関ヶ原でガシャッ！

週末、東京から帰省している娘たちを食事に連れ出した。
京都を離れて随分長くなるので、京都らしいところが良かろうと、祇園のお茶屋さん（置屋さん）のやっている料理屋へ向かった。

途中で南座の横を通る。
まねきがかかっているな。




その店は、出来てからまだ1年半なのに、ミシュランの星がひとつついた。
確かに、以前友達に連れて行ってもらった時も、随分素敵な店だと思っていたけれど、それにしても早い。

一力亭の裏側にひっそりと佇む地味なお店だ。



季節の料理が目に鮮やかだ。




最後に一口、くわいのご飯が出た。
浅いお茶碗にほんの一口。ww
上品どすわ～
お相撲さんなら千杯食べても足りないだろうけれど。ww




食事を運んでくれるお嬢ちゃんがなんとも綺麗な京都弁を使う。
二十歳過ぎくらい？
あんまり素敵なので、思わず褒めた。

へえ、おおきに。うち、舞妓に出ておしてん。

そうか！
そういうことなのね！

京都弁とは随分違う、生粋の花街言葉だ。

けど、うちは東京出身どす。

どっっっひぇ～！！！

京都出身東京在住の娘がずっこけた。

完璧な京言葉だ。
どれほど練習したことだろう。
「舞妓はレディ」の世界じゃないの！？

そこへ、置屋の女将さんが登場、説明してくださる。

舞妓はみんな、ものすごいお稽古しますねん。
その子によって、耳のええこやら悪いこやら、いろいろで。
耳のええこは、上達もはよおすえ。

（これって、英語の発音と同じだ。
ノンネイティブとして習う場合、発音の良し悪しは、生来の耳の良さに、やはり大きく左右されてしまう。）


特に関東の子は、イントネーションが逆やさかい、関ヶ原でガシャッと言葉を切り落としてきよしって、言いますねん。ww


関ヶ原でガシャッと切り落とす・・・

なんとも恐ろしや～

舞妓さんになるのは大変だ。ww


帰ってくると、負けず劣らず恐ろしい目つきで睨むネコがいる。
「どこ行ってきたんかしらんけど、寄るな！！触るな！！」ですって。涙




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