雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

自然学校(2)~親離れ子離れ

2005年06月25日 | 楽しい学校生活
出発の朝は薄曇りでした。でも、天気予報では、行き先は快晴。

朝からお弁当を作り、ちびくまと荷物を積んで車で学校へ。
障担が駐車場で待っていてくれました。
ちびくまの荷物はみんなのとは別に、障担の車に
積んでもらいます。

集合場所では、交流級のみんなと当然のように一緒に並んで
出発式をした後、少し離れたところに止まっている観光バスの
ところまで一緒に歩きます。

ちびくまには、専属ボラさんがついてくれました。
自然学校の間は、各クラスに「リーダー」と呼ばれる学生ボラさんが
1人ついてくれますが、障碍児学級の子にはそれとは別に
専属のリーダーがマンツーマンでついてくれるのが、
わが校の伝統です。それに、障担の先生もマンツーマンで
ついてくれるので、実に手厚い支援体制で、親も安心して
送り出せるのです。

バスの見えるところまで来ると、息子は
「ちびくまくんは、すこうし、さびしくなってきちゃった」と
ぽつりとつぶやきました。
でも、バスのところまで来ると、リーダーのお兄さんの顔を
仰ぎ見たあと、私の方を振り返って、ちいさく手を振ると、
あとは振り向かないで乗り込みました。

見送りに来たお母さんたちは40人前後?
子供たちも窓越しに手を振ったり、お母さんたちも
窓の外から声をかけたり、手を振ったり。

我が子をはじめての遠出に送り出す親の心配は
障碍のあるなしに関係ないのだな、と思いました。

バスを見送った後、私はパートの仕事に出かけ、
4時過ぎに家に帰ってきましたが、なんだか何も手につかず
何をするわけでもないのに、家の中をうろうろと
歩き回っているうちに、ただ時間が過ぎていきました。

6時半ごろ、障担から携帯にメールが。
「混雑を避けて級友より一足先に入ったお風呂で、
おしっこが出ました。今はビデオを見ながら
休憩しています。元気です」

これを読んで、ようやく自分の精神状態に気づく私。
つまりは、息子がいないので
淋しくて何もできなかったようです。
晩御飯もなんだか張り合いがなくて作る気がしなくて、
とうとう、スーパーのおすしでごまかしてしまいました。
もうダメダメ

これまで、いつかはくる親離れの時期を見越して、
いろいろなことを準備してきたつもりだったけれど、
私の子離れのほうが、よっぽど準備不足だったようです。