
さる3月21日付けの読売新聞の和歌山版にわりと大きくこんな記事が載りまし
た。一枚岩に伝説の犬"出現” 来月19日前後 山影の造形美、5分のみ
こんな見出しにワクワクしますよね。前に 一枚岩鹿鳴館の理事で里山道場主の
おじさんに「春になったらこの岩に大きな犬が現れるんや。その日の天候で見える
か、見えんかわからんけど夕陽できれいやで」と写真を見せて教えられたけど、そ
のときはブログもカメラもやっていなかったので「ふ~ん」で済ませていたんだけ
ど、こげを飼いだし、ブログとデジカメを持つようになった今 写してみたくて
密かに待っていたのです。待っていながらこの情報を あまり大きく広められたら
撮影できない・・なんて心配していたのに、こう新聞に載ったからもう3月から
どうしようどうしよう、人が多すぎたら撮影できない(ポケットデジカメだもん)
伝説の犬とは、昔太地(太地町)に住んでいた魔物が、浦神(那智勝浦町)か
ら好物の岩を食べつくしながら、古座川上流まで進んできました。一枚岩にかみつ
いたところ、一匹の飼い犬が猛然と襲い掛かり魔物は退散して、一枚岩と上流の岩
は食べられずに残ったとされる・・・そう、飼い犬はこの里に住む猟犬なんです。
おぉ!まさに こげのご先祖様じゃないですかぁ。予定日より数日早くなるかも
しれないということを こげの実家のおじさんに聞かされたときは「週の初めから
張り込まなくちゃ」なんて心配も、週の初めから雨が降り一安心。18日は曇りだ
ったしと油断していたら、19日の新聞に一枚岩に守り犬と載ってるじゃない。
ショック!でも天候が良ければ19日も見られる・・とあるので、それなら末裔?
にあたるかもしれないこげも連れて、あッ、レッツらゴー。で一枚岩に着きました
一枚岩鹿鳴館近くにこんな(上の写真)ものがありました。司馬遼太郎は古座川を
愛してくれて山荘も持っていました。30年前に鶴川地区に山荘を建てたそうで、
別に別荘が欲しかったわけではなく当時起こった土地転がしのブームによって、こ
の山里が荒らされるのを防ぎたいと司馬遼太郎が思ったから・・だそうだ。(南紀
州新聞~古座川街道をスローに走る~)。こんな田舎をと思ったけど、私も年を
とってきてなぜかこの穏やかな川の流れが好きになりつつあります。

これがスクリーンとなる一枚岩。高さ100メートル、幅500メートルの大き
な屏風ですね。4月19日 16時26分

これが≪一枚岩鹿鳴館≫古座川街道やどやの会が運営しています。建物に近づく
とプーンとコーヒーのいい香りが、なんでもとても美味しいコーヒーが有名とか。
他にも鹿肉入りコロッケや、この土地のおかいさん(おかゆ)や古代米販売とか
いろんな古座川ならではの物産を販売しています。

建物のテラスにには三台のテレビカメラが・・・。どこかの局のニュースになる
のか?駐車場にはケーブルテレビのZTVの車があったな・・・。写真中央の緑のベ
レーを被った人が、里山道場主です。この人、ここで観光語り部やったり、夏には
トルコアイスを販売したり、道場のほうでは先日募集でやってきた人達と野草採集
して、天ぷらしたり流し素麺したり(南紀州新聞に載っていた)、たまにホラを吹
く、いや法螺貝を吹いたりするそうです。・・16時34分
もうすぐ始まるのかな、私たちも早めに場所を探さなくちゃ。。。こげを連れて
歩いていると「この犬は何犬?」と尋ねられて「雑種です」というと「模様がね、
甲斐犬みたいですね」と・・・おとうさんが「甲斐犬と言えばいいのに」そんな
見ず知らずの人に嘘は言えませんよ・・・。子供は「わぁ、犬。」というけど
誰も触りません。おとなしいんだよ・・・。