英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

将軍塚の猫たち

2014-04-09 | ネコ話(動物)
家の桜も、ようやく満開になってきた。



随分暖かいな。
外は春爛漫だ。
これはチャンス到来?

愛犬の桃を亡くしてからずっとふさぎ込んでいた母の家を急襲する。
家の中は暗い。
どれほど言ってもカーテンを開けようとしないのだ。

けれど体調は少しよさそうだ。

よし!お花見に行こう!車に乗ってドライブをするだけだから、しんどくないよ?

渋る母を車に乗せて、鴨川沿いを走り、植物園の横を抜けて、宝ケ池へと向かう。
道沿いには桜が咲き誇っている。
宝ケ池の近くには私の出身校がある。昔は高校だけがここにあったのだが、今は小学校から高校までが一カ所に集められて、美しいレンガ作りの校舎が並んでいる。運動場はすべて人工芝だ。なんか、昔とはすごく待遇が違うな。

学校の横の桜並木を通り抜ける。



わあ、綺麗・・・と母がつぶやいた。
(やったね!ww)

そこから今度は南へと、北山通を下り、南禅寺の横を抜けて、将軍塚へ。
ずっと桜並木が続く。

将軍塚で、ライトバンに坐るおじさんがいた。



足下で何か動いているぞ?

ネコたちだ!!!

 



 


ネコは、避妊しないと、あっという間に増える。外でくらすネコたちに餌だけを与えるのは、ネコにとっても人にとっても不幸なことだ。この方は、捨てられたネコたちの去勢、避妊をして、毎日面倒を見て下さっているらしい。
飼えなくなったネコや生まれたてのネコを、捨てにくる人が後を絶たないのだ。
写真の立て札がその状況を物語る。





母が、ネコたちにどんな反応をするか、一瞬身構えた。
桃を亡くして、他の動物を受け入れられる状態でははくなっていたからだ。

まあ、可愛い!

母はネコたちにかけより、背中やらのど元やらを撫でている。
・・・思わず泣きそうになった。

随分長い間、ネコおじさんと3人で話をして、その場を辞した。

気づくともうお昼をまわっている。
どこかで食事をしたいと母が言う。

え?ほんとう?

何かおいしい洋食がいいな。

へ!!?


高台寺に車を停めて、イタリア料理の店に入る。
正直、ほんとうに食べられるかどうか不安だったので、一番小さなコースを頼む。

豆や野菜のゴロゴロと入ったスープに、魚介類をソテーした一皿。それにパンとコーヒー。

はらはらして見ていたのだけれど、母は美味しそうにゆっくりと半分程も平らげた。
少量のように思えるけれど、これは母にとっては驚異の量だ。ww

もう大丈夫だろうか?
まだまだ、揺り返しはあるだろう。
けれど、少しずつ哀しみが雪解けているのは確かなようだ。

あせらずに見守ります。


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コメント (4)
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