息子は、学校生活に慣れてくると、通学バスにバリエーションを
つけるようになりました。
普通、通学や通勤にバスや電車を使う場合、毎日乗る路線は
決まっていて、乗る時間も大体一定になってくるものだと
思うのですが
息子の場合、逆に、乗る路線や時間を変えて楽しむように
なってきたのです。
最初は、帰り、乗り換えする駅前ターミナルでしばらく
バスを眺めてから帰ってくるようになり、
次には、朝も少し早めに出て、駅前で朝のラッシュで
出入りするバスをひとしきり眺めてから
学校へ向かう路線に乗るようになりました。
それから、今度は、自宅前のバス停を通らない
路線に乗って、一番自宅に近そうなバス停で降りて、
そこから歩いて帰ってきたり、
逆に朝、もよりのバス停ではない少し遠くの
バス停まで歩いていって、そこからいつもとは
違うコースで駅まで行くことを楽しんだり
しています。
(障碍者手帳を持っていても3割引きにしか
ならない通学定期ではなく、半額になるICカードを
使っているからこそできることかも
しれませんが)
おかげで、息子の出発時間と下校時間は毎日
バラバラ。毎朝、TV画面の時計を見て
「あっ、もう出かけなくっちゃ」と出発時間を自己管理し、
「今日はねえ、○時○分発の○系統で帰ってきたんだよ。
明日は何系統に乗ろうかなあ」とニコニコ考えている
様子を見ていると、中学時代に何度も遅刻をさせても
「出発時刻を自分で考える訓練」をさせたり、
「ネットでバスの時刻を調べて移動の計画を立てる」
授業をしてもらったりしたのが生きてきているなあ、と
思います。
「『いつも同じ』が好きで、変化や
変更は嫌い」と思われがちな自閉っ子ですが、
「強いられた変更」や「思わぬ変更」には弱くても
こんな風に、自分の興味や好奇心を満たすことなら
どんどんバリエーションを増やすことが
できるんだなあ、と改めて感心しています。
小さいときはどうしても「好きなこと」や「こだわりの
あること」よりも「できること」を増やしたくなりますが
「好きで、こだわれること」の間口をできるだけ
広げ、その子と繋がれるチャンネルを増やしておくことが
結局は「できる」「やりたい」に繋がるのかもしれません。
つけるようになりました。
普通、通学や通勤にバスや電車を使う場合、毎日乗る路線は
決まっていて、乗る時間も大体一定になってくるものだと
思うのですが
息子の場合、逆に、乗る路線や時間を変えて楽しむように
なってきたのです。
最初は、帰り、乗り換えする駅前ターミナルでしばらく
バスを眺めてから帰ってくるようになり、
次には、朝も少し早めに出て、駅前で朝のラッシュで
出入りするバスをひとしきり眺めてから
学校へ向かう路線に乗るようになりました。
それから、今度は、自宅前のバス停を通らない
路線に乗って、一番自宅に近そうなバス停で降りて、
そこから歩いて帰ってきたり、
逆に朝、もよりのバス停ではない少し遠くの
バス停まで歩いていって、そこからいつもとは
違うコースで駅まで行くことを楽しんだり
しています。
(障碍者手帳を持っていても3割引きにしか
ならない通学定期ではなく、半額になるICカードを
使っているからこそできることかも
しれませんが)
おかげで、息子の出発時間と下校時間は毎日
バラバラ。毎朝、TV画面の時計を見て
「あっ、もう出かけなくっちゃ」と出発時間を自己管理し、
「今日はねえ、○時○分発の○系統で帰ってきたんだよ。
明日は何系統に乗ろうかなあ」とニコニコ考えている
様子を見ていると、中学時代に何度も遅刻をさせても
「出発時刻を自分で考える訓練」をさせたり、
「ネットでバスの時刻を調べて移動の計画を立てる」
授業をしてもらったりしたのが生きてきているなあ、と
思います。
「『いつも同じ』が好きで、変化や
変更は嫌い」と思われがちな自閉っ子ですが、
「強いられた変更」や「思わぬ変更」には弱くても
こんな風に、自分の興味や好奇心を満たすことなら
どんどんバリエーションを増やすことが
できるんだなあ、と改めて感心しています。
小さいときはどうしても「好きなこと」や「こだわりの
あること」よりも「できること」を増やしたくなりますが
「好きで、こだわれること」の間口をできるだけ
広げ、その子と繋がれるチャンネルを増やしておくことが
結局は「できる」「やりたい」に繋がるのかもしれません。
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