今朝、私の祖母が亡くなりました。
99歳、いつもどおり朝ごはんを食べている間に
突然こと切れました。大往生です。
私のところに連絡が来たのが今日のお昼過ぎ。
普通なら明日がお通夜であさってが葬儀だと思うんですが、
なんだかんだの都合で、急遽、今晩がお通夜になり、
息子を連れて出席することになりました。
「ひいばあちゃん」に息子は会ったことがありません。
たぶん「死んだ」ということもあまり理解できないでしょう。
でも、学校から帰った息子に、
「明日おばあちゃんのお母さんが天国へ行ってしまうので
今日の夜さよならの会があるから、一緒に行ってください」と言うと、
突然のことに混乱した様子の息子でしたが、しばらくつじつまの
合わない独り言を言いながらうろうろしていた後、
私のところへ来て、「おかあさんといっしょにおでかけします」と
言ってくれました。
実家まで車で行き、そこから私の父(おじいちゃん)と一緒に
電車で会場へ向かいます。亡くなった祖母の実娘である
おばあちゃん(私の母)と私の実弟は一足先に会場に着いて待っていました。
その他に来ているのは私の伯父夫婦、叔父夫婦、それに2人の伯母、
いとこ2人、それに片方のいとこの連れ合いと3人の子どもたち、と
親族ばかりでしたが、ちびくまにとっては私の両親と
弟以外は初対面。
突然のことですし、初めての場所、初めての人たちに囲まれて
初めての経験、息子には負担が大きいかもしれません。
まず親族控え室に顔を出して、軽くあいさつだけしてから
通夜式の会場へ息子を連れて行きました。
既に祭壇がしつらえられ、祖母の棺がありました。葬儀専用の
会場なので、映画館のようなすわり心地のいい椅子席です。
「ここで、大きいおばあちゃんさようならの会をします」と
息子に言うと、
「ちびくまくんはどこにすわる?」
「ちびくまくんはどこに座りたい?」
「うーんとね、ここがいい」
「じゃあ、そこにしましょう」
その後、式が始まるまでは息子は私の両親と一緒に
控え室で過ごしていました。
先日の東京行きの話を「えっとね、さいしょはバスにのって
こうべにいったの。それから、プリンセスロードにのって
とうきょうのしぶやへいきました。そこから…」と
きちんと説明できていたので、ちょっとびっくり。
さて、時間になり、通夜式が始まりました。
私の母方は神道の家なので、お葬式は神式です。
お焼香ではなく、結婚式と同様、玉串奉典をします。
ちびくまに「おかあさんといっしょに、はっぱどうぞ、する?」と
訊くと「しない」との答え。
通夜のさまざまな儀式を神主さんが行っている間、
ちびくまは疲れたのか、椅子に座ったまま眠ってしまいました。
その間に、私も玉串をささげて、祖母とお別れをしました。
ちびくまが、目を覚ましたのは式が終わるころ。
「もうおうちかえる?」と訊く彼に
「お腹空いたから、晩御飯を食べてから帰りましょう」
通夜ぶるまいの席では、料理を少し取り分けてもらって
みんなと少し離れたテーブルで食べることにしました。
「おいしいねえ、おいしいねえ」とニコニコしながら食べる彼に、
親戚たちも「そう、良かったねえ、たくさん食べてね」
…得なキャラだ…。
明日は障級のクリスマス会、せっかく劇の練習を頑張ってきた
息子を欠席させるのも、1人だけ家族が来ないのもかわいそうです。
それで、私は葬儀への出席はしないで許してもらうことにしました。
そのことを親戚たちに言って挨拶していると、
わかっているのかいないのか、息子も別の親戚に
「ちびくまくんは、あしたはMしょうがっこうのクリスマス会で
げきをしますので~」と言って、
「そうか、頑張ってな」と言われていました。
いよいよ帰宅するときにも、誰に言われたわけでもないのに
「じゃあ、ちびくまくんはかえります。さようなら。
みんな、からだにきをつけて」
ビデオか本のせりふをそのまま使ったのだと思うのですが、
なんとも場面に合っています(笑)
電車で私の父と弟と一緒に実家へ帰り、そこから車で
家に帰り着いたのは夜10時をまわっていました。
息子よ、お疲れ様。
5歳のとき、夫の父が亡くなったときには、通夜や葬儀への
出席など、とてもできない状態だった息子ですが、
6年でこんなに成長してくれたんだなあ、と感慨もひとしおでした。
