雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

オープンスクール(その1)

2007年11月10日 | 楽しい学校生活
行事続きの秋、今日はちびくまの通う中学のオープンスクールです。
久しぶりの授業参観ですし、2時間目と3時間目の両方を
見ることができるというので、私も楽しみにしていたのですが
息子はそれ以上にこの日をわくわく待ち望んでいました。

息子の通うF中学は、ちびくまが卒業する平成22年の4月から
市の特別支援教育センター校になることになっていて、
ハード面でもソフト面でも、この街の特別支援教育の
中核的役割を果たす学校になる予定になっています。

その計画が正式に公表されて初めてのオープンスクールなので
「どんな学校なのか一度見ておこう」という小学生の親御さんが
きっと何組も見に来るよ、とちびくまに話したところ、

「どんな人がくるかな~。何人くるのかな~。
 作業のお勉強と数学のお勉強を見てもらうんだよね~」
と大興奮。「ぼく、参観楽しみにしてるんだよ」と
何度も繰り返し、指折り数えて待っていたのでした。

ちびくまは「ギャラリーがいるとモチベーションが上がるタイプ」で
先日、県教委と市教委の視察が入ったときも、それはもう大はりきりで
受け答えまでが普段と全く違っていて、障担K先生は
笑いをこらえるのに苦労したそうです。

さて、いよいよ参観の時間。教室に行くと私が一番乗りで、
息子はクラスメートのSくんとパソコンで遊んでいるところでした。
K先生が教室に入ってきて、チャイムが鳴り、2時間目・作業の
始まりです。

先生の指示で、Sくんはパソコンに向かって黙々と
ワードの入力練習を始めます。
息子はたたんであるエプロンを広げ、
着用して後ろ手に蝶結びをして先生に見てもらい、
OKが出たらはずして畳みなおす、という課題。
靴の紐がきちんと結べるようになったので、
生活の中で使えるほかのひも結びということで
先生が考えてくれたものです。
そして、これはそのまま給食当番、という次のステップへ
つながることになっています。

ところが、興奮しているのか、ちびくま、全く落ち着きが
ありません。「デデデデデ~」と奇声(というか、喜びの
声なんですが)を発しながら、教室の中を行ったり来たり、
両手で膝をバンバン叩いたり(これも嬉しいときのポーズ)
くるくる回ったりしながら、

それでも割合にスムーズに5回課題をこなして、先生に
OKをもらいました。次はワードでの入力です。
キーボード操作が非常に速いので、あっという間に
入力は完了します。

最後は、アイロンビーズ。手先の細かい作業をする機会が
あまりないので、そのあたりを狙ってとりいれてもらったものです。
絵を描くとかブロックを組み立てるという、造形系にほとんど
興味をもたないちびくまですが、たまたま先生が大好きな
国旗の図案集を見つけてくれたので、やっとモチベーションを
引き出すことができました。

今日はこれまで作り溜めてきたいくつかの作品に
アイロンをかけて仕上げます。