雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

「大好きだよ。」

2005年06月20日 | adorably autistic
「おかあさん、おかあさん、ぼくは、Nせんせいがだいすき!」息子が言う。
N先生というのは、彼の担任ではない。別の障級の先生だが、
息子は週1回、臨床動作法の指導を受けている。

「おかあさん、ぼくは、Kさんがだいすきだよ」息子は言う。
Kさんは、息子が支援費でお世話になっているNPO法人の
代表を務める青年だ。時々、自ら息子のガイヘルを担当してくれている。

息子のパニックと反復質問にこちらがイライラして
「いい加減にしてよ!」とやってしまったとき。
子どもの怯えた顔にはっと我に返って、息子に謝る。
「ごめんね。怒ったりして。悪いお母さんだね」
「ううん。わるいおかあさんじゃない。ちびくまくんは、おかあさんがだーいすき!」

息子の「だいすき」には魔法がある。
そんな魔法をいつまでも失いたくなくて、私もまた息子に魔法をかける。
「N先生も、Kさんも、おかあさんも、みーんな、ちびくまくんが大好きだよ」