アメリカから帰国して5年半、
既に「帰国子女」の肩書きには「元」の字がつくほどに
しっかり「普通の日本の自閉症児」に育ったちびくまですが、
ひとつだけ、彼がアメリカで過ごした時間を色濃く残す
特徴があります。
それは、外国語への壁の低さ。
特に英語は彼にとっては聞くのも読むのも楽しい言語で
あるらしく、今でも英語のビデオや絵本、インターネットサイト
(例えばこんなの)を
自ら選んで楽しんでいます。
それだけではなく、英語以外の言語にも興味があり、
幼児向けアニメのイタリア語のサイト、ドイツ語サイトなどを
どんどん探し出しては、何度も聞いて楽しんでいるのにはびっくり。
最近はスペイン語やフランス語で数の数え方を覚えたいと
思っているようです。
彼を見ていると、「話し言葉」というのは、コミュニケーションの
「道具の1つ」に過ぎないんだなあ、ということが
しみじみ感じられます。
「何語を話すか」ではなく、「子どものこころのことば」に
しっかり耳を傾け理解しようとする真摯さと、
何を伝えようとしているのかを感じ取る鋭いアンテナを
常に持ち続けていなければ、「彼にとって」役に立つ支援者ではありえません。
最近、すっかり「おしゃべり」がうまくなった息子の
状態に安心して、あぐらをかいてはいなかったかな、と
少し反省しています。
既に「帰国子女」の肩書きには「元」の字がつくほどに
しっかり「普通の日本の自閉症児」に育ったちびくまですが、
ひとつだけ、彼がアメリカで過ごした時間を色濃く残す
特徴があります。
それは、外国語への壁の低さ。
特に英語は彼にとっては聞くのも読むのも楽しい言語で
あるらしく、今でも英語のビデオや絵本、インターネットサイト
(例えばこんなの)を
自ら選んで楽しんでいます。
それだけではなく、英語以外の言語にも興味があり、
幼児向けアニメのイタリア語のサイト、ドイツ語サイトなどを
どんどん探し出しては、何度も聞いて楽しんでいるのにはびっくり。
最近はスペイン語やフランス語で数の数え方を覚えたいと
思っているようです。
彼を見ていると、「話し言葉」というのは、コミュニケーションの
「道具の1つ」に過ぎないんだなあ、ということが
しみじみ感じられます。
「何語を話すか」ではなく、「子どものこころのことば」に
しっかり耳を傾け理解しようとする真摯さと、
何を伝えようとしているのかを感じ取る鋭いアンテナを
常に持ち続けていなければ、「彼にとって」役に立つ支援者ではありえません。
最近、すっかり「おしゃべり」がうまくなった息子の
状態に安心して、あぐらをかいてはいなかったかな、と
少し反省しています。