こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

演技力

2011-07-28 05:30:30 | いろいろ
7月も終わりになって、セミの声と節電の声が重なるように聞こえています。でも

台風6号以来、夜の気温が下がっているように思います。例年なら夜中にタオルケット

なんか要らないのに、台風以来朝目が覚めるとちゃんと肌掛け布団にくるまれています

さすがに窓を閉め切って眠ることはなく網戸にして寝ているけど、寒過ぎるようです。



夜中の気温は低いけど、日中は30度くらいか、それでも大阪とくらべると気温は低い

低いけど、アスファルトは この上で目玉焼きができるな・・と思えるくらい熱い。

熱い上を時間的には3時を回っても肉球だけで歩くこげがかわいそう、本当に焦げてし

まうと大変だから、川に入って散歩をしようとしました。ジャブジャブ水の中を歩くの

は犬は嫌なのか、岸へ岸へと進もうとします。私は砂地や草が茂って何が出てくるか

わからない所より、水の中を歩くほうが涼しくて、人が見たら人間が川の中で犬が岸を

歩くオカシナ光景でいたら、前方にカモの親子が、コガモは5羽くらいで上流に向かっ

て泳いでいます。それを後ろから見ながら同じように進んでいくと、カモ親子の前に

二羽のカラスが行水中だったのか、コガモをさらおうとしているのか浮き出た石の上で

待ち構えています。「カラスは私達がいるから飛び立つやろ」と思っていたけど、飛ん

でいきません。カモの親は上流に向かえないとと判断し、クルリと体を後ろに向けたと

たん、バシャバシャと半分飛び上がりかけました。親がもは自分たちの少し後ろを

犬と人間が来ていることを全然気がつかなかったようで、慌てふためいています。

 どうするのかと川の中に立って見ていたら、まずもう一羽の親にヨシが茂った

岸にコガモを連れていくように自分もバタバタ羽をばたつかせてヨシの中に入る素振り

をしました。危機を察知してコガモたちはヨシの中に、私から見えません。

「よかったねぇ」とこげと歩き出そうとしたら、なんと親が一羽ヨシの中から、飛び

出てきました。その姿は のんびりしたカモの姿ではありません。目はつりあがって

けたたましくなきわめきながら、あたかも自分は羽を痛めたカモで飛べない・・・と

いう設定で川面を足だけでバタバタ水を飛び散らせながら、ジグザグにこっちに向かっ

てくるのです。片方の羽を下げてもう片方だけで バタバタと。尋常でないカモの姿に

こげは猟犬になって、カモに飛びかかろうとします。あかん、あかん、あれはフリだ

け、怪我したフリだけ・・とリードを引っ張り、川の中でひっくり返らないように私は

必死です。なんとかこげと下流に向かい「すんごい演技やね。子供を守るために自分が

怪我したふりして、注意を引かす・・・。でも最初からミエミエヤけど」


動物番組でよく見る、親が子供を敵から守るための姿・・・実際に見たのは初めて。

そんなにがんばっても、川にはカラスがいるし狸や野良猫、アオサギもカモの子を

獲るらしい。私が子供の時はカモなんかこの辺にいなかったんだけどな。カモの親子は

長閑だという人もいるけど、最近は大きくなっても渡っていかないもんね。私が見かけ

たカモの親子たちが無事に大きくなって、ちゃんと渡り鳥になってくれるといいのに

と思ったのでした。
コメント
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