雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

プレゼント

2005年12月29日 | adorably autistic
世間では昨日が仕事納めというところが多かったようですが
うちの夫は今日まで仕事。

今日はちびくまがいるので掃除もできないし、というわけで
午後から息子のリクエストで2人で近くの大型スーパーへ行きました。
年越しの買い物なのか、結構な混雑ですが、息子に付き合って
玩具売り場とゲームセンターをはしご。

そろそろ帰ろうか、と言うときになって、ふと催事場を
通りかかると、新古品と中古のビデオの安売りコーナーが。
新古品のワゴンを覗いたちびくまの顔がぱっと輝きます。
大好きな「おかあさんといっしょ」のビデオ。それも、先代の
うたのおにいさんとおねえさんの引退記念のもの。

値段をチェックすると¥780、これは買いでしょう。
「欲しかったら、買ってもいいよ」と言うと、「かう~」

ちびくまは、こういうときでも、たいていは
「いい。かわない」と言うことが多いので、こんな風に即
「買って~!」という反応が返ってくることは
珍しいのです。よっぽど気に入ったのかも。

もちろん、こういうチャンスは逃さず、お金を持って
レジの長い列に並び、お金を払っておつりと品物を受け取る、という
一連の作業は自分でやってもらいます。

品物を受け取った息子は、駐車場まで向かうエレベーターの中でも
ニコニコ笑顔。車の中でも「きょうは、*ティでビデオかってもらったね。
ちびくまくんが2がっきがんばったからだね~。やった~」
(そういう理由付けを考えたか~(笑))

マンションのエレベータを降りたところで顔見知りのおばさんに会い、
「こんにちは!」と声をかけられたのにも
「ビデオかってきました~」と返事。

家に帰るなり早速ビデオを開封してテレビにかじりついて見ています。
時々私のほうを見て、
「おかあさん、ビデオ、かってよかったね~」と
ニッコリ。

最近、自分ところの掲示板でもよそ様の掲示板でも立て続けに
クリスマスプレゼントの話題になって、
息子にサンタを信じさせる努力もしていなければ、
クリスマスプレゼントを用意もしない私って、ひょっとして
冷たい親なんだろうか…
とちょっと落ち込んだのだけど
大喜びでビデオを巻き戻してまた見ている息子の笑顔を
見ていたら、元気復活。

定型発達の子どもと自分の子どもとか、
定型発達の子ののお母さんと自分とを比べることは
とうの昔に辞めている私が、自閉っ子のお母さん相手だと、
「あの人はやってあげているのに私は…」って比べてた。
多数派がどうあろうとも、私にとって一番大切なのは
息子自身が「自分は認められている」「大切にされている」と
感じながら日々を暮らしていけること、
それを貫いてきたはずなのに、ささいなきっかけで揺らいでた。
大切なことを思い出させてくれるのは、いつも目の前の息子です。
別にクリスマスでなくても、ちびくまが、自分がいい子だから
親にプレゼントをもらった、と喜んでんねんから、それでええやん。
おしっ