雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

夏の嵐。

2005年08月06日 | Wonder of Autism
お昼ご飯を食べながら、「ちびくまくんはきょうはどこへ
つれていってもらうのかな?」と言いはじめた息子。

「どこへ行きたいの?」と訊くと、
「うーん、えーーとねえ、おかあさん、きょうはあついねえ」

どうやら、またプールへ行きたいらしい(笑)。
でも、空は昼前からかなり雲が厚くなってきました。
「ちびくまくん、でも、きょうはお昼から雨になりそうだから、
 プールはやめておいたほうがいいんじゃないかな。
 ***ミュージアムなら、雨がちょっとくらい降っても大丈夫だから、
 そっちにしない?」
と言うと、いかにも残念、という顔をします。
(やっぱりプール行きを狙っていたか(笑))

それでも、瞬く間に気をとりなおして、
「じゃあ、***ミュージアムにつれていってください。
 プールはまたこんどにします。こんどはなんがつなんにち?」
「そうね、じゃ、来週お天気がいい時に行こうね」
「らいしゅう?じゃあ、らいしゅうはプールいこうね」
と、やっと納得した風情。

ところが、そのうち、みるみるうちに外が真っ暗になったかと
思うと、突然、バケツをひっくりかえしたような激しい雨が
振り出しました。その上、「バリバリバリッ!!」という雷鳴が・・・


バリバリバリッ、ドッカーン!!
ゴロゴロゴロ、パキーーーーン!

かなり近いところにあるようで、すごい音がします。
日頃はあまり雷を怖がることのない息子も、あまりすごい音に
「まどしめとかないと」と慌ててベランダのサッシを閉めて、
家の奥へ逃げ込んで布団を被って様子を伺っています。

すっかり真っ暗になった空に、稲光が幾筋も走って、
すごい光景になってきました。
するとちびくまが、
「こんなにあめやかみなりだったら、おでかけできないねえ」

ほー。
以前なら、一度「出かける」と決めたら、雨が降ろうが槍が降ろうが
出かけなければ気がすまなかったんですが。
しかも、今日は「雨でも行ける」と私は言ってしまっています。
それでも、「雨は雨でも、出かけられるような雨ではない」という
判断が彼にもついたということなのでしょう。

結局、その雨と雷は2時間近く続いてしまい、雨が上がった頃には
***ミュージアムにこれから行ける、という時間では
なくなっていました。
「きょうは、あめとかみなりでおでかけできなくて、
 ざんねんだったね。またいこうね」
とちょっぴり残念そうにつぶやいたちびくま。

うん。また行こうね。

蛸はどこにいる?

2005年08月03日 | adorably autistic
米国から帰国して既に5年半が過ぎました。

「今は発語は100%英語だけど、日本に帰ったら
おそらく半年以内に、きれいさっぱり忘れてしまいますよ」
帰国前に息子を診察した発達小児科医の言葉は当たりませんでした。
彼は今も英語の絵本やビデオやCDを楽しみ、インターネットで
アメリカの幼児向けのオンラインゲームを楽しんでいます。
お気に入りの台詞は日本語訳も覚えて、対訳方式で語るのが
大好きです。

今日も息子は、そんなゲームの1つを楽しんでいました。
アルファベットの文字をクリックすると、その文字で
始まる単語が絵と共に表示されるのです。

"A is for apple, Bis for bird..."
歌うように読み上げていって、Oのところまできました。
"O is for octopus!"
「ねえねえ、おかあさん、octopusはにほんごでは?」
「えーと、何だったかなあ・・・」
とぼけてみると、息子は当てて欲しくて、一生懸命に
ヒントをくれます。

「ほら、おかあさん、"た"のつくことばだよ」
 「うーん、たぬき!」
「ブッブー。うみにいるの」
 「ああ、じゃあ、たこ?」
「ピンポーン

でも、蛸が海に居る、なんて、ちゃんと知ってたんだなあ、と
ちょっと感心して、
「でも、ちびくまくん、蛸が海に居るの、よく知ってたね。
 すごいね~」
と誉めてやると、すっかり得意になったちびくま。

「えっとね、それから、たこ焼きの中にもいるの!」
・・・確かに。

プール三昧。

2005年08月01日 | adorably autistic
今日は、息子は朝からM小のプールに出かけました。

ちびくまの通うM小でも、夏休みのプール開放が
7月21日~8月4日まであります。
でもこれは、校区の子どもが地区別に入り、保護者が
当番制で見守りをするものなので、
校区外から通っていたり、プールで遊ぶのに介助が必要な
障級の子どもたちが参加することはできません。

それで、毎年、2日だけではありますが、障担と
介助の先生方全員が出勤して、送迎バスも走らせて
障級の子どもたちもプール開放に来た子ども達に
混じって、プール遊びをさせてくれるんです。
わずかな時間ではありますが、親にとっては貴重な
レスパイトの機会でもあります。

今朝はお天気のほうが生憎の曇り空で、ちょっと心配だったんですが、
息子が出かけるとだんだん晴れて、ついには快晴に。
(やっぱり晴れ男)
障級の友だちや先生たちと一緒に、水遊びを思いっきり楽しんだ
ようです。

快晴続きの自然学校に続き、7月の臨海学習、その他に
これまで私と行ったプールが2回、ガイヘルさんと4回、
地元のF小のプール開放が3回。
まさにプール三昧の日々を送るちびくまは、既に
真っ黒に日焼けしていますが、これからも
ガイヘルさんと共に、プール三昧の日々を送る予定です。

去年は、これに全て私1人で付き合って、疲労困憊の夏休みでしたが、
今年は支援費や社共のレスパイトサーピスなど、社会資源を
使わせてもらって、少し余裕をもって過ごせそうです。