まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

トラシャンのこと。

2016-07-25 20:47:12 | 日記

なんども言うようですが

まあ、虎さんったらこんなに汚れて、、、
さあ、シャンプーしましょうね!

っていうんじゃないからね。

トゥランシュ・シャンプノワーズ
日本語に訳すと
「一片のシャンパン」

かえって分かりにくいな。

大師匠の店で出してる
シャンパンのムースのケーキ。
桃のシロップ漬けとラズベリーが
贅沢に巻き込まれたムースと
ダクワース、マール酒のムース、
ガナッシュという組み立て。

って言われてもピンとこないよね。

作ってみたいよー、と
我らが松本先生に訴えると
却下の理由を2分くらい説明していただけます。

でも私は気づいてしまったのだ。
もうすぐ認定試験に受かるのだ。
そしたらキッチンとサロンを
好き勝手に使えるのだ。

仲間を募ってトラシャンパーティも
できるではないか!

早速レシピ本を先生に借りて
まずは材料費の計算。
会社のパソコンに使う材料の名前と必要な量を入れ
その横に購入価格と基準の重さを入れ
かかる費用を自動計算させてみたら

げ!!

文字どおり、GE!!と叫びました。

なんだこれ。見たことない。こんな数字。

でも夢をあきらめちゃだめなのです。
ここからタヌキの皮を算用します。

HろこさんとMなこさんとAこちゃんと私で2本ずつ作って
1本ずつは持ち帰り、残りはカフェ用。
客単価1000円で売り上げ2万5千円。
そこからキッチンとサロンのレンタル料払って
残りを材料費に充当したら
製作参加費5000円。
お、いいんじゃない?

ただし!
これは売り物になるほどのケーキが
できればの話である。

そして上記の(仮名)の皆さんが
参加するよ!と言ってくれればの話でもある。

さらに、製作時間の算出がまだなので
キッチンレンタル料が追加になる可能性があるし
集客の問題も・・・

来週の最終試験を目前に
ちょっと凹みそう。

だけど
やりたいことをやるっていうのは
グタイテキを洗い出し
ハテナを一つずつ消し
コレダ!を増やしていくことなのです。

ぐるぐる。

2016-07-25 20:18:42 | 日記
いろいろ弱いんだと思う。
強くありたいとは思うんだけど。

会社の同僚ちゃんにとっては私は
きっちりしててブレないから
一緒に仕事してて安心なんだって。
それは本当に望む姿だし
そう言ってもらえるとこちらが安心する。

でも万事そうであるようには
なかなかいかない。

ここ半月ばかり心悩ませていた。
何を拠り所に行動を決めるべきか迷ってた。
周りの人はスイスイと動いていく。
迷うこと自体が無能の証なのかと煩悶した。

他の人が、どうしてそれを選ぶのか
知ろうとした。
結局、その人のことは
その人にしかわからないのだ
ということがわかった。

ありとあらゆる人を疑ってみたり
何がそんなに腑に落ちないのかを
自分の心に探ってみたりした。

その人のことはその人にしかわからない
と結論付けておきながら

私は誰かに私のことをわかってほしいんだと
気づいて驚いた。

わかってもらえれば
ぐるぐるは止められる。

他のものが
ぐるぐるし始めるけど
そいつに構うのはまた今度にしよう。

遠回りする理由 川崎大師の参道の不思議

2016-07-25 19:43:52 | 日記
風鈴市に行きたいんだ!という
ムスメを連れて勝手知ったるお大師さんへ

昔、営業してた頃
ここの直営教室の担当だったので
やれ大掃除だのやれ決起会だの
よく車で来たものだ

ついでに事務所にいるみんなに声かけて
「住吉屋のくず餅欲しい人?」
ってオーダーとって買って帰るというね

そこそこ重たいものなので
車ならではのメリット

京急の駅を降りて
表参道と書いた門をくぐり
てくてく歩く

右手にお大師さんの境内が見えてくるが
塀でぐるりと囲まれているので屋根だけ

ここをまだまだまっすぐ行って
それから仲見世通りに迂回して入るんだよ
というと
ムスメが素朴な疑問を投げてよこす

なんでこんなに遠回りなの?
駅の場所か門の場所が途中で変わったの?

ふーむ
そう言われてみると
確かにおかしな作りだ

困った時のグーグル先生

800年ちょっと前
お大師さんが建てられた時は
海方面から来るのが正規ルートだったそうで
そうなると参道の始まりは
今でいう仲見世通りをまっすぐ伸ばした先となる

わざわざ表参道を設定したのは
その通り沿いにくず餅屋などの商店が立ち並んだため
経済効果を狙ってのことらしい
駅の位置もそんなわけでこの場所にしたのだそう

いつも不思議なのはそのくず餅屋
私の贔屓は「住吉屋」だけど
看板の書き方やパッケージの色味が本当にそっくりな
「住吉」っていう店が別にあって
もし誰かに買い物を頼むんだとしたら
わざわざ「あっちじゃなくてこっちだからね」と
言わないと絶対間違える

元町のカバン屋じゃあるまいし

帰りにお土産に買ったくず餅は
並んで待った甲斐あって
作りたてのほんのり温かい包み
美味しいですよ、とお店の人に言われ

今食べる?電車の中で食べる?そうする?

とがっつくムスメ

いくらなんでも
きな粉や黒蜜を散乱させながら
車中でこれ食べてたらヤバかろうよ

急いで帰宅して早速食べると
発酵の香りもほのかに上品な美味しさ

作り方のしおりを音読するムスメ

「雨に濡れた小麦粉がもったいないのでこねて水の入った樽に入れ
そのまま忘れてしまったのを翌年の飢饉で思い出し
沈殿した上質なグルテンをこねて蒸し上げたところ
不思議な食感の餅が出来上がったので聖人に献上した」
などなど

つまり

一年忘れてたのね
それを思いきれずにどうにかして食べようとしたのね
怪しいものができたけど
とりあえず徳の高いお方なら死にゃしないでしょうと
毒味させたわけね

お腹の丈夫な人でよかったことだ

まとめ

・遠回りは大儲けの元。
・功徳を積めば長生きできる。
・くず餅に葛粉は入ってない。