まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

味覚の話

2016-07-17 01:52:01 | 日記
プールんとこのかき氷はさー
色が違うけどおんなじ味なんだよね

今日の秘密基地で
小学二年生女子が言った

わー、よく知ってるね!
赤や黄色や緑があるよねー
あと、青も!

って言ったら

うん、ブルーハワイ!
って

いやしかし
ブルーハワイってひどいよね
ホワイトアトランティックとか
グリーングリーンランドとか
言わないのにさ

まあそれはいいとして

それで食べたらへんてこな色の舌に
なるんだよねー、
って言ったら
うんうんうなづいてた

私が彼女らの頃には
そのことにまだ気づいてなかった
きちんとした味覚を持つことは
たいせつなことだ
秘密基地に入り浸ってるのだから
すぐとなりで採れる
おいしい野菜を食べて
育ってるにちがいない

うちのムスメにいたっては
小さいときからお世話になってる
お菓子教室の先生のポリシー
よい素材でていねいに
が、体にしみついているから

修学旅行のゆうごはんに
添えられたスポンジケーキのデザート
まるで手をつけず友達にあげたりして

だって、見ればわかる
美味しくないに決まってる
無理だもん、こんなに大人数に
こんな短時間でケーキなんか

とか言いやがる

彼女の大好物
ドライフィグ紅茶煮を
遊びに来た友達が
うぇぇぇ、って残すのを
不思議そうに見てる
そんな小学生だった

たまにはマック行ったり
カップヌードル食べたり
するんだけど
それらがケミカルな味つけで
添加物も山盛りで
体のためにはよくないって
知ってることはだいじで

そういう感覚をこどもが
体で、舌で
覚えられるようにするのは
まわりのおとなの務めだよね

わぁ、ほんとのいちごだ!
ってよろこんで
かき氷を食べてくれる様子を
見ながら
そんなふうに思った