雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

進歩

2007年05月02日 | 楽しい学校生活
さて、昨日給食を食べられたことに自信をつけたちびくま、
「今日も給食を頑張るよ」と宣言してから登校しました。

「彼は歩くのがとても好きみたいだし、学校の外に出る
 時間を取ると、リフレッシュできるみたいなんですよね」と
K先生は今日も2人でのウォーキングの時間を取ってくれました。

学校から少し離れた公園まで歩いて行って、公園の遊具を全制覇。
ちびくまは「迷路が楽しかった」と先生に伝えたようです。

学校に帰ってからはパソコンで遊んだり、Wordで自分用の
来週の予定表を作ったり、「インターネットできるカード」
(学校で給食を食べるとシール1枚、終業まで学校にいられると
 シール1枚、シール16枚で「学校でインターネットができる」
 ごほうび付き)を作ったり・・・

一見遊んでばかりですが、ちゃんと私が入学前にお願いした
「先生との信頼関係づくり」
「運動が苦手なので体を積極的に 動かす体験を」
「得意のパソコンを生かして」
「週間予定表があると先の見通しが立ちやすいので安心する」
といった要望が盛り込まれています。

知らない人から見ると「指導もしないで遊んでいる」
「生徒を甘やかして言いなりになっている」ようにしか
見えないだろうに、周りの目よりもちびくま本人の気持ちに添って
過ごすことを大切にしてくれるこの先生を
ちびくまが信頼して頑張ろうとしているのはごく当然のことのように
思えます。

今日はこれまで脱ぎっぱなしだった体操服を畳むための
新アイテム(家庭での洗濯物たたみを重度のお子さんの日課として
指導したお母さんから教えてもらった「畳むための型紙」を
家庭訪問のときに先生に見せてみたら、早速作ってみてくれました)
まで導入されて、さりげな~く生活スキルの指導も入っているのでした。


今日、ちびくまが選んだ給食はパンとオニオンスープ。
そして取った分は完食した上で、「今日は5時間目(本来の
終業時間)まで頑張る」と自分で決めて、終業時間まで
学校で過ごしてきました。
やはり、「給食は嫌いなものでも全部食べないといけない」という
プレッシャーが全ての壁になっていたようです。

帰ってきたちびくまは
「今日は5時間目まで頑張ったから疲れちゃった。
 明日からお休みだから、おうちでゆっくりしようか」


ええ、ええ、どうぞ思う存分ゆっくりしてください。
キミもK先生も、びっくりするくらいよく頑張ってくれたもん。