雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

学会は続く。

2005年08月27日 | 「発達障碍」を見つめる眼
さて、自分たちの発表を無事終え、プラスのフィードバックに
気を良くして、すっかりボルテージの上がった私たち。

夜の懇親会にももぐりこみました。「ただの保護者」なんて
私たちだけじゃないのか、と思うくらい、周りは
TVで見たことや書店に並んでいる本の著者として
お名前を見たことのあるような大物の先生がごろごろ。

芸能人集団のなかに紛れ込んだミーハー娘のように
すっかり舞い上がった私なのでした。

驚きでもあり嬉しくもあったのは、そんな中でもなお
私たちに「シンポを聴きました」と声をかけてくださったり
私たちの歯に衣着せぬ意見に真剣かつ真摯に耳を傾け
向き合ってくださったりする先生が何人もいらしたことです。

その後場所を移して、さらにヒートアップする私たち。
自閉症についての話題で思う存分盛り上がった後
ホテルへ帰還。
とっても幸せな思いに浸りながら眠りについたのでした。



プレゼン本番。

2005年08月27日 | 「発達障碍」を見つめる眼
さて、一夜明けて、いよいよ本番。
プログラムを見ると、同じ時間枠で、すっごい肩書きの
人たちが並行して自主シンポを開いています。
はてさて、お客さんが入るのか。

「まあ、10人聞いてくれたらいいんじゃないの」
気負うことなんてない、私たちは私たちのありのままで、
私たちがこれまで積み上げてきたものを聴いてもらおう、
そんな風に言い合って、本番開始。

最後列には私たちの応援団である2人の大先生方の姿もあり、
私たちに無言のエールを送ってくれます。

4人が4人、それぞれの個性を生かしたプレゼンをし、
そこにもう1人の仲間の補足意見を加えて、
タイムアップ。

多少の出入りはありましたが、だいたい40~50人くらいの方が
私たちの話を聴いてくださったようです。

さて、終わってから、「聴いて元気が出ました」
「このエネルギーをもらって、また現場で頑張ります」
「迷ったけど、このシンポを聴いてよかったです」と
何より嬉しいフィードバックを幾つかいただきました。

専門家のための場に、単なる保護者の肩書きで
踊りこむことには勇気が要ったけど、
頑張ってよかったよね、と私たちもすっかり元気になったのでした。

聴きに来てくださった皆様、
応援してくださった先生方、
本当にありがとうございました。貴重な経験でした。