残った羽毛を片付けながら、一応手袋をして触ったけど万が一、鳥インフルエンザ
なんかに感染していたら・・とあとで思ったのさ。野鳥は保護員の人に渡さなくちゃ
いけなかったような記憶もあるけど、ま、今回は無事に飛んでいったからいいか。
それにしても虎毛(こげ)の庭に トラツグミがやって来た・・・とらの庭にとら
って、なんか意味あるのかな。
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