99歳、いつもどおり朝ごはんを食べている間に
突然こと切れました。大往生です。
私のところに連絡が来たのが今日のお昼過ぎ。
普通なら明日がお通夜であさってが葬儀だと思うんですが、
なんだかんだの都合で、急遽、今晩がお通夜になり、
息子を連れて出席することになりました。
「ひいばあちゃん」に息子は会ったことがありません。
たぶん「死んだ」ということもあまり理解できないでしょう。
でも、学校から帰った息子に、
「明日おばあちゃんのお母さんが天国へ行ってしまうので
今日の夜さよならの会があるから、一緒に行ってください」と言うと、
突然のことに混乱した様子の息子でしたが、しばらくつじつまの
合わない独り言を言いながらうろうろしていた後、
私のところへ来て、「おかあさんといっしょにおでかけします」と
言ってくれました。
実家まで車で行き、そこから私の父(おじいちゃん)と一緒に
電車で会場へ向かいます。亡くなった祖母の実娘である
おばあちゃん(私の母)と私の実弟は一足先に会場に着いて待っていました。
その他に来ているのは私の伯父夫婦、叔父夫婦、それに2人の伯母、
いとこ2人、それに片方のいとこの連れ合いと3人の子どもたち、と
親族ばかりでしたが、ちびくまにとっては私の両親と
弟以外は初対面。
突然のことですし、初めての場所、初めての人たちに囲まれて
初めての経験、息子には負担が大きいかもしれません。
まず親族控え室に顔を出して、軽くあいさつだけしてから
通夜式の会場へ息子を連れて行きました。
既に祭壇がしつらえられ、祖母の棺がありました。葬儀専用の
会場なので、映画館のようなすわり心地のいい椅子席です。
「ここで、大きいおばあちゃんさようならの会をします」と
息子に言うと、
「ちびくまくんはどこにすわる?」
「ちびくまくんはどこに座りたい?」
「うーんとね、ここがいい」
「じゃあ、そこにしましょう」
その後、式が始まるまでは息子は私の両親と一緒に
控え室で過ごしていました。
先日の東京行きの話を「えっとね、さいしょはバスにのって
こうべにいったの。それから、プリンセスロードにのって
とうきょうのしぶやへいきました。そこから…」と
きちんと説明できていたので、ちょっとびっくり。
さて、時間になり、通夜式が始まりました。
私の母方は神道の家なので、お葬式は神式です。
お焼香ではなく、結婚式と同様、玉串奉典をします。
ちびくまに「おかあさんといっしょに、はっぱどうぞ、する?」と
訊くと「しない」との答え。
通夜のさまざまな儀式を神主さんが行っている間、
ちびくまは疲れたのか、椅子に座ったまま眠ってしまいました。
その間に、私も玉串をささげて、祖母とお別れをしました。
ちびくまが、目を覚ましたのは式が終わるころ。
「もうおうちかえる?」と訊く彼に
「お腹空いたから、晩御飯を食べてから帰りましょう」
通夜ぶるまいの席では、料理を少し取り分けてもらって
みんなと少し離れたテーブルで食べることにしました。
「おいしいねえ、おいしいねえ」とニコニコしながら食べる彼に、
親戚たちも「そう、良かったねえ、たくさん食べてね」
…得なキャラだ…。
明日は障級のクリスマス会、せっかく劇の練習を頑張ってきた
息子を欠席させるのも、1人だけ家族が来ないのもかわいそうです。
それで、私は葬儀への出席はしないで許してもらうことにしました。
そのことを親戚たちに言って挨拶していると、
わかっているのかいないのか、息子も別の親戚に
「ちびくまくんは、あしたはMしょうがっこうのクリスマス会で
げきをしますので~」と言って、
「そうか、頑張ってな」と言われていました。
いよいよ帰宅するときにも、誰に言われたわけでもないのに
「じゃあ、ちびくまくんはかえります。さようなら。
みんな、からだにきをつけて」
ビデオか本のせりふをそのまま使ったのだと思うのですが、
なんとも場面に合っています(笑)
電車で私の父と弟と一緒に実家へ帰り、そこから車で
家に帰り着いたのは夜10時をまわっていました。
息子よ、お疲れ様。
5歳のとき、夫の父が亡くなったときには、通夜や葬儀への
出席など、とてもできない状態だった息子ですが、
6年でこんなに成長してくれたんだなあ、と感慨もひとしおでした